出窓からタンクを搬出入

今回交換工事に訪れたのは、神奈川県横須賀市。神奈川県南東部の三浦半島に位置する市で古くから海岸線の埋め立てが行われており、現在の中心市街地も大部分が埋立地にあります。交換工事のご依頼を頂いたI様のご自宅は、家屋前に広々とした駐車スペースがある大きな一軒家。隣家との間の通路を奥に進んだ家屋の裏側に、電気温水器のタンクが設置されています。

通路の手前にはエアコンの室外機や出窓があり搬入経路の確保が難しいため、屋内を通って出窓からタンクの搬出入を行うことにしました。

既設の電気温水器は、ナショナルの「DH-37G2SUB」。2001年に発売された角型セミオートタイプの電気温水器です。20年以上活躍してくれたようですが、故障で買い換えるにあたって追い焚きができるフルオートタイプのエコキュートに交換したいというご希望があり、今回当社で工事を承りました。

ふろ配管を増設してフルオートタイプに変更

セミオートからフルオートのエコキュートに変更するため、まずはふろ配管の増設工事が必要となります。ユニットバスのエプロンを外して、浴槽に繋がる配管を確認します。

追い焚き時に使用する「往き戻り用の配管」を増設します。

この配管をエコキュートに繋ぎます。

設置場所と浴室が離れていて配管が長くなってしまうため、家屋や外壁に沿って固定しました。

浴槽内の循環アダプターも専用のものに交換しました。

ダイキン「EQX37XFV」を設置

配管の増設工事が終わったら、タンクの交換を行います。電気温水器のタンクを撤去して、基礎や配管に問題がないかどうか確認。新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

エコキュートのタンクとヒートポンプを運び入れ、配管や配線を繋ぎ合わせます。

凍結防止のため、配管には保温材を巻きつけて仕上げます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行って施行完了です。新たに設置したのは、ダイキンの「EQX37XFV」。各種補助金事業の補助金対象商品です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。