エコキュートの施工で重要な「アース工事」とは~漏電を防ぐための当社のこだわり~

エコキュートの設置・交換で大切な施工の中に「アース工事」があります。アース工事はエコキュートからの火災や感電を防ぐためにも非常に重要で、当社でも不備がないよう仕組みづくりを徹底している施工の一つです。そこで今回はアース工事の目的や重要性と、アース工事を徹底するための当社のオペレーションについて説明します。

目次

アース工事とは?

 

アース工事(接地工事)は、電気設備や機器を安全に使用するために地面と電気回路をつなぐ工事のこと。万が一、電気製品が漏電した場合にその電気を地面に逃がすことで、感電や火災を防ぐ重要な役割を果たします。

アース工事では、電気製品や電気設備と地面を電線で接続します。地面が電気の逃げ道となるため、万が一電気が漏れてしまった際も抵抗の少ない地面へと流れ込みます。大雨が降った時に側溝がないと水が溢れてしまいますが、側溝があれば水はスムーズに排水溝へと流れていくのと同じです。アース線はまさにこの側溝の役割を果たすものだと考えてください。

アース工事の目的

アース工事をして電気の逃げ道を作る目的は次の通りです。

感電防止

もしも電気製品の中で電気が漏れてしまったら、金属製の部分に触れた際に体に電気が流れて感電してしまう可能性があります。最悪の場合は命に関わる事故に繋がることも。これを避けるためにもアース工事は非常に重要です。

火災予防

漏電した電流が周囲の可燃物に引火することで火災に発展するケースも。アース工事をしておくことで漏電によって発生するスパークや発熱を抑え、電気火災のリスクを低減します。

電気機器の保護

アース工事は電気機器の保護にも有効です。落雷などによって電気回路に過大な電圧(過電圧)がかかると、電気機器が損傷する恐れがあります。アース工事をして過電圧を地面に逃がすことで、これを防ぐのに役立ちます。

ノイズ対策

電気機器や配線は電位が変動することが原因で、ノイズが発生する可能性があります。アース工事をして電気機器の金属部分や回路の基準となる点を地面に接続することで、電位の変動を抑えて機器間で発生するノイズの発生を抑制する効果があります。

アース工事の重要性

アース工事は感電や火災に繋がる可能性のある「漏電」の対策として重要だと説明してきましたが、電気が流れやすい「お湯」を扱うエコキュートにとっては漏電対策がとくに重要です。そのためエコキュートは何重にも漏電対策が施されています。

まず一つは、各家庭のメインブレーカーの下にエコキュート専用の子ブレーカーが設置されていること。別途子ブレーカーを設置するケースもあります。そこからエコキュートの電源をとっているため、もしもエコキュートで漏電が起こった場合は子ブレーカーが落ちるのですぐにわかります。

さらにもう一つ、エコキュートは本体にも「漏電遮断機」が付いています。これにより、漏電時には自動的に電力をストップさせることができます。

そして最後に、施工時にここまで説明してきた「アース工事」を行うことです。全国各地に施工センターを配備し毎日多くのエコキュート交換を行っている当社では、施工ミスや施工不良を防ぐため現場から管理部へ写真を送って不備がないかどうか全件チェックしています。その中の一つに「接地抵抗計」の写真があります。これはアース工事を行った際に地面と電気回路を繋いだアース棒と地面の接地抵抗を計測するもので、アース工事をきちんと行ったかどうかの証明になります。こうして当社で施工したエコキュートは、全件きちんとアース工事を施していることを確認しておりますのでご安心ください。

お客様のライフラインを担う給湯に携わる急湯デポでは、安心安全の施工を徹底しています。今後も皆さんに安心してエコキュートをお使い頂けるよう尽力して参りますので、エコキュートの交換をご検討の際はぜひお気軽にご相談ください。

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