【代表松田の呟き】温暖化でドカ雪が増える⁉︎ エコキュートの積雪対策とは

2023年10月18日に気象庁気象研究所が発表した研究成果によると、温暖化の影響によって全国の降雪量が減少している一方で、豪雪地帯では「ドカ雪」のリスクが5倍に増えているということがわかりました。そこで今回は、雪の被害がエコキュートにもたらす影響と対策についてお話します。

目次

温暖化でドカ雪のリスクが大幅増!

今回気象研により発表された研究結果は、北海道や新潟といった豪雪地帯で大雪となった2021年11月~22年3月のデータをもとに「雪の降りやすさ」を分析したもの。同年は全国的に雪が降りにくい状況だったにもかかわらず、東日本の山沿いや北海道では「10年に1度」レベルの大雪(1日当たりの降雪量52・1ミリ)が増えました。

海面の水温が上昇すると大気の水蒸気量が増えるため雪雲が発生しやすくなります。雪雲は気温の高い沿岸部では雨になる一方、寒い内陸部の山沿いでは雪となります。このため、温暖化に伴って極端な大雪が増える可能性が高くなるそうです

今年は暖冬傾向で降雪も少ない見込みですが、一時的な寒気や雪雲の発達で地域によっては大雪となる可能性があると気象庁はコメントしています

エコキュートの積雪対策

屋外に設置するエコキュートは雪の影響を受けやすい機器とも言えます。そのため積雪の多いエリアでは、エコキュートを設置する際にさまざまな対策を行っています。

エコキュートのヒートポンプは、お湯を沸かす熱源となる大気熱を集める機器です。つまり、もしもヒートポンプの取り込み口が雪で塞がってしまったら、お湯を沸かすことができなくなります。積雪の多いエリアではヒートポンプを架台の上に設置することで対策しています

何メートルも積雪があるようなエリアでは、さらに高い場所に設置するため壁に取り付けているようなケースもあります。また、そのようなエリアではタンクを屋内に設置している場合も多いです。屋内に設置されているタンクの交換工事をまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてください。

▶屋内設置のエコキュート交換工事例まとめ

屋外でも雪の影響を受けないように、タンクに雪除けを設置している家庭もあります。このような場所では、マイナス10℃以下でも運転ができる寒冷地仕様のエコキュートを設置しているケースが多いです。

寒冷地では、施工時にしっかりとした凍結防止策を行うことも大切です。当社では、配管に保温材や保護カバーを巻きつけたり、凍結防止用ヒーターを設置することで凍結防止策を施すことも可能です。エコキュートの凍結防止対策についてまとめた記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてください。

▶エコキュートの凍結防止策

このようにエコキュートは積雪の多いエリアでも使用することができます。また、当社では東北地方や北信越地方の施工も行っています。エコキュートの交換をご希望の際は、お電話よりお気軽にご相談ください。

 

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