【エコキュート交換工事施工例】石川県鳳珠郡能登町~震災で倒壊したタンクを交換&ダイキン「EQX37XFV」を設置~

エコキュート交換工事の様子や、それにまつわるトラブル事例を紹介するこのコーナー。今回紹介するのは、石川県鳳珠郡能登町にお住まいのW様邸で行った交換工事の様子。今年1月に発生した能登半島地震によって倒壊したエコキュートを交換しました。

<交換工事概要>

【交換前設置EQ】

メーカー:三菱

システム型式:SRT-W464

貯湯ユニット型式:SRT-WT464

ヒートポンプユニット型式:SRT-MU604-AW

リモコン型式:RMCB-BD4

製品タイプ:角型 > フルオート > 標準圧 > 460


【交換後EQ】

メーカー:ダイキン

システム型式:EQX37XFV

貯湯ユニット型式:TUX37XFV

ヒートポンプユニット型式:RQWX45XV

リモコン型式:BRC083F1

製品タイプ:角型 > フルオート > 高圧 > 370

目次

地震で倒壊したタンクを交換

今回交換工事に訪れたのは、石川県鳳珠郡(ふげしぐん)能登町。能登半島の北部に位置し、今年1月にあった能登半島地震では、全壊・半壊・一部破損あわせて5000棟を超える被害が出たエリアです。交換工事のご依頼を頂いたW様のご自宅も被災した家の一つです

エコキュートのタンクが倒れて破損しています

基礎から伸びた配管の一部は繋がったまま、タンクが頭から倒れ込んでいます。

配管も一部抜けてしまっています。

基礎にひび割れ等は見当たりませんが、脚が抜けた状態でアンカーボルトだけが基礎に残っています。

この時使用されていたアンカーを調べてみると、かなり短いものが使われていたのが判明しました。

当社が通常使用しているメーカー指定のアンカーと比べてみます。右側がメーカー指定のアンカーボルト、左側が今回使用されていたアンカーボルトです。長さが4cm程度短いうえ、太さも一回りほど細いのがわかるかと思います

たとえ基準値のアンカーを使用していたとしても、今回の地震で倒壊した可能性はもちろんあったと思います。しかし、メーカーの基準に達していないアンカーが使われていたことも倒壊の一因であるのは間違いありません。やはり設置する際には、施工基準をしっかりと満たすことが大切です。その点、当社では安心してお任せ頂けます。

既設のエコキュートは、三菱の「SRT-W464」。2018年に発売された角型フルオートタイプのエコキュートです。エコキュートの耐用年数を考慮しても買い替え時期としては早く、倒壊していなければまだまだ長く使えていたと思います。

ダイキン「EQX37XFV」を設置

倒れたエコキュートを撤去して、新しいエコキュートを設置します。

新しいタンクの脚位置に合わせて、しっかりとアンカーボルトを打ち込みました。

配管や配線を繋ぎ合わせ、排水の処理を行います。

架台の上に設置されたヒートポンプも同様に交換しました。

漏電対策のためのアース工事を行って施行完了です。

新たに設置したのは、ダイキンの「EQX37XFV」。320kPaのパワフル高圧給湯が魅力の人気機種です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。

【製品寸法】

1825mm × 幅630mm × 奥行き730mm

関連記事