【エコキュートおすすめ機能紹介】配管を簡単自動洗浄! 三菱の「バブルおそうじ」
さまざまなメーカーから販売されている多種多様なエコキュートを取り扱う当社。これから先、お客様が毎日使うものだからこそ、気に入ってお使い頂けるエコキュートを選んでもらいたいという思いから、当社では多くのラインナップをご用意しています。
このコーナーでは、そんな当社だからこそわかる各メーカーの人気機種や機能を紹介します。今回紹介するのは、三菱のエコキュートに搭載される「バブルおそうじ」。これまで大変だった配管の掃除の手間を省いた画期的な機能です。
Pシリーズ、Sシリーズ(一部非対応の形名あり)
ふろ配管を毎日簡単自動洗浄!
三菱のエコキュート(Pシリーズ、Sシリーズ)に搭載されている「バブルおそうじ」は、お風呂の栓を抜くだけで配管の掃除を自動でしてくれる便利機能。洗浄効果の高いマイクロバブルを利用して、排水時に配管内の汚れを落とす仕組みです。
マイクロバブルとは?
マイクロバブルとは、髪の毛の太さほどの非常に細かい気泡。微小な汚れに吸着する性質があるので、皮脂などの細かい汚れも逃さずしっかり取り除きます。さらに、汚れの付着を防止する効果もあります。
「バブルおそうじ」の仕組み
マイクロバブルの洗浄効果を利用することはわかりましたが、一体どのような仕組みで栓を抜くだけで配管が自動洗浄されるのでしょうか。その仕組みについて解説します。
まず、入浴後に浴槽の栓を抜くとお湯が排水されて浴槽内の水位が下がります。水位が下がったことが検知されると、バブルおそうじの循環洗浄が自動でスタート。
排水が始まると浴槽内のお湯が戻り配管を通って貯湯タンクへ、さらに往き配管を通って浴槽に戻ります。この循環開始とともにマイクロバブルを発生させることにより、配管や熱交換器内に付着した皮脂汚れを落とします。
さらに循環洗浄が終わると、約6Lの水を注水。マイクロバブルを含んだ水の水流で仕上げ洗浄することで、配管などに残った汚れを徹底的に落とします。
洗浄威力を検証!
「バブルおそうじ」の仕組みがわかったところで、今度はその洗浄威力について紹介します。
これはマイクロバブルの洗浄力を検証するため、皮脂に見立てた口紅の落ち具合を比較した実験です。マイクロバブルなしの水につけたプレパラートは口紅がほとんど残っているのに対し、マイクロバブルありの水につけた方はきれいに落ちています。これだけでもマイクロバブルの洗浄威力がよくわかりますね。
さらにこちらは、一回の運転動作後の配管断面図をブラックライトで照射した様子。配管にはあらかじめブラックライトで照射すると黄緑色に発光する試薬を油分に溶解させた試験液を塗布しています。
「洗浄なし」「水洗浄のみ」の配管には黄緑色の線が入っていて、油分が残っていることがわかります。それに対して「バブルおそうじ」を使った配管には、ほとんど汚れが見られません。たった1回の運転で、配管の汚れにこれだけの差が出ることがわかります。
15年相当の運転動作後の配管断面図と汚染度測定試験グラフ
15年相当の運転動作後に貯湯タンク内のふろ熱交換器に付着した汚れ(油分量)を測定した実験では、結果の差がさらに顕著になります。バブルおそうじを使用すると、使用しなかったときと比べて汚染度を約79%も抑制できることがわかりました。
エコキュートは寿命が約10年と言われており、その間毎日使うものです。長い間、毎日使うものだからこそ、毎日配管を清潔に保ってくれる「バブルおそうじ」は魅力的な機能ですね。ぜひエコキュート選びの参考にしてください。