【エコキュートお悩みQ&A】タンクのお湯が満タンにならない…これって故障?

エコキュートに関するさまざまな疑問やお悩みを解決するこのコーナー。実際に当社に寄せられた質問をもとに、エコキュートについて気になるあれこれを専門家が解説。今回は、エコキュートのタンク湯量についてTwitterに寄せられた疑問にお答えします。

目次

<Question>タンクが満タンにならないのはなぜ?

お客様からの質問

新築の家にエコキュートを設置しました。エコキュートを「おまかせモード」にして使っていたのですが、暮らし始めてから2〜3日した頃からお湯が満タンにならなくなってしまいました。これは故障なんでしょうか? 「おまかせモード」が不安で現在は手動にしています。

新しくエコキュートを利用し始めたユーザーさんからの相談で、タンクのお湯が満水にならずに不安だということ。おまかせモードで満水にならないのはエコキュートの故障なのかどうか、どうすれば良いのかについてお答えします。

 

<Answer>最も経済的な使い方は「おまかせモード」

まず、タンク湯量が満水にならないのは故障かどうかという質問に対してお答えすると、これは「故障ではありません」

エコキュートには基本的に学習機能が搭載されています。使用しているうちに平均的な湯量や湯温をデータとして蓄積し、そのデータに基づいて効率的にお湯を沸かすようになるのです

「おまかせモード」は、エコキュートが各家庭の使用状況に合わせて必要な量のお湯を必要な温度で提供してくれるもの。つまりタンク湯量が満水にならないのは、エコキュートが質問者さまのご家庭の使用状況に合わせた沸き上げを行っているからです。使わないお湯を余分に作り過ぎないように調整した結果、満水にならない量のお湯が沸き上げられているのだと思います。

満水にならないのが不安で現在は「手動モード」で沸き上げを行なわれているということですが、通常の使い方としては「おまかせモード」を使うのがおすすめです。学習機能によって蓄積されたデータを元に、最も効率的且つ経済的な湯沸かしを行えるからです。

一方で「手動モード」は、来客などイレギュラーな予定がある日に使用します。普段使っている湯量より多くお湯を使う可能性がある場合には、手動モードを使って湯量を多めに設定することで湯切れを防ぎます

もし途中で湯切れを起こしてしまったら、新しくお湯ができるまで待たなければいけなかったり、電気料金の高い日中にお湯を沸かすことになります。それを防ぐために使いたいのが「手動モード」なのです。

通常時は「おすすめモード」を使い、湯量が増える日には「手動モード」で多めに沸き上げるなど、上手に使い分けてエコキュートを利用してみましょう

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