【代表松田の呟き】大規模停電の可能性もある「太陽フレア」とは? エコキュートは未曽有の災害対策にも有用!

太陽の表面でおきる爆発現象「太陽フレア」によって通信や電力網に大きな影響が出る可能性があるとして、2022年4月26日に総務省が被害想定をまとめて公表。100年に1回程度の大規模な被害が想定されており、対策の検討が迫られています。そこで今回は太陽フレアが私たちの生活に及ぼす影響や、その対策としてエコキュートが有効な理由についてお話します。

目次

太陽フレアとは?

太陽フレアとは、太陽の表面(黒点周辺)で起こる「爆発現象」のこと。太陽は地球から約1億5000万km離れた場所にあるので私たちにはただ光り輝いているように見えますが、近くで見るとじつはあちこちで爆発が起こっているのです。

なぜ太陽表面でこのような爆発が起こるのか、そのメカニズムは未だにはっきりとは解明されていませんが、黒点付近でよく生じることがわかっています。黒点には強力な磁力が発生しており、なんらかの作用で磁場が乱れることでその変化が周囲のガスに伝わって爆発すると考えられているそうです。

そして太陽フレアが起きると、爆発したガスから電波やX線、電子や陽子などの電気を帯びた粒子が飛び出します。それらが宇宙空間を移動し2~3日後には地球付近に到達。地球周辺の磁気が乱されることで、通信障害や人工衛星の故障などさまざまな被害に繋がる可能性があるのです

大規模なフレアが発生すると…

今回総務省が発表したのは、100年に一度の大規模な太陽フレアが起きた場合の被害想定です。有識者会議の報告書によると、大規模な太陽フレアにより宇宙空間に大きな変動が起きた場合、携帯電話やテレビなどが2週間程度停止、または断続邸に通信障害を起こして使えなくなるとのこと。地球の周りを飛ぶ人工衛星に不具合が生じた場合は、天気予報やGPSの精度が低下。位置情報に最大数十メートルのズレが生じるなどの影響が出る可能性があるそうです。その結果、航空機が飛ばずに運航の見合わせや空港が閉鎖される可能性も。さらに電力設備では誤作動が生じるため、大規模な停電が起こることなども懸念されています

過去には、実際に太陽フレアによる被害が報告されているケースもあります。総務省によると、1989年にカナダで約600万人に影響が及ぶ大規模な停電が起きたほか、2003年にはスウェーデンでも1時間程度の停電が起き約5万人が影響を受けています。

太陽は11年で活発化するという活動の周期があり、次のピークは2025年頃だと言われています。世の中のデジタル化が進んだ現代においてこのような大規模な停電が起こると、さらに甚大な被害が出ることは想像に難くありません。その被害規模を減らすためにも、太陽フレア対策の重要度は増しています。国は地震や津波などと同様の災害とみなして新たな予報や警報の仕組みを検討中とのこと。政府は、今年度中に行政や企業向けに「警報」を発動する制度を導入するほか、「宇宙天気予報士制度」や「宇宙天気検定」といった専門組織を編成して対策を強化していくとしています。

災害時におけるエコキュートの有用性

このような未曽有の事態が起こる可能性を考えるとき、いつも私が主張しているのが非常時におけるエコキュートの有用性についてです。今年2月に関東地方で大雪警報が発令された際や、3月に東北で起きた地震の影響で電力需給がした際にもお伝えしてきた通り、消費電力が少ないエコキュートは電力需給バランスを保つためにも非常に有用なのです

使用電力の少ない夜間にお湯を沸かすのは言わずもがなですが、空気熱を利用することによって少ない電気量でお湯を沸かすことができるエコキュートは他の給湯器に対して圧倒的に省エネルギーです。CO2の排出量削減にも大きく貢献するので、環境保全という観点からも非常に役立ちます

また、いざというときの備えとしても有用です。タンクにためておいたお湯を停電時に使ったり、断水時には生活用水として利用することも可能です。エコキュートに交換するメリットはさまざまありますが、災害時にライフラインの備えとなってくれることは非常に魅力的だと思います。

交換や設置をご検討の際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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