【代表松田の呟き】「三菱電機」のエコキュートは高品質! ~不正問題報道を見て感じること~
エコキュートを取り扱う当社は、各メーカーとの付き合いも長く、非常に深い関係を築いています。その中の一つでもある「三菱電機」が、現在不正問題で世間を賑わせていますね。そこで今回は、長く三菱電機と取引を行ってきた私、松田自身が持つ同社のイメージについてお話しします。
全国の工場で相次ぐ品質不正問題
2021年12月23日(木)に、複数の工場で検査の不正が相次いでいる三菱電機について、外部弁護士らによる調査委員会が調査報告書を公表。神奈川県鎌倉市など5つの工場で合わせて29件の不正が見つかりました。そのうち18件が新たに見つかったものです。また、今回の調査報告の対象は5拠点のみ。残る17拠点の調査はこれから本格化するということもあり、品質不正の実態はまだまだ底が見えない状況のようです。
これを受けて萩生田光一経済産業相は、24日の閣議後会見で「あまりにも怠慢。会社の体質に大きな問題があった」と指摘。企業が競争力を維持・向上していくためには、品質保証体制の強化が必要不可欠で、経営陣に対して品質に関する不適切事案を経営問題そのものと認識し、経営上の最優先課題として品質保証体制の強化に取り組むことを求めました。
また、今回の調査過程では管理職が不正行為を継続するよう担当者を叱責したケースや、調査委員会に直接送付するように求めていたアンケートを会社に提出するよう上司から指示された事例もあったことが明るみに出たそう。自由にものが言えない企業風土が根強く残っているなど、組織の風通しの悪さが指摘されています。
これを受けて同社の漆間社長兼CEOは、「不正をしっかりと出し切って不適切行為を抜本的になくしたい」とコメントしています。
※三菱電機ニュースリリースより
https://www.mitsubishielectric.co.jp/pr/
私が知る「三菱電機」の一面
複数の工場で検査の不正が見つかるなど一連の事案について、同社がいま再発防止のための見直しや改革の必要性に迫られていることは言うまでもありません。とはいえ、日々同社と取引きをし長年付き合いのある私から見た同社のイメージはとても「誠実」です。
当社の親会社「yh株式会社」と三菱電機の付き合いには長い歴史があり、私は同社の製品やそこで働く人々についてよく知っています。親会社のyh株式会社ではエコキュートだけでなく太陽光発電システムも扱っていたのですが、当時三菱電機の商品は他のメーカーに比べてトラブルが少ないと感じたことをよく覚えています。
また、エコキュート事業でも同社の企業努力を感じる点は多いです。新型コロナウイルスの影響によってアジア諸国でのロックダウンが相次いだ昨年、各メーカーではエコキュートの生産遅延が発生していました。今年と同じように、2020年度の繁忙期にもエコキュートの在庫が逼迫していたのです。ロックダウンにより工場の稼働がストップして部品が供給されなくなれば、生産遅延が発生するのも当然のことだと思います。
このような状況の中でも、三菱電機においては生産遅延はなかったと記憶しています(2020年度の当社取引実績)。これは「たゆまぬ技術革新と限りない創造力により、活力とゆとりある社会の実現に貢献する」という同社の企業理念の本質を感じ取れる出来事でした。生産遅延でエコキュートを納品できないメーカーが相次ぐ中でも同社が遅延を出さなかったのは、「生活に欠かせない家電製品を作ることで人々の生活を担っている」という強い責任感を持っているからこそ。その想いによって、成し遂げられた技だと私は思いました。
さらに、品質においても三菱電機は業界トップクラスだと認識しています。当社ではこれまで交換したエコキュートについて、過去数万件分のデータを記録しています。各メーカーの販売台数がわからないので故障率を計算するのは難しいですが、使われていたエコキュートが何年稼働したものなのかは把握しています。そして、三菱電機のエコキュートのなかには18年を超えて稼働していたものもあるのです。エコキュートの交換は10年が目安と言われていることを考えれば、18年を超えて動き続けるというのがいかにすごいことなのかおわかり頂けるかと思います。同社の品質はそれほど高く、長期稼働性能やアフターフォローなど、どこをとってもメーカートップクラスです。
このように三菱電機と長年付き合いのある私から見て、同社はエコキュート業界を牽引する大手メーカーであり、信頼の置けるビジネスパートナーです。今回の一連の不正問題については再発防止のための見直しや改革を行い、一刻も早くマイナスイメージを払拭して頑張ってもらいたいです。