給湯専用のエコキュートとは? 違いやメリット、施工例をまとめて紹介

エコキュートには「フルオート」や「セミオート」「給湯専用」といった種類があり、どのタイプのエコキュートにすればいいのか迷ってしまう人も多いと思います。そこで今回はそれぞれのタイプの違いを解説すると共に、給湯専用タイプのメリットと施工例について紹介します。

目次

エコキュートの3つの種類

エコキュートの種類は、給湯時の機能別に大きく3つに分けられます。

フルオートタイプ

「お湯はり」から「追い焚き」まで、全てをまるごと全自動でこなしてくれるタイプ。たし湯や保温も自動で行うことができ、追い焚き機能が付いているのが一番の特徴です

セミオートタイプ

「お湯はり」を自動で行うことができるタイプ。たし湯や高温さし湯も可能ですが、追い焚き機能がないのがフルオートタイプとの違いです。 

給湯専用タイプ

 

蛇口から給湯するタイプ。穴あけや配管工事が不要で、設置が簡単なのが特徴です。

給湯専用タイプのメリット

エコキュート本体の価格が安い

給湯専用タイプのエコキュートは、さまざまな機能が搭載されたフルオートタイプやセミオートタイプのエコキュートよりも本体の価格が下がります。

 

ランニングコスト(光熱費)もお得

保温機能がついたフルオートタイプのエコキュートは、ぬるくなってしまったお湯を電気を使って温めます。電気料金が高い時間帯に電気を使って追い焚きするなど、使い方次第では光熱費がかさんでしまいます。一方、給湯専用タイプのエコキュートは足し湯を行うだけなので経済的です。

設置が簡単


追い焚き機能が付いたフルオートタイプのエコキュートは、浴槽とタンクが2本の配管(往き・戻り)で繋がれているのが特徴です。セミオートタイプや給湯専用タイプのふろ配管は1本なので、フルオートタイプのエコキュートにするには配管の増設工事が必要です。さらに給湯専用タイプからフルオートタイプに変更する場合は、浴槽に穴をあけて循環アダプターを設置する必要もあります。給湯専用タイプであればこれらの工事が不要なので、比較的簡単に設置することができます。

給湯専用タイプの設置例

ここからは、当社で行った施工事例の中から給湯専用タイプのエコキュートを設置した事例をまとめて紹介します。

丸形電気温水器から三菱「SRT-N375」に交換(宮崎県宮崎市)

宮崎県宮崎市で、丸型タイプの電気温水器(三菱の「SRG-3758」)が故障。より効率良くお湯を沸かしてランニングコストを抑えられるエコキュートに交換したいというご相談を受けて、給湯専用タイプのエコキュート(三菱の「SRT-N375」)に交換しました。


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足場を用意して三菱「SRT-N375」を設置(和歌山県和歌山市)

和歌山県和歌山市にある広大な田んぼに隣接する一軒家では、給湯専用のエコキュート・ダイキンの「EQ37GV 」が故障。突然お湯が出なくなってしまったというご連絡を受けて、翌日すぐに交換対応させて頂きました。高低差のある道路上からタンクの搬出入を行うため簡易的な足場を作成して、三菱「SRT-N375」を設置しました。

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フルオートから給湯専用タイプに(宮崎県児湯郡木城町)

宮崎県児湯郡木城町では、フルオートタイプのエコキュート(日立の「BHP-F37HU」)から給湯専用の三菱「 SRT-N375」に交換する工事を行いました。さまざまな機能が付いたフルオートタイプのエコキュートを使用してみた結果、ほとんどの機能を使っていなかったため給湯専用タイプを選択したようです。

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