兵庫県尼崎市でダイキンの「EQ37VFTV」を設置~1.6mの塀を越えて狭小スペースに薄型EQを交換<エコキュート交換工事例>
エコキュート交換工事の様子や、それにまつわるトラブル事例を紹介するこのコーナー。今回は、兵庫県尼崎市にお住まいのO様邸の施工例を紹介します。塀に囲まれた狭小スペースに設置されたエコキュートの交換依頼を頂き、足場を工夫するなどして対応しました。
塀に囲まれた狭小スペースを現場調査
今回エコキュート交換のご依頼を頂いたO様のご自宅は、戸建てが立ち並ぶ住宅街の中にありました。O様に設置場所の写真を送って頂いたところかなり狭そうだったので、今回は施工前に一度現場調査をさせて頂くことにしました。
当社ではエコキュート交換のお問い合わせを頂いたあと、お客様ご自身に現場の写真を撮影してお送り頂いています。その写真を通して現場調査を行うことで、設置コストを削減してお客様に還元したり、新型コロナウイルスの感染リスクを下げるためです。
現場調査とは、既設エコキュートの搬出や新設エコキュートの搬入、設置に問題がないかどうかを確認するためのもので、設置場所までの搬入出経路や設置スペース、配管や排水などのチェックを行います。お問い合わせ後にお客様に撮影して頂く写真でこれらの確認が難しいと判断した場合には、今回のように当社のスタッフが施工前にお客様のご自宅にお邪魔して現場調査を行うこともあります。
現場調査に伺ったところ、エコキュートはご自宅脇の細い通路に設置されていました。
通路途中、外壁と塀との間のわずかなスペースに薄型のエコキュートが設置されています。
エコキュートの手前には梁があり、かなり組み入った場所に設置されていることがわかりますね。
貯湯タンクは、ご自宅の壁と梁、塀に三方を塞がれている状態。
さらに後ろ側にはヒートポンプが設置されていて、タンクを搬入出するにあたり四方面に障害物がある状態です。
タンクにぴったり密接した塀はご自宅裏まで続いており、裏側からの搬入出も難しそうです。
そこで、搬入経路はご自宅正面から確保することに決定。タンク手前の梁を避けるため既設エコキュートを塀の高さまで持ち上げ、塀の上を通って搬出。同様のルートを通って、新しいエコキュートを搬入する作戦です。
通路幅は約52cm。人ひとりが入れるギリギリの幅なので、搬入出はもちろんエコキュート設置の作業にも苦戦しそうですが、なんとか施工はできそうです。
足場を作成して塀の上に搬入経路を確保
そして工事当日。まずは、搬入出のための足場を作成します。通路前に電気メーターのついた電柱が立っているので、これを避けるように足場を組んでいきます。
足場が必要な場合、その場所にぴったり合うものを用意する必要があるので、当社では木材などを組み合わせて各現場に最適な簡易足場を作成しています。簡易的とはいえ重量のあるエコキュートを持ってこの上に立つことを考えると、ある程度強度も必要です。当社にはさまざま現場で交換工事を行ってきた経験豊富なスタッフが多く在籍しているので、足場が必要な現場も安心してお任せ頂けます。
足場ができたら早速、既設エコキュートを搬出します。足場を組んだとはいえ、塀の上はかなり狭いので慎重な作業が求められます。
既設のエコキュートは、ある程度解体してから搬出しました。
次に、新しいエコキュートを搬入します。
傷が付かないようクッションマットを巻きつけた本体を慎重におろしていきます。
貯湯タンクとヒートポンプが設置できたら、それぞれに配管を接続。
漏電対策のアース工事を行い、試運転でエコキュートが問題なく稼働することが確認できたら施工完了です。
今回設置したのは、ダイキンの「EQ37VFTV」。320kPaのパワフル高圧が人気の薄型Xシリーズのエコキュートです。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。
今回のように設置場所や搬入経路が狭小な場合、施工店によっては工事を断られるパターンもあると思います。たとえほかの施工店で対応不可とされた現場でも、熟練スタッフが多数在籍する当社なら対応可能なケースもあります。ぜひ一度お気軽にご相談ください。