【在庫有】エコキュート不足はいつまで? 最新在庫状況<2022年6月>

代表松田の呟き
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半導体不足などの影響を受けてエコキュートの在庫が逼迫している件については当ブログでもたびたび取り上げてきましたが、この状況は一体いつまで続くのか気になっている人も多いはず。そこで今回は、なぜエコキュートの在庫不足がこれほどまで深刻化しているのか、その背景と業界全体の様子、メーカーごとの最新在庫状況などと共に、今後の見通しについて私なりの見解をお話します。

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エコキュート需要激増の背景

未曾有の在庫逼迫に関して要因の一つとして考えられるのは、エコキュートそのものの需要が激増したことです。その背景としては、以下のような理由が挙げられます。

交換時期を迎えたエコキュートが増加

エコキュートの販売は、2001年にコロナが世界で初めて発売したのが始まりです。その後、時代と共に環境や省エネに対する配慮や関心が高まるに連れてエコキュートの普及率も上がっていきました。

そして販売開始から20年が経った現在は、既に設置されているエコキュートの交換需要も年々増加しています。エコキュートは10年を目安に交換サイクルがやってくるので、新規設置と共に交換の需要も増え続けているのです

環境保全・省エネへの関心の高まり

昨年開催された「COP26」でも議題となったように、年々深刻化する温暖化やそれに伴う自然災害などの影響と共に「脱炭素社会の実現」が叫ばれるようになりました。

従来型の燃料式給湯器に比べてCO2の排出量を50%近く削減できるエコキュートは省エネ性が非常に高く、環境保全に対する人々の関心と共にその需要は上がり続けています

エコキュートの有用性が証明された

また、エコキュートが災害など非常時にも有用なライフラインであることも需要が高まった一つの要因だと思います。直近では、今年2月に関東甲信地方を中心に降り積もった大雪や、3月に東北エリアで発生した地震など自然災害の影響で電力需要が逼迫する事態が続きました。そんな中で注目を浴びたのが、非常時のライフラインの備えにもなるエコキュート。タンクにお湯をためておくエコキュートなら停電時にもタンク内のお湯を利用することが可能です。

また、新型コロナウイルス感染拡大やウクライナショックの影響でさまざまな物価が上がった今年4月以降には、電気料金を節約するためのツールとしてもエコキュートの関心が高まっています。今後のエコキュート本体の値上がりに備えて今のうちに交換したいという需要も増えているように感じます。

エコキュート在庫逼迫の要因

増え続けるエコキュート需要に対し、製造ラインが危機的状況に瀕していることが続く在庫不足の理由です。製造のハードルには次のような要因が挙げられます。

「半導体」不足

新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、パソコンやディスプレイなどの需要が急増。それに伴い電子機器に欠かせない「半導体」が世界的に不足し始めました。気象被害や災害の影響で生産工場が停止する事態が相次いだこともあり、需要に対して供給体制が逼迫。現在も深刻な半導体不足が続いています。

中国の「計画停電」

工場の多い中国各地で2021年8月から開始された「計画停電」。2021年上期は新型コロナウイルスからの経済回復で工場稼働率が上がったこともあり、中国政府が掲げる今年の省エネ目標を下期で達成させるために行われたものです。この計画停電でさまざまな部品やパーツなどの工場がストップしてしまったことも給湯器不足の一因として考えられます。

東南アジア諸国の「ロックダウン」

東南アジア諸国のロックダウンの影響も大きな要因の一つです。じつはエコキュートのメインブレーカーに仕様する部品は、ほとんどのメーカーで共通の部品が使用されていて東南アジアの工場で生産されています。そのためほとんどのメーカーがこのロックダウンの影響を受けて、エコキュートの生産停止を余儀なくされました。

ロシアのウクライナ侵攻

今年2月に始まったロシア政府によるウクライナへの侵攻も製造業にとって大きな打撃です。とくに半導体の原料になるネオンやアルゴンなどのガスはロシアやウクライナがトップシェアを占めることから、半導体不足の長期化が懸念されています

上海のロックダウン

さらに直近の例としては、上海のロックダウンの影響も考えられます。中国政府の続く「ゼロコロナ政策」により、半導体や自動車製造の拠点としても知られる上海がロックダウン。物流が停滞することにより現地の生産のみならず、日本国内の工場が稼働停止に追い込まれたという事例もあります

長期化するエコキュートの在庫不足は、このような世界情勢の影響によって引き起こされています。

政府が安定供給に向けた対応を要請!

このような未曽有の状況を受け、昨年末には政府が関連事業者に対して「給湯器の安定供給」に向けた対応を要請。2021年12月10日に一般社団法人の「日本ガス石油機器工業会」と「日本冷凍空調工業会」に対し、経済産業省と国土交通省が連名で次の内容の対応を要請しました。

要請の内容

1. 利用者への影響を最小限とするべく、故障時の修理対応に万全を期すとともに、仮付けの給湯器の設置など適切な対応を行うこと

2. 給湯器の供給遅延の早期解消に向けて、取引関係のある部素材供給事業者に加え

て、これまで取引関係のない事業者からの調達も検討すること

3. 海外向け給湯器の国内への振替を検討すること

4. 今般の新型コロナウイルス感染症により、サプライチェーンの正常な稼働に支障をきたしたことを踏まえ、多面的なリスク対応を通じてのサプライチェーンの多元

化・強靱化を進めること

5. 経済産業省における給湯器の需給情報等の情報収集に協力すること

※出典 経済産業省「家庭用給湯器の安定供給に向けた要請

さらに、経済産業省は部素材調達におけるボトルネックの把握と、その解消に向けた取り組みや代替品調達先の紹介など必要な対応を積極的に図っていくことを宣言しました。政府がこのような要請を出すことからもわかるように、給湯器は国民の生活に必要不可欠なライフラインです。今回の出来事は給湯器を取り扱うメーカーや私たち販売店にとって、その重要性を改めて実感すると共に、生産ラインの見直しなど安定供給に向けた取り組みを強化する契機となりました。

各メーカーの動き

昨年末に出された政府の要請を受けてメーカー各社は在庫確保に向けてさまざまな努力をしていますが、サプライチェーンの混乱はいまだ収束の兆しが見えていません。一時は回復傾向にあった生産体制も、前述したようにロシアのウクライナ侵攻上海ロックダウンの影響を受けて再び停滞気味です

エコキュート3大メーカーとも言える業界大手の一社は、今年1月に一部工場で生産停止を発表。さらに2月にはP社がエコキュートの別売りリモコンについて納期遅延を発表するなど、各社納期遅延が多発する状況が続いています

さらに今回、当社で取引きのあるいくつかのメーカーに2022年6月現在の状況をヒアリングしました。各メーカーの担当者から聞いた現在の生産状況についてそれぞれ紹介します。

◼️日立

2022年1月~3月の期間は、中国深圳のロックダウンの影響によりほとんどの部品が生産できず輸送も停止していました。ゴールデンウィーク明けより少しずつ生産体制が整い始めましたが、それでも現在の供給量は前年の30%程度にとどまります。

生産可能なモデルは通常の角型がメインとなっており、耐塩害用など元々生産が少なかったモデルに関しては生産できていません。人気の直圧型モデルはこれまで全く生産できておりませんでしたが、少しずつ生産できるようになってきたところです。とはいえ、新型コロナウイルスの影響により中国のロックダウンが続いているため、先の生産体制について見通しがつかない状態は今後も続きそうです。

◼️ダイキン

今年3月末には納期遅延を起こしてしまいましたが、今月は前年の100%の生産を死守しています(110%目標)。輸入部品も一部は入荷しており、6月にはルームエアコンの生産が回復するなど、社内では半導体不足の影響を感じていません。

とはいえ、世の中の必要量に対応するため需要の多い角型や高圧型のエコキュートをメインで生産しているため、寒冷地や耐塩害用などのエコキュートに関しては中々生産できていないなど、まだまだ通常の生産体制には及んでいないのが現状です。

◼️パナソニック

今年3月~4月に上海のロックダウンの影響でリモコンの納期遅延を起こしてしまいましたが、現在部品不足については一旦解消し、現在の生産量は前年比100%まで回復しています。この生産量は現在保有している生産ラインを100%稼働した値にあたるため、これ以上生産量を増やすのは容易ではありません。また、上海のロックダウンなど、今後も生産体制に影響が出る可能性はあります。

◼️三菱

1月は半導体不足の影響で、2月にはさらに上海のロックダウンの影響も重なってほとんど生産できていない状況が続いていましたが、3月に入ってからは工場を24時間体制で稼働で稼働させて在庫数を回復させました。生産体制が完全に安定してくるのは、6月以降になる見込みです。

◼️東芝

昨年の10月頃より部材の調達に障害があり生産体制に困難が生じていた中、今年3月にはヒートポンプの不具合が発生したため現在生産をストップしています。

どのメーカーもエコキュートが生活必需品であることは当然認識しています。そのため生産量増加に尽力しているものの、中国のロックダウンなどの影響が甚大であるのも事実です。

また、ハウスメーカーなどビルダー向けに優先的に納品されてしまうという実情もあり、販売店や施工店に回ってくるエコキュート在庫の不足は今後もしばらく続くと予想されます。

当社の対応&在庫状況

エコキュートの在庫逼迫が続くなか、当社では少しでも多くのお客様の「困った」を解決するため日々在庫確保に尽力しています。在庫がなくすぐに工事できないという施工店も多いなか、エコキュート交換に特化した当社は他社には真似できない圧倒的な在庫数を確保しているため、最短当日の交換工事が可能です。実際に当社にお問い合わせ頂くお客様からは、「他の施工店で3カ月待ちと言われて困っていたので、すぐに工事ができて本当に助かった!」などという声をよく耳にしています。

私たちの生活の中でも重要なライフラインである「給湯」を担うエコキュートだからこそ、当社では可能な限り迅速に対応できるよう「即日対応主義」を心がけています。そのためには、全国に点在する支店間で連携をとりながら臨機応変に対応することが大切です。

博多支店で一部商品が欠品した際には、弊社代表が自ら4トン車を走らせて横浜から博多にエコキュートを納品。また、社内全体の在庫バランスをとるため関東と関西の倉庫で一部在庫の入れ替えを行ったこともあります

未曽有の事態に試行錯誤の毎日ではありますが、お客様の「困った」を少しでも早く解決したいという一心であらゆるパターンに誠心誠意尽力しています

エコキュートの在庫不足はいつまで続く?

現在ほとんどのメーカーでなんらかの部品不足があり、十分な生産が行えない状態が続いています。前述したように世界の製造業を担う中国がロックダウンした影響は甚大で、メーカーの生産体制は悪化の一途を辿る一方です。

さらにロシア・ウクライナ情勢によって、これから半導体がますます不足する事態も考えられます。これらの世界情勢を考慮すれば、まだ当面の間はエコキュート不足を解消することは難しいでしょう。業界全体で在庫を確保することが難しい状態が続くため、商品発注から納品までに通常よりも長い時間がかかります。突然の故障で困らないためにも、経年数が10年以上のエコキュートはあらかじめ交換しておくことをおすすめします

また、生活必需品であるエコキュートの安定供給のため、各メーカーとも部品調達を内製化するなどサプライチェーンの見直しを行っているようです。そのためエコキュートの本体価格が値上がりする動きも見られます。もし現在エコキュート交換を検討されているお客様がいらっしゃれば、今が1番お得に買い替えできるタイミングだと思います。

当社では、販売店として少しでもお客様の「困った」に迅速に応えられるよう今後も引き続き尽力していきます。エコキュートの交換や設置をご希望の際は、ぜひ一度お問い合わせください。

▶当社取り扱いエコキュート一覧を見る

最後に、急にお湯が出なくなるなどトラブルを避けるためにもあらかじめ故障を防ぐことも大切です。部品の生産に支障が生じている現在は、例年以上に故障や破損に対して注意が必要です。

故障が疑われる症状や、その際の対処法、故障を予防してエコキュートの寿命をのばすポイントなどについてまとめた記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてください。

▶エコキュートの故障を避け、寿命を伸ばすには?

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エコキュート交換専門のyhs株式会社
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