【代表松田のつぶやき】関東で震度5の地震! 災害時の「エコキュート」使用法を確認

昨夜、関東エリアで大きな地震がありました。皆さん、ご無事でしょうか? 大きな被害がないことを祈るばかりです。弊社で販売している「エコキュート」は、このような災害時に強いのが魅力の一つ。とはいえ、実際に災害が起きたときに、どんな使い方ができるのか知らないという人も多いのでは? そこで今回は、災害時のエコキュート使用法について紹介します。

目次

2011年の超巨大地震以来10年ぶりの揺れ!

10月7日(木)22時41分頃、関東エリアで大きな地震がありました。震源は千葉県北西部で、東京23区や埼玉県では震度5強の揺れを観測。東京23区で震度5強以上の揺れを観測するのは、2011年に東日本大震災を引き起こした超巨大地震以来、じつに10年ぶりのことだそうです

地震発生時、たまたま倉庫の近くにいた私は、エコキュートの在庫が心配ですぐに倉庫の様子を見に行きました。ビルのエレベーターが緊急停止していて11階まで階段で上ることになったのはなかなか大変でしたが(笑)、大きな被害はなく一安心です。

皆さんのご自宅は大丈夫でしたか? 地震発生から1週間程度は警戒が必要と言われているので、この機会に防災備品など震災時の対策について確認しておきたいですね。

エコキュートの耐震性は?

貯湯タンクの設置が必要なエコキュート。大きなものなので、地震などで転倒しないか心配という人も多いですよね。実際、発売当初のエコキュートは地震で倒れてしまうケースもありましたが、メーカーの改良により現在は高い耐震性が実現されています

とくにエコキュートの転倒トラブルが多発した東日本大震災(2011年)のあとには、国土交通省により給湯設備の転倒防止措置に関する告示の改正が行われ、措置の基準が明確化。アンカーボルトなどを使って正しく設置することが義務付けられています

各メーカーが改良を重ねることで、耐震設計技術も向上しています。ダイキンでは、角型のエコキュートにおいて震度7相当の揺れに耐えることができる耐震クラスS基準の耐震強化を実現。貯湯タンク本体の脚部と支持部の補強、転倒防止金具などの設置で強度がアップしています。

パナソニックは、通常3本脚の貯湯タンク脚部を4本にすることで高い耐震性を実現。地震などで強い揺れが発生した場合に、複数の脚で分散して揺れを受けることでダメージを軽減します。

三菱は、脚部に幅を太くした「タフレッグ」を採用。脚部接地面積を拡大することで、耐震性を強化しました。このように各メーカーが耐震強度にこだわった改良を重ねることで、現在販売されているエコキュートの多くが高い耐震性を実現しています。

非常時のエコキュート使用法

エコキュートを設置するメリットの一つが、自然災害の影響で断水や停電が起きた際に水やお湯を使えることです

エコキュートを設置している場合、貯湯タンクに貯めているお湯を生活用水として利用できます。タンクの大きさによってさまざまですが、370Lのタンクに満タンのお湯が入っていた場合、2Lのペットボトル約185本分の水を取り出すことができます。数日分の非常用水は確保できそうですね。

災害時のエコキュート利用手順

では、実際に災害が起こった際にどのようにしてタンクから水を取り出せばいいのか、エコキュートの使用法について確認しておきましょう。

※非常用水栓の使い方は、メーカーやエコキュートの種類によって手順が異なります。操作は取扱説明書を確認したうえで行ってください。

(1)貯湯タンクのカバーを開ける

(2)漏電ブレーカーをOFFにする

(3)給水専用弁を閉める

(4)逃し弁のレバーをあげる

(5)非常用取水水栓を開く

どのメーカーのエコキュートも基本的にはこの方法で利用することができますが、機種により細かい対処方法は異なります。必ずメーカー公式サイトを確認してください。

【各メーカーホームページ対応方法ページ】

災害時の備えとなるエコキュート。いざという時に慌てないためにも、日頃から使い方などポイントをしっかりと確認しておきたいですね。災害時利用の注意点をまとめた記事もあるので、ぜひあわせてチェックしてください。

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