【代表松田の呟き】電気料金が3割前後の値上げ! エコキュートの需要が高まる理由

東京電力ホールディングス(HD)が、一般家庭向けの電気料金の値上げを経済産業省に申請します。これにより電気料金が3割前後引き上げられる可能性があり、家計を一段と圧迫することになりそうです。

目次

東電が規制料金の値上げを申請

東京電力が一般家庭向けの電気料金を値上げするため、経済産業省に申請することがわかりました。経産省が認可するのは現在家庭向け契約の過半数を占める「規制料金」と呼ばれるプランで、国の審査を経て今夏までの料金引き上げが目指される予定です。規制料金の値上げについては東北電力や四国電力など大手5社が既に申請済みで、東京電力もこれに続く形となります。

そもそも「規制料金」とはなにか。家庭向けの電気料金には、今回値上げ申請された「規制料金」と「自由料金」の2種類があります。2016年の電力全面自由化前からあるのが規制料金で、国の規制によって基本料金が定められているのが大きな特徴です。規制料金は消費者保護の観点から上限が定められているため、値上げするためには経産相の認可が必要になります。

規制料金に上限が定められていることもあって、東電の経営は非常に厳しい状況が続いています。ウクライナ危機による燃料高や円安などの影響によって燃料調達コストの上昇に歯止めがきかないなか、料金に転嫁できないコストはそのまま同社が負担しているからです。電気を売るほど赤字が膨らむ状態が続いていることからも、今回の値上げは避けられないと思われます。実際の値上げの時期は6月以降になる見通しだということです

節電需要で注目を集める「エコキュート」

電気料金やガス料金の高騰が加速するなかで、大気熱を使って効率的にお湯を沸かす「エコキュート」の需要がますます高まっています。

電力だけでお湯を沸かす電気温水器が1の電気エネルギーで1の熱エネルギーを生み出すとします。それに対してエコキュートは、1の電気エネルギーでヒートポンプか取り込んだ2の大気熱エネルギーを使って3以上の熱エネルギーを生み出します。そのためエコキュートは電気温水器の約1/3の消費電力で同じだけのお湯を沸かすことができると言われています。当然、電気代(ランニングコスト)も1/3程度になります

もちろん石油給湯器やガス給湯器の電気代と比べても、エコキュートの電気代は最もお得です。それぞれの年間平均電気料金を比べた記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてください。

▶エコキュートの電気代は年間でどのくらい安くなるの?

また、原発再稼働の機運が高まる今後、夜間にお湯を沸かすエコキュートの需要はますます高まるでしょう。当社では在庫の逼迫が続く現在も多くの在庫を確保しているので、エコキュートの交換や設置を検討されているお客様はぜひ一度当社にお問い合わせください。

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