【代表松田のつぶやき】関東甲信の大雪で首都圏の電力需給が逼迫~非常時に際立つエコキュートの有用性~

2022年2月9日、気象庁は関東甲信地方を中心に10日から11日にかけて大雪となるエリアがあると発表。一部の地域では実際に大雪警報が出されました。この影響による電力不足を懸念した東京電力は他エリアの電力会社から電力の融通を受け、ユーザーに対して節電協力を呼びかける事態となりました。

目次

大雪で電力需給が逼迫!

関東の広い範囲で警報級の大雪となる」という予想が気象庁より発表されたのは、2月10日の数日前。これを受けて東京電力では、気温の低下により暖房の使用が増えるという見込みから管内で電力の需要が高まると予想。全国の電力需給調整を行う「電力広域的運営推進機関」と協議を行い、万が一電力需給が逼迫した場合には電力の融通を要請することを決めていたそうです

実際に東京電力が2月9日に発表した翌日(10日)の予想使用電力は、使用率がピークとなる時間帯で供給力の96%。使用率をもとに掲載される需給逼迫度は「厳しい」と表示されていました

急激に高まる電力需要に対応するため、東京電力では他エリアの電力会社に電力の融通を要請。10日の午前、午後の2回にわたり中部電力と関西電力から融通電力の受電を行いました。さらにユーザーに対しても日常生活に支障のない範囲で節電を行うよう協力を呼びかけ、一時は需給の逼迫が懸念されていた管内の電力を安定して供給することができたのです

電力需給バランスを保つエコキュートの有用性

ここで考えて頂きたいのが、このような事態に対するエコキュートの有用性です。今回は電力使用ピーク時における需給の逼迫が問題となりましたが、深夜電力を使ってお湯を沸かす「エコキュート」は今回のような問題緩和に大きく貢献したはずです。

給湯は私たちの生活にとって欠かすことのできないものです。電力が足りないからといってお湯を使わずに生活するのは難しいですよね。

家庭で使われる給湯システムを考えた際、お湯を使うときに最も多く電気エネルギーを必要とするのが「瞬間式電気温水器」です。瞬間式電気温水器は、給湯のタイミングで電気だけを使ってお湯を沸かすのでたくさんの電気エネルギーを使用します。

一方エコキュートは、使用率が少ない深夜の電力を使ってお湯を沸かします。そのお湯は貯湯ユニットに蓄えられるので、日中の電力使用率が高い時間帯にも電気を使用せずに給湯可能です。仮にもし停電したとしても、停電前に沸かしておいたお湯はシャワーや食器洗いとして使うことができるのです。

また、空気熱を利用するエコキュートは、ヒーターを使ってお湯を沸かす電気温水器に対してそもそも圧倒的に省エネルギーです。同じ量のお湯を沸かすのにかかる消費電力は、エコキュートが電気温水器の約1/3程度だと言われています。

消費電力が低いということは、今回のように一時的な電力需給バランスを保つために有用なのはもちろん、必要性が高まる脱炭素社会の実現に向けて非常に役立つということは言うまでもありません。

 

これらのことをふまえると、今後エコキュートの普及がますます加速することは想像に難くありません。エコキュートの設置や交換をご検討されている場合は、ぜひ一度当社までお気軽にお問い合わせください。

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