タンクを嵩上げして交換＆ベランダの天吊りヒートポンプも

今回交換工事に訪れたのは、静岡県御殿場市。富士山の麓に位置し冷涼な気候と豊かな自然が特徴で、高原野菜の産地としても知られています。アウトレットモールや温泉など観光名所も多く、県内外から多くの人が訪れる地域です。交換工事のご依頼を頂いたM様のご自宅は、JR御殿場線「御殿場駅」から車で5分程の場所にあるマンション「エンブルガーデン御殿場」の一室。

マンションでエコキュートの交換工事を行う際は、エントランスやエレベーターなどの共用部分を通ってタンクを運ぶため、事前に管理会社への確認が必要です。当社では過去にも同マンションでの施工実績があったため、必要な手続き等も比較的スムーズに行うことができました。

エコキュートのタンクは玄関ポーチのパイプスペースに、ヒートポンプはベランダの天井に吊るされて設置されています。天吊り架台を使用した室外機の設置は、マンションのベランダで通気スペースを確保するためによく見られます。高い位置での作業となるため、慎重に作業を行います。

当社では、マンションのエコキュート交換工事も数多く行っています。マンションでエコキュートを交換する際のポイントなどをまとめた記事もあるのでぜひ参考にして下さい。

▶マンションでエコキュートの交換するには？　施工時の様子も紹介！

既設のエコキュートは、日立の「BHP-F37CU」。2005年に発売された角型・フルオートタイプのエコキュートです。「Er32」のエラーコードが表示され、突然お湯が出なくなってしまいました。エコキュートの寿命は10～15年と言われていることもあり、今回の故障で交換するのが適切なタイミングです。

新しいタンクを設置する際には、嵩上げキットを使用することになりました。パイプスペース内の排水位置がかなり上方に設けられていることが理由です。これまでは高さが足りていないものを無理につなげていたようですが、交換後は嵩上げして高さを出してからタンクを設置し、排水トラブルが起きないよう適切な処置を行います。

パナソニック「HE-SU37LQS」を設置

まずは既設タンクの水抜きなど下処理を行い、タンクとヒートポンプをそれぞれ運び出します。基礎や配管に問題がないかどうか確認し、新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

続いて新しいタンクとヒートポンプを運び入れて設置し、それぞれ配管や配線を繋ぎ合わせます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行い、問題なく稼働することが確認できれば施行完了です。

新たに設置したのは、パナソニックの「HE-SU37LQS」。同メーカーで最高レベルの水圧を実現した「パワフル高圧」の機能を搭載し、「スマホでおふろ」や「AIエコナビ」など便利で省エネ性の高い機能を多数搭載している人気機種です。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。