ご自宅裏の集合住宅から搬入経路を確保

今回交換工事に訪れたT様邸は、住宅街の真ん中に佇む一軒家。

エコキュートは、ご自宅脇の通路を進んだ家の裏側に設置されています。通路上にはヒートポンプや出窓の突っ張りなど障害物が多く、搬入経路としては少し難しそうでした。

そこで、T様邸の裏にある集合住宅からの搬入出を検討しました。

アパートの通路を進んで搬入出を行います。広々とした通路は、搬入出に全く問題なさそうです。

アパートの周りをぐるっと回り込んだ先に、T様邸のエコキュートが設置されています。間にブロック塀があるので少し本体を持ち上げる必要がありますが、集合住宅側からであれば搬入出は容易です。ということで、アパートの管理会社へ連絡して許可を取って頂き、こちら側から搬入出を行うことが決定しました。

既設のエコキュートは、ダイキン「EQ37EFTV」。手前に設置された長府の電気温水器の奥に見える薄型のエコキュートで、2004年に発売されたものです。

追い焚き配管を交換して酸素入浴機能付き機種を設置！

施工当日、まずは既設エコキュートを撤去するためにタンクの水抜きや配線の処理から行います。

エコキュートの搬出ができたら、基礎と配管を確認します。今回は酸素入浴機能付きのエコキュートに交換するため、酸素供給チューブを設置する必要があります。

追い焚き配管の交換とともに、酸素供給チューブを追加する配管工事を行いました。酸素供給チューブが増えた分、屋内から屋外に出す配管が増加。そのため壁の穴を少し広げたので、穴の隙間から害虫などが入らないようコーキング（目地剤で隙間を塞ぐ作業）して仕上げました。

ここまで出来たら、あとは貯湯タンクとヒートポンプのそれぞれに配管を繋ぎ合わせていくだけ。それぞれの配管は、保温材や化粧テープを巻いて仕上げます。

最後に、漏電対策のアース工事と試運転を行い施工完了です。

今回新たに設置したのは、パナソニック「HE-J37JXS」。湯冷めしにくい温浴効果が魅力の酸素入浴機能が付いた人気機種です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。