
大阪府八尾市で日立「BHP-F37TU」を設置~2台のエコキュートを同時交換~<エコキュート交換工事例>
エコキュート交換工事の様子や、それにまつわるトラブル事例を紹介するこのコーナー。今回は、大阪府八尾市にお住まいのK様邸で行った交換工事についてご紹介します。二世帯住宅で2台あるエコキュートの交換工事を同時にさせて頂きました。
【交換前設置EQ】
(1台目)
メーカー:サンヨー
システム型式:SHP‐TC37C‐TE
貯湯ユニット型式:SHP‐T37C‐TE
ヒートポンプユニット型式:SHP‐C45C‐TE
リモコン型式:RCS‐HD37C/RCS‐HF37C
製品タイプ:角型スリム > フルオート >標準圧 > 370
(2台目)
メーカー:パナソニック
システム型式:HE-K37AQS
貯湯ユニット型式:HE-K37AQ
ヒートポンプユニット型式:HE-PK45A
リモコン型式:HE‐RQFAW/HE‐RQVAW
製品タイプ:角型スリム > フルオート >標準圧 > 370
【交換後EQ】
メーカー:日立
システム型式:BHP-F37TU
貯湯ユニット型式:BHP-TA37T
ヒートポンプユニット型式: BHP-HA45T
リモコン型式:BER-T1FH1
製品タイプ:角型 > フルオート > 標準圧 >370
【1台目】貯湯タンクの設置位置を変更!

まず1台目のエコキュートは、玄関門から石畳の通路を抜けたご自宅脇に設置されていました。

エコキュートが設置されているすぐ真横に排水路があり、タンクを置く基礎がギリギリの所まで作られているのがわかります。

そこに設置されていたのが、サンヨーの「SHP-TC37C」。横幅が550mmの角型スリムのエコキュートで、現在は生産が終了されています。スリム型のエコキュートは現在どのメーカーでも生産されておらず、これらのエコキュートを設置されているご家庭では買い替え時にスペースの問題で設置場所に困るケースが大変多いのです。

じつは今回のK様邸でも、角型スリムから普通の角型エコキュートに交換することで問題が生じました。スリム型のエコキュートを設置していた基礎では、新しいエコキュートが乗り切らないことが判明したのです。
エコキュートの梱包材は、アンカーボルトの位置や配線・配管立ち上げ位置の型紙として使用できるようになっていて、通常新しいエコキュートを設置する際にはこのように設置場所に段ボールを合わせてアンカーボルトを打っていきます。

本体が基礎からはみ出してしまったとしても、アンカーボルトを基礎に打てれば設置自体は可能です。ですが今回は、アンカーボルト自体が基礎に収まらなかったので、この基礎を利用するのは不可能だということがわかりました。

そこでお客様と相談して、これまで何も設置されていなかった空きスペースにタンクを設置することにしました。地面のコンクリートに問題がなかったので、基礎は作らずそのままアンカーボルトを打ち込んでいます。

排水路に向けて地面に少しだけ傾斜がついていたので、上からモルタルで固めて倒れないように補強しました。

タンクとヒートポンプの設置ができたら、それぞれに配管を繋ぎ合わせます。

漏電対策のアース工事と試運転を行って、施工完了です。

貯湯タンクの設置場所を変更した為、タンクとヒートポンプの配置が交換前後で変わっています。
【2台目】パナソニック「HE-K37AQS」を日立「BHP-F37TU」に!

二台目のエコキュートは、パナソニックの「HE-K37AQS」。カーポートから6段ほど階段を上がって、門をあけたすぐ目の前の場所に設置されています。こちらは搬入経路、設置場所ともに問題ありません。

既設エコキュートを搬出後、既存の基礎をそのまま利用してアンカーボルトを打ち込みます。

機器の設置が完了したら、配管を繋いでいきます。

1台目と同様に、アース工事と試運転でエコキュートが問題なく稼働することを確認して施工完了です。

今回K様邸で今回新しく設置したエコキュートは、2台とも日立の「BHP-F37TU」。2021年10月に発売されたばかりのエコキュートで、ふろ追いだき配管自動洗浄や湯量を75L少なく沸き上げる「おまかせ小世帯」など便利な機能が満載です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。
1771mm × 幅 650mm × 奥行き730mm