【電気代値上げ】東京電力の「全電化住宅割引」が終了 料金プランの見直しを!

東京電力エナジーパートナーが行っているオール電化住宅向けの特定料金プランの割引「全電化住宅割引」の終了を発表。季節や時間帯によって料金単価が変動する「電化上手」と「再エネおあずかりプラン」の利用者を対象に、毎月の電力量料金から5%(上限2200円)の割り引かれていた同割引の適用が2025年3月31日をもって終了します。

目次

「全電化住宅割引」とは?

今回終了が発表された「全電化住宅割引」とは、東京電力エナジーパートナーが行う電気料金プラン割引の一つで、オール電化住宅を対象とした割引制度。対象となる電気料金プラン(電化上手、再エネおあずかりプラン)に加入している利用者を対象に、毎月の電気料金から5%(上限2200円)を割り引くというものです。オール電化住宅の普及を目的に2000年10月より開始されました。
 

季節や時間帯によって料金単価が変動する「電化上手」は2016年4月の電力小売全面自由化を機に新規加入が停止されていたものの、全電化住宅割引の適用は継続されていました。しかしオール電化住宅や電化機器の普及に伴いオール電化向けの優遇措置は徐々に縮小され、全電化住宅割引は2025年3月31日をもって終了することが発表されました。オール電化住宅の普及や省エネの進展を背景に、同割引が始まった頃と比べて電気の使用量が大きく減少したことが理由とされています。
 

割引終了で月額1000円増!?

全電化住宅割引が終了するにあたって、これまで割引が適用されていた家庭では電気料金プランの見直しが必要です。対象となるのは現在、「電化上手」「再エネおあずかりプラン」を利用している家庭です。

電化上手を契約されている家庭のモデルケースでは、これまで毎月の電力量料金から 5%(上限 2,200 円)が割り引かれていた全電化住宅割引が終了すると、月々の電気料金が約1,000円も増額してしまいます。上限の2,200円を毎月割引されていた場合は、年間で26,400円も電気料金が高くなります。これはかなり負担が大きいですよね。そこでこの機会にぜひ行ってほしいのが、電気料金プランの見直しです。

オール電化は「電気料金プラン」の選択がカギ!

オール電化で電気代を抑えるには、家庭のライフスタイルに合った電気料金プランを選ぶことが非常に大切です。電力自由化によって各電力会社でさまざまな料金プランが用意されており、ライフスタイルや家族構成に合わせて選択することができます。
 

とくにエコキュートを利用している家庭では、夜間の電気料金が割安になるプランを選ぶことで電気料金を節約できる可能性が高いでしょう。複数の電力会社で料金やサービスを比較して、ライフスタイルに合わせた最適なプランを選択してください。オール電化向けの電気料金プランをまとめて紹介した記事もあるので、ぜひ参考にしてください。
 

▶オール電化で電気代がお得!エコキュートを最大限活かす料金プラン

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