在庫不足に即対応! 弊社代表自ら1074kmを走行してエコキュートを届けた話

エコキュートの取付け&交換工事は、現場となるお客様のご自宅環境や状況によりさまざまなケースが想定されるもの。そのため、弊社ではお問い合わせ頂いたお客様のご要望にできる限りお応えできるよう、臨機応変な対応を心がけています。これまでにも、全国に点在する支店間で連携をとることにより、さまざまなケースに対応してきました。

そこで、日々の施工や業務の様子を一部紹介! あらゆるパターンに誠心誠意、対応する様子が少しでも伝われば幸いです。

今回は、博多支店で発生した一部商品の欠品を受けて、弊社代表が自ら4トン車を走らせ、横浜から博多にエコキュートを届けたお話です。

目次

エコキュートの交換需要が急増!

ことの始まりは8月初旬、九州各地で発生した大雨の影響によりエコキュート交換の問い合わせが急増しました。集中豪雨など激しい雨が続いた場合、給湯器の内部に雨水が入ってトラブルを起こしたり、本体が浸水してしまうなど、故障の原因を引き起こしやすいのです。

そんな折にお問い合わせ頂いたのが、福岡県のF様邸。ダイキンの薄型エコキュート「EQ37HFTV(タンク型番TU37HFTV)」が壊れてしまい、お風呂に入れないという緊急事案でした。そこでエコキュート交換のご相談を頂き、あらたに三菱の薄型エコキュート「SRT-W375Z」を取り付けることになりました。

弊社では、エコキュートの故障によりお湯が使えなくなってしまったご家庭のお悩みを少しでも早く解決したいという思いから、常時エコキュートの在庫を多く用意。これにより、交換の問い合わせが急増する災害時にも多くのご家庭に対応可能です。

ですが今回は、さまざまな要因が重なり博多支店の在庫が逼迫していたのです…。

まず一つは、半導体不足によるメーカーの生産遅延。ニュースなどでも報道されている通り、現在世界的な半導体不足があらゆるメーカーに影響を及ぼしています。当然その影響はエコキュートメーカーにも及んでおり、今回博多支店の一部商品に欠品が発生してしまいました。さらに大雨の影響があいまって、エコキュートの交換需要が急増!

そこで、関東の支店から博多支店にエコキュートを運ぶことになりました。

が、ここでも問題が発生!このとき、ちょうど東京五輪開催中であったこと、お盆休み直前の時期であったことから、エコキュートを運搬するためのトラックがすべて出払ってしまっていたのです。

そこでレンタカーを探した結果、1日だけレンタルできる4トン車を発見。「これしかない!」 次の瞬間、車をレンタルしていたのは弊社代表でした。今回レンタルできたのは、4トントラック。これを運転できる人は社内でも限られます。大手物流会社でセールスドライバーをしていた経験を持つ弊社代表にとって、大きなトラックの運転はお手の物。というわけで、代表自ら運転して、横浜から博多までエコキュートを運搬することに決めたのです。

ちなみに代表はこの前日に宮崎本店に出張へ行っており、横浜に帰ってきたばかりでした(笑)。「ついさっきまで九州にいたのに…」という声が聞こえてきそうですが、エコキュートが故障して困っているお客様を放っておくわけにはいきません。お客様の困ったに対応したいという一心で、2時間弱のフライトで戻ってきた九州までの道のりを、今度は半日かけて運転していくことに決めました。

翌朝、早朝からエコキュートを積み込み、いざ出発!

博多までの道中に思い出した「トラック運転手の気持ち」

久しぶりに4トントラックを運転した代表は、博多まで道すがらさまざまなことを思い出したそう。

(助手席から社員が手を伸ばして撮影しています!写真は弊社マスコットキャラクターの光太(こうた))

たとえば、高速道路を走る「トラック運転手の気持ち」。

高速道路の渋滞は、トラックの「ノロノロ運転」が原因などと言われることもありますが、トラックの運転は本当に大変なんです!

重い荷物を積んだトラックを運転する長距離ドライバーには、さまざまなスキルが要求されます。まず大前提として、トラックは基本MT車。AT車のようにアクセルを踏むだけではなく、速度を変えるたびにクラッチを踏み、ギアチェンジする必要があります。そのため、トラック運転手はなるべく定速で走ろうとするのです。

しかし、積んだ荷物の重量が大きければ大きいほど、当然トラックには負荷がかかります。そのトラックを一定の速度で走行させることは、実は想像以上に大変です。

たとえば急な勾配があった場合、上りであればトラックは一気に減速。アクセルを全開に踏んでいても、70km/hほどのスピードになります。下り坂の場合も、普通車よりもはるかに制御力のあるエアブレーキを踏むことにより必要以上に減速してしまうなど、細かな道路状況の影響をダイレクトに受けてしまいます。

(助手席から社員が手を伸ばして撮影しています!)

また、大型トラックにはスピードリミッターの装着が義務付けられており、そもそも90km/hまでしかスピードを出すことができません。運送会社の多くが「社速」とする80km/hで走っているトラックが前を走行していた場合、90km/hでこれを追い越すことがどれだけ大変なことかは想像に難くありません(高速道路の追越車線でよく見かける「トラックの並走」もこれが原因です)。

実際に4トン車を走らせながら、「これはたしかに、上り坂や二車線の道路で渋滞が起こるのも当然だな~」と、トラック運転手の苦労を痛感した代表でした。

エコキュート12台を無事に納品!

そんなことを考えながら車を走らせること約12時間…ようやく博多に到着しました。着いたのが夜中だったため、この日は博多に一泊。翌朝、エコキュート12台を博多支店に納品し無事に任務完了です! そしてすぐさま、帰路につきました(横浜を目指して再び1000kmの道のり…おつかれさまです)。

ちなみにこのときは、九州の薄型が全体的に枯渇しているようだったので、薄型おおめの三菱薄型エコキュート「SRT-W435Z」5台、三菱薄型エコキュート「SRT-W375Z」5台、さらに三菱角形エコキュート「SRT-W465」2台を納品。F様邸のエコキュート以外の11台も約1週間で完売しました。

今回はイレギュラーな出来事が重なったため、代表自ら4トン車を運転してエコキュートを届けるという異例の事態となりましたが、「お客様の困ったにすぐに対応する!」という姿勢は日頃より弊社全員が心がけていることです。

今回のようにイレギュラーな事態が発生した場合や難しい施工ケースでも、できる限りお客様のご要望にお応えできるよう対応いたしますので、ぜひ一度お問い合わせください。

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