エコキュート交換工事の様子

交換工事の依頼を頂いて向かったのは 石川県・小松空港。急湯デポでは現在、能登半島地震の復興を含めた石川県の施工を積極的に行なっています。この日は休日でしたが現地のスタッフが足りなかったため、私が助っ人として横浜から応援に行きました。

今回ご依頼頂いたK様は、公式サイトで震災後も石川県の施工を数多く行っていることを知り、当社に施工の依頼をしてくださったそうです。現在も被災の跡が色濃く残る能登町では、まだまだエコキュートの交換工事そのものが難しかったり、依頼から工事まで何ヵ月も待たなければならないようなケースもあります。

お風呂のお湯が出ない状態で何ヵ月も生活するのは厳しいですよね。お客様に少しでも早く快適な生活を取り戻して頂くために、当社では全力の対応をさせて頂いております。

小松空港から車を2時間半ほど走らせ、能登町のK様宅に到着しました。大きな一軒家で隣家との間の通路を一番奥まで進んだ先にエコキュートが設置されています。

重たいタンクを運ぶ通路としては少し狭いですが、周囲にぶつからないよう注意しながらタンクを運び出します。

段差などはさらに注意が必要です。エコキュートのタンクは、中の水を抜いた状態でも約80kgあります。搬入経路は段差や障害物があったりとても狭かったりするので、これだけ重い物を運び出すのは一苦労です。

既設のタンクとヒートポンプが運び出せたら、今度は新しいエコキュートを設置するための準備を行います。

タンクは広い場所で梱包を外して、養生マットで包んでから運びます。

このときにタンクに傷などが付いていないかも念入りに確認します。

タンクが梱包されていた段ボールの一部は切り取って、基礎にアンカーボルトを打ち込む際の型紙にします。

新しいタンクを運び込む前に、基礎や配管に問題がないかどうか確認して整えます。このとき配管には保温材を巻き付けて、劣化・凍結を予防しています。

最後は保温材の上から化粧テープを巻き付けてきれいに仕上げます。

タンクを設置するための準備が整ったところで、いよいよタンクの搬入です。スタッフと声をかけ合いながら、狭い通路をゆっくりと慎重に進みます。

設置場所周りのスペースが狭いため、不安定な場所での作業が続きます。

設置場所はタンクの高さギリギリに切り抜かれたようなスペースなので、タンクを傾けながら垂直に入れる必要があります。

ラッシャーバンドを使って持ち上げます。

エコキュートのタンクは基礎に打ち込んだアンカーボルトに脚を入れる必要があるため、このように真上に高さがない場所では設置するのが非常に大変です。何度もタンクを持ち上げて地面に這いつくばり、奥の方に手を伸ばして脚位置を確認するなど微調整を繰り返します。スタッフ2人がかりでしばらく奮闘して、無事にタンクを設置することができました。

このようにタンクの搬入が難しいケースの工事は、誰もができるわけではありません。実際に他の業者で「搬入が難しいので施工はできない」と断られてしまい、藁にもすがる思いで当社にご連絡を頂くお客様も多くいらっしゃいます。エコキュート交換専門店として長年トップを走り続けてきた当社は、これまで多種多様な現場で工事を行ってきました。その知見と熟練スタッフ達の技量を活かして、現在もさまざまな現場の施工に対応しています。これは間違いなく当社の強みです。

今回の工事のほかにも狭小地に設置されたタンクの交換や、塀を乗り越えたり足場を設置する工事、クレーンを使った搬出入など、他社では断られてしまうようなケースにも多く対応しています。難しい施工例をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください。

▶複雑な搬入経路のエコキュート交換工事例まとめ

▶塀を乗り越えてタンクを搬出入したエコキュート交換工事例まとめ

▶クレーンを使ったエコキュート交換工事例まとめ

タンクの設置ができたらヒートポンプを運び入れ、それぞれに配管等を繋いでいきます。

水漏れや凍結で故障してしまうことがないよう、配管などの処理もしっかり丁寧に行います。

そして開始から3時間半で作業終了です。新しいエコキュートに交換し、無事にお湯が使えるようになりました。最初は「（他業者で）すごく時間がかかると言われて諦めていた」と話していたお客様も、「社長自ら能登まで来てくれて、こんなにも早くお風呂に入れるようになって本当に有難い」と大変喜んで頂くことができました。

当社では徹底したカスタマーファーストをモットーに、圧倒的な在庫数と全国各地に配備した施工店、迅速な対応を可能にするインタ―ネットシステムを使って、他社には真似のできないエコキュートのスピード交換を実現しています。日本全国どんな場所でも可能な限り対応させて頂いているので、他店で施工を断られてしまったという方もぜひ一度ご相談ください。