【エコキュートおすすめ機能紹介】メーカー独自!日立の「水道直圧給湯」だからできるパワフルシャワー
私たちの暮らしを支えるエコキュートは、長い期間、毎日使うものだからこそ、お客様にはお気に入りの製品を選んでもらいたい。そんな思いを込めて、当社ではさまざまなメーカーの多種多様なラインナップのエコキュートを取り揃えています。
そこで、そんな当社だからこそわかる各メーカーの人気機種や機能について紹介。
今回は、日立の独自技術として高い評価を誇る「水道直圧給湯」についてお話します。
「水道直圧給湯」型機種
BHP-FW37SD BHP-FW46SD BHP-FW56SD
BHP-FW37DK BHP-FW46DK
BHP-FV37SD BHP-FV46SD
BHP-F37SD BHP-F46SD BHP-F56SD
BHP-F37SDK BHP-F46SDK
BHP-FV37TD BHP-FV46TD
BHP-F37TD BHP-F46TD
「水道直圧給湯」とは?
今回紹介する「水道直圧給湯」について説明する前に、まずは一般的なエコキュートの多くが採用している給湯方式を確認しておきましょう。
他社メーカーが販売しているエコキュートを含めて、通常多くの給湯器に当てはまるのが「減圧弁方式」と呼ばれる給湯方式です。
減圧弁方式とは
従来のエコキュートは、お湯を貯めたタンクに水道水を混ぜることで、適正温度に調節されたお湯が給湯されます。このとき、タンクに給水される水は「減圧弁」により圧力が調整されます。なぜなら水は熱が加わると体積が膨張するため、タンクに負荷がかかり破裂してしまう可能性があるからです。これを「減圧弁方式」と呼び、多くのエコキュートでこの仕組みが採用されています。
一方「水道直圧給湯方式」では、タンク内でお湯と水道水を混ぜ合わせる工程をカット。タンクに貯められた高温湯を熱源として、熱交換器で水道水を瞬時に設定温度まで加熱して給湯します。
タンク内に設置されたプレート式熱交換器には細かい隙間が無数に並んでおり、その隙間をお湯と水が交差することで温度が調整されます。これは日立独自の技術で、水道直圧給湯方式のエコキュートがあるのは日立だけです。
高い給湯圧力が叶える「パワフルシャワー」
では、水道直圧給湯方式のエコキュートは、従来(減圧弁方式)のエコキュートと比べてどんなメリットがあるのでしょうか。
「水道直圧給湯方式」最大の特長は、なんと言ってもその給湯圧力。減圧弁方式のエコキュートは水道の給水圧力よりも給湯圧力が低くなるため、どうしてもシャワーの勢いが弱かったり、2カ所同時に使うと水量が減ってしまうと感じる場合があります。
これに対し、水道の給水圧力をそのまま利用できる水道直圧給湯方式では、お湯を使っても水圧が下がることはありません。お湯の水圧が強いので、複数箇所で同時にお湯を使っても勢いが弱くなりにくいのが魅力です。
たとえば給水元圧が500kpaの家庭で浴室のシャワーと台所の蛇口の2カ所でお湯を同時に使った場合、同社の減圧弁方式のエコキュートに比べて、お湯の量は約1.6倍、給湯圧力は約2.9倍になることがわかりました。
シャワーの水圧はもちろん各家庭の給水元圧に依存するものの、このパワフルシャワーによって浴室が3階にあった場合でもシャワーや湯はりが可能に。さらに、高い給湯圧力と流量が必要な多機能シャワーヘッドなども使えるようになりました。
水質に強い「ナイアガラタフネス」も!
日立の「水道直圧給湯方式」のなかでも、2019年に発売された「ナイアガラタフネス」では高い水質を実現する仕組みが開発されました。
飲料水として使用可能!
水道直圧給湯に利用される「プレート式熱交換器」は、給水された水を瞬間的に沸かすのでほぼそのままの水質で給湯することができます。
さらに、直圧給水配管と直圧給湯配管には腐食に強く汚れにくいステンレスを採用しているので、給湯されたお湯をそのまま飲用として利用することが可能です。
飲用に使えるということは、食材などを洗う際にも安心です。生野菜がシャキッとした食感になる「50℃洗い」などの調理が、手軽にできるのもうれしいですね。
硬度の高い水質に対応可能!
1/30に低減。これにより、配管詰まりの原因となるカルシウムなどの流入も低減しました。
硬度の高い水道水や井戸水にはカルシウムが多く含まれているため、これらを水源とする地域では設置できるエコキュートが限られていましたが、配管詰まりを起こしにくい「ナイアガラタフネス」は硬度の高い水質にも対応可能です。
「水圧が弱い」という従来のエコキュートの弱点を克服した「水道直圧給湯方式」は、日立だけが実現する独自モデル。給湯水をそのまま飲用として使用できたり、配管が詰まりにくいなど魅力が満載です。ぜひエコキュート選びの参考にしてください。