【交換は今がお得】エコキュート&電気代が値上がり! 2022年ウクライナ危機の影響は?

2022年4月1日からさまざまな物の価格が上がり、家計に厳しい「値上げの春」がやってきました。そんな中、3月には製造メーカー大手数社がエコキュートの値上げを立て続けに発表。新型コロナウイルス感染拡大の影響によって長引く半導体不足や、ウクライナショックで加速する原材料価格の上昇が原因です。

目次

原材料費の高騰で値上げラッシュ!

いまだロシア軍による侵攻が続くウクライナ情勢などの影響を受け、この春さまざまなものが値上げされます。食用油やチーズ、調味料、パンや麺類などの食料品をはじめ、トイレットペーパーや紙おむつなど生活必需品も数多く価格が引き上げられる予定です。

さまざまな物が値上げされる主な理由は、原油価格の高騰にともなう物流費や原材料費の値上がり、さらに円安も上昇の圧力となっています。インフレ対策として英米が利上げに動いたことで輸入価格を押し上げる円安が加速。日本の物価上昇の動きは今後もしばらく止まらないと思われます

電気料金の値上げも

ウクライナ情勢により天然ガスの高騰が懸念されていたことは以前のブログでもお伝えしましたが、その影響は電気やガス料金の値上がりに直結しています。

3月30日には、大手電力会社10社が5月分の電気料金を公表。ウクライナショックによって火力発電所の燃料となる液化天然ガス(LNG)や石炭が高騰していることや、再生可能エネルギー賦課金の国民負担額が引き上げられることを反映して値上げされます。今回発表された10社の電気料金は、比較できる過去5年間で最も高い水準となるようです

また、このタイミングで深夜電力の値上げを実施する電力会社もあります。北陸電力では4月1日より夜間の電気料金が安くなる「時間帯別電灯」や「季節別時間帯別電灯」、「深夜電力」について値上げを開始。エコキュートなどの普及によって夜間の電気使用量が増加していることが要因だと言われています。

大手メーカーがエコキュートの値上げを続々発表!

さらに物価高騰の影響は、エコキュート業界にも当然広がっています。ダイキンは、6月1日出荷分からエコキュート全機種において標準価格の改定を発表。銅やアルミ、樹脂などの原材料市況や海上運賃の高騰などにより急激に製造単価が上がったのを受けて、標準価格を約10%アップするということです。同様にコロナでも、4月1日から順次価格改定が行われるということが発表されています

また日立は、日立家庭用エコキュートUシリーズ(薄型のみT型で2種類)を6月に順次発売(受注開始は4月1日)。こちらも銅や鋼など製品原材料が大幅に高騰したことによる価格改定が主な目的です。

このほか、東芝では2021年9月1日にCO2ヒートポンプ給湯器 家庭用エコキュート ESTIA全機種において定価を改定するモデルチェンジが既に実施されています。エコキュートの貯湯タンク、ヒートポンプユニットにおいて希望小売価格に対し約10%アップしました。

このように大手メーカー4社で値上げが決定。残るM社やP社に関しては、現段階では値上げの発表こそないものの、現在多発している製造トラブルが落ち着いた頃に発表されるのではないかと予想しています。これだけ多くのメーカーが一斉に値上げを行うのは極めて稀であり、今回のウクライナ情勢・原油価格上昇の影響がいかに大きなものであるかが伺えます。

今後の影響は? 交換するなら今がチャンス!

私の予想では、物価高騰は今後もまだまだ続くと思います。ことさらエコキュートに関して言えば、在庫逼迫が続く業界の現状を考慮すると、さらに値上がりが加速していくことも考えられます。

そんな中でも当社としては施工費用などはできるだけ現状維持に努めたいと考えていますが、エコキュート本体や燃料費の価格高騰の影響は避けられないと思います。もし現在エコキュートの交換を検討されているお客様がいらっしゃれば、今がチャンスです!エコキュート交換のタイミングは10~15年が目安ということを考慮しても、本体価格の値上がりが反映される前、つまり今のタイミングで買い替えるのが1番お得だとおわかり頂けるかと思います。

エコキュートの交換だけに特化した当社では、他社には真似できない圧倒的な在庫数を確保。需給が逼迫している現在も、最短即日から交換工事の依頼を承っております。交換や買い替えをご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。

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