フェンスを脱着して隣の敷地からタンクを搬出入

今回交換工事に訪れたのは、静岡県田方郡函南町（かんなみちょう）。熱海市や湯河原町、箱根町などに隣接するエリアで、富士山の絶景スポット「十国峠」や「函南原生林」など自然の名所や文化財が多くあることでも知られています。交換工事のご依頼を頂いたK様のご自宅は、広い敷地を持つ立派な一軒家。

正面玄関から家屋周りの通路をぐるっと周り込んだ家屋の脇にエコキュートが設置されています。搬入経路となる通路幅は非常に狭いうえ、家屋の角付近に植えられた木が障害物となってタンクを抱えて曲がりきるのは困難です。

そこで反対側から回り込むルートで搬入経路の確保にトライしてみます。正面玄関脇にある車庫からエコキュートの設置場所までの経路を確認します。しかし、途中にある物置きの設置箇所が狭くなっていてタンクを抱えて通り抜けることができないため、こちら側からも搬入経路は確保できません。

そこで今回はお隣の家主様に許可をいただいて、隣の敷地からフェンスを外してタンクの搬出入を行うことになりました。

既設のエコキュートは、パナソニックの「HE-46K3QUS」。2006年に発売された角型・フルオートタイプのエコキュートです。「F27」のエラーコードが表示されてお湯が沸き上がらなくなってしまったとのご連絡を受けて、すぐに交換対応させていただきました。エコキュートの寿命は10～15年と言われているので、かなり長く使われたことがわかります。

パナソニック「HE-SU46LQS」を設置

まずは既設タンクの水抜きなど下処理を行います。 エコキュートを搬出する準備ができたら、フェンスを外して隣の敷地から既設のタンクとヒートポンプをそれぞれ運び出します。続いて基礎や配管を確認し、新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

新しいエコキュートのタンクとヒートポンプを運び入れたら、それぞれに配管や配線を繋ぎ合わせます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行って、問題なく稼働することが確認できたらフェンスを戻して施行完了です。

新たに設置したのは、パナソニックの「HE-SU46LQS」。給湯を同時使用してもシャワー圧が弱まらずに快適な「ウルトラ高圧」やAIの学習機能がむだな追い焚きをカットして電気代を節約する省エネ機能「AIエコナビ」など高い省エネ性も備えたスタンダードクラスの人気機種です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。