【代表松田のつぶやき】生産が終了した「省スペースタイプ」のエコキュート 交換するには?
先日、倉庫の整理をしていたらダイキンのマスコットキャラクター・ぴちょんくんのぬいぐるみを発見! いつだったかダイキンさんから頂いたものだと思います。今回は、これをきっかけに思い出した「省スペースエコキュート」について。以前販売されていて省スペースタイプの人気エコキュートを紹介すると共に、買い替え時にスペースの問題などで設置場所に困った際の対処法についてお話しします。
省スペースにこだわったダイキンの人気エコキュート
ダイキンは、狭い場所でも設置できるコンパクトなエコキュートの開発に力を入れていました。
業界最小の幅・設置面積を叶えた「スリム型」エコキュート
現在販売されている角型や薄型のエコキュートとは別に、2003年から2011年までの期間に販売されていた「スリム型」エコキュート。370Lクラスでは業界最小の幅と設置面積を実現した同タイプのエコキュートは当時大変話題となりました。
幅が560mmと省スペースなので、集合住宅など隣地境界までが狭い場所にも設置できるとあり高い人気を誇りました。
小家族向けのコンパクトエコキュート「パワーク」
スリム型エコキュートの販売が開始された2003年から5年後の2008年に登場したのが、さらに狭い場所でも設置可能なコンパクトエコキュート「パワーク」です。タンク湯量が180Lのパワークは、お湯をあまり使わない小家族向けとして2016年まで販売されていました。
貯湯タンクは新聞紙1面(406mm×545mm)とほぼ同サイズで、従来の約1/2の設置面積を実現! これにより、これまで設置できなかった住宅の裏側などにも設置できるようになりました。
また、貯湯タンクで夜間に沸かしたお湯を保存しながら、お湯が足りないときにはスピーディーに沸き増しすることが可能な「クイック沸き上げ」ができるようになったことでも当時注目されました。夫婦2人で暮らしている家庭など小家族に最適なエコキュートですが、子どもや孫の帰省時など、来客でお湯の使用料が増えたときでも安心して使えるのが魅力です。
業界最薄!日立の「水道直圧タイプの薄型タンク」
日立で人気だったのは、メーカー独自の「水道直圧給湯」方式を採用した薄型タイプのエコキュート。水道直圧給湯方式のエコキュートは今でも販売されていますが、現在取り扱いがあるのは標準タンクだけです。
この薄型タイプのエコキュートは、従来の丸型タンクからデッドスペースを有効活用した角型タンクを採用したことが最大の特長です。これにより業界最薄のコンパクト化を実現! わずか395mm(電気温水器)・415mm(エコキュート)の薄型タンクで、狭いスペースにも設置できるようになりました。
もしもエコキュートが置けなくなってしまったら…
ここまで紹介してきたエコキュートは、どれも省スペースで狭い場所でも設置できるのがウリでした。敷地に余裕がなかったり、通路が狭くて運び込めなかったりして、従来のエコキュートでは設置が難しかったご家庭の悩みを解決したエコキュートとして一躍人気となったのを覚えています。ですが、残念ながらどれも数年で生産終了に。現在はほとんどのメーカーで、角型や薄型が主流となっています。
そうなると困るのが、先に紹介した省スペースタイプのエコキュートを設置していたご家庭です。
エコキュートの交換寿命(約10年)を過ぎてエコキュートを交換する際に、これまでエコキュートを設置していた場所に現在販売されている角型や薄型のエコキュートが収まらず、設置できない可能性があるからです。
当社ではそのような場合、新しいエコキュートを設置できる場所を探して移設工事のご提案をさせて頂きます(▶移設工事施工例はこちら)。エコキュートの設置場所を変えるには配管の繋ぎ方などさまざまな注意点が必要ですが、当社ではエコキュート交換に特化した熟練スタッフが施工を行うので、あらゆるパターンに対応可能です。設置スペースの問題でエコキュートの交換ができずに悩んでいる際にも、ぜひ一度お気軽にご相談ください。