ゲリラ豪雨や洪水でエコキュートが故障!? 浸水による影響や火災保険の適用について解説

日本全国で大雨の影響による被害が増大しています。洪水などの影響でエコキュートが浸水したり故障したりした場合は、火災保険を使って交換できる可能性があります。そこで今回は、ゲリラ豪雨など水害によるエコキュートへの影響と、もしも故障してしまった際の対処法や火災保険の補償内容についてお話します。

目次

年々増加傾向にあるゲリラ豪雨


※当社施工スタッフ撮影

2022年8月3日、東北地方から北陸地方にかけて集中的な豪雨が発生。新潟県や石川県の一部では、住宅の崩壊や道路陥落など大きな被害が出ています。

また、続く5日には福井県や滋賀県、島根県で記録的短時間大雨情報が発表され、福井県南越前町今庄では24時間雨量が観測史上最大の大雨となりました。上の写真は同日、滋賀県の現場に向かう施工スタッフから送られてきた写真です。各所で浸水や土砂崩れがあった影響で道路が通行止めになっていました。

このように、ゲリラ豪雨などの影響による水害の被害は年々増加しています。ウェザーニュースの発表によると、2022年7~9月に全国で発生するゲリラ豪雨はおよそ90,000回。約60,000回発生した2021と比べて約1.4倍増加する見込みです。

先日このブログでお話した雷雨と同様に、局地的な豪雨は発達した積乱雲によってもたらされます。気温が上がると大気中に含まれる水蒸気の量が増えるため、降水をもたらす雲や積乱雲に含まれる雨水の量が増えます。そのため地球温暖化が進むに連れて、大雨やゲリラ豪雨、洪水などが増加すると言われているのです

浸水したエコキュートは使用NG !

エコキュートは屋外に設置されているので、水害など自然災害の影響を受けやすい傾向にあります。ゲリラ豪雨や洪水でもしタンクやヒートポンプが浸水してしまった場合は、使用を中止してください。電気回路の部品が水に浸かってしまった場合、乾いてから使用したとしても漏電や発火が起こる可能性があります。また、泥など不純物が隙間に入り込んでモーターなどに不具体が生じる場合もあります。

メーカーでは、たとえ一時的に使用可能な状態であっても漏電の危険性が高いため、使用(通電)せずに買い替えることが推奨されています。エコキュートが浸水した場合は、できるだけ使用せずに交換することをおすすめします

水害で故障したエコキュートは火災保険の適用が可能⁉︎

もしゲリラ豪雨や洪水による浸水が原因でエコキュートが故障した場合、火災保険が適用できる可能性があります。ご家庭で加入されている火災保険の内容にもよりますが、火災保険に「自然災害に適用」「建物の付属物も補償対象」と記載されている場合は対象になる可能性が高いです

保険が適用になった場合は、故障したエコキュートの修理や交換の費用が保険金として支給されます。年々増加する水害に備えて、ご家庭で加入されている火災保険の内容を一度調べておきましょう。保険適用が可能かどうかの判断はできませんが、当社でも保険会社から求められる書類作成等のお手伝いは致します。保険の適用が可能かどうかを保険会社に確認してからお問い合わせください

火災保険が適用になるような自然災害等でエコキュートが故障した場合は、お問い合わせの際に必ず申告してください。交換後に申告された場合は対応できない可能性もあるのでご注意ください

エコキュートの在庫不足が続く現在も、当社では多くの在庫を確保して迅速な対応を心がけています。最短で即日設置も可能ですので、エコキュートの故障でお困りの場合はぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

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