マンションにエコキュート設置できる?交換・設置の注意点、費用などを解説
マンション住まいで、エコキュートを設置したいと考えている方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、条件を満たせば、マンションでも以下の場所にエコキュートを設置することが可能です。
- 専用庭、ベランダ、バルコニー
- 玄関脇のPS(パイプシャフト、パイプスペース)内
- メーターボックス内
ただし、管理規約、避難経路の邪魔にならないか、共用部分でも専用使用権の扱い、などの確認が必要です。
この記事では、交換実績10万件以上の実績を誇る当社が、エコキュートが設置できる場所や交換費用の相場、設置時の注意点や騒音対策等について、詳しくご紹介します。
エコキュートをマンションに設置・交換にかかる費用の相場
エコキュートをマンションに設置や交換をする場合、かかる費用の相場は約40万円~になります。
マンションのエコキュート設置・交換費用は、機種の容量や設置場所、搬入条件によって変わります。特にマンションでは、設置スペースや搬入経路の条件によって追加費用がかかることもあります。
エコキュートはマンションのどこに設置できる?
設置環境や管理規約の条件を満たすことで、エコキュートへの交換・設置が可能です。
- テラスや専用庭(主に1階の屋外スペース)
- ベランダ(1階以上、屋根がある屋外スペース)
- バルコニー(2階以上、屋根がない屋外スペース)
- ルーフバルコニー(下階の部屋上にある、屋根がない屋外スペース)
- 玄関脇のPS(パイプシャフト、パイプスペース)内
- メーターボックス内
主な設置スペースは、ベランダやバルコニー等の屋外です。
マンションの共有部分ではありますが、住人に専用使用権が認められており、設置できることがあります。
他にも、配管をまとめているPS(パイプシャフト、パイプスペース)や、使用量計測器を収納したメーターボックスに設置できることがあります。
リビングや廊下等、屋内の居住スペースの設置は難しいでしょう。
壁に穴を開ける大掛かりな工事が必要な可能性があり、マンションの管理者から許可を得るハードルが高いです。
また、設置を検討する際はスペースの広さのほか、
- 管理会社などの許可が必要か
- エコキュートの重さに耐えられるか
- 深夜に小さめの低周波音が発生しても大丈夫か
なども確認しましょう。
エコキュートのマンション設置・交換時の注意点

管理者に確認を取る
エコキュートをマンションに設置する際には、マンションのオーナー、大家や管理会社等、管理者への確認が必須です。
マンションの床がエコキュートの重さに耐えられない、トラブル防止のために設置を禁止している、といったことがあり得ます。
また、設置・交換の工事では音が発生し、業者が出入りするため、それを気にする居住者もいるかもしれません。
トラブルにならないよう、確認や相談の後、しっかりと許可を得てからエコキュートの設置に進みましょう。
スペース、運搬経路、電源・配管ルートを確認する
次に、設置スペースや運搬経路の確認を進めましょう。
管理者に確認を取った条件に照らし合わせ、どこに設置して200Vの電源はどこから取るか、配管をどのような経路で設置するか等、具体的に見ていきましょう。
メーターボックス内に設置する場合は、扉の上下それぞれに通気口が必要なため、その点も考慮してみてください。
また、エコキュートは、梱包されたものを複数人で持ち上げて運搬します。
天井に引っ掛からないか、通路の角を曲がり切れるか等、運搬経路をメジャーで測っておくと良いでしょう。
運搬に問題が生じる場合は、別途費用をかけて、クレーンで運び込むこともあり得ます。
さらに、給水や排水や電源のために、既存の配管を利用できるか、新しく設置が必要か、なども確認が必要となります。
集合住宅に向いたエコキュートを選ぶ
トラブル防止のために、集合住宅に向いたエコキュートを選びましょう。
ベランダは、非常時には避難経路にもなるため、通路を圧迫しづらい薄型、コンパクトタイプ、スリムタイプ等のエコキュートがおすすめです。
PSやメーターボックス内に収めやすい集合住宅用や、背が低く運搬時に天井にぶつけにくいローボディタイプ等もあります。
これらのタイプは、一般的なエコキュートよりも軽く、床に負担をかけづらいといったメリットもあります。
転倒防止策を講じる
万が一に備えて、転倒防止策を講じておきましょう。
エコキュートの多くは転倒防止や耐震のための設計が施されています。しかし万が一といったことはありますし、その衝撃で床や壁の破損が起きるかもしれません。
業者にしっかりとした基礎を用意してもらい、耐候性や強度に優れたアンカーボルトを使用してもらう等すると、より安心です。
業者選びをしっかりおこなう
業者選びも大切です。マンションへの施工実績を豊富に持つ業者の方が、後々のトラブルを防ぎやすいためです。
施工時の騒音を抑え、スピーディに設置してもらうには、熟練の技術・実績を持った業者が望ましいといえます。
マンション向きのエコキュートを相談したり、適切な基礎やアンカーボルトを用意してもらったりするときにも、実績のある方が頼れるはずです。
また、搬出入や設置の困難さから、マンションへのエコキュート設置をおこなっていない業者もいます。
業者選びのポイントを知りたい方は、「エコキュートの業者選びの失敗談は?ハウスメーカー、家電量販店、どこに頼むといい?」のコラムもチェックしてみてください。
当社急湯デポは主に、エコキュートからエコキュートへの交換をおこなう専門店です。実績も10万件以上と豊富です。
大量仕入れによる安さ、工事費込みのわかりやすい価格、豊富な在庫をいかした即日交換が自慢です。
集合住宅でもエコキュートからエコキュートの交換なら対応可能ですので、マンションでのエコキュート交換をお考えでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
マンションでの当社交換事例
実際にマンションでエコキュートを設置すると、どのような工事になるのでしょうか?
当社での交換事例をご紹介します。
スクロール
| 交換前 | 交換後 | |
|---|---|---|
| メーカー | 三菱 | パナソニック |
| 機種名 | SRT-HP30WD4 | HE-S37LQS |
| 給湯機能 | フルオート | フルオート |
| タンク容量 | 300L | 370L |
高層マンションのベランダに設置されていたヒートポンプが水漏れしてしまったため、新しいエコキュートに交換しました。
高層マンションでのエコキュート交換は、一般的な戸建て住宅と比べて難易度が上がります。このケースでは、ベランダへ機器を運ぶため、傷をつけないよう慎重に宅内を通って搬入出を行う必要がありました。また、事前に管理会社への確認や工事申請が必要です。
こうしたマンション工事特有のハードルがありますが、当社では過去にも同マンションでの施工実績が複数回ありました。そのため、勝手知ったる現場として事前の手配や管理会社との連携を非常にスムーズに進めることができました。
騒音・水漏れ対策
他の居住者に配慮して、騒音対策を施すことも重要です。
エコキュートは、運転時に40dB程度の運転音、12~13Hz程度の低周波音を発生させるためです。
特にお湯の使用量が多い冬場は、フル稼働でより音を出してしまう可能性もあります。
エコキュートは深夜の運転が多いため、迷惑にならないよう、隣室や上下の部屋に対しての配慮が求められます。
また、施工不良や故障時のリスクに備え、水漏れ対策も考えておきましょう。
下の階に大量に水が流れていくと迷惑になるため、排水経路が適切か、購入するエコキュートに水漏れ防止機能が付いているか等、確認してみてください。
水漏れが実際に起きた際の対策については、「エコキュートの水漏れ原因7選!対処方法や原因、修理代について」のコラムをチェックしてみてください。
エコキュートをマンションに設置する際におこないたい騒音対策

隣室との距離を離す
騒音対策としておこないたいのが、隣室との距離を物理的に離すことです。
例えば、ベランダに設置する場合は、隣室から離れた位置に置くことを意識しましょう。
マンションのベランダの隔て板は、蹴破り戸とも呼ばれ、非常時に蹴破って避難することが想定されています。
薄いため防音性に期待はできず、隣室の寝室がベランダ付近であれば、運転音が響く影響もあります。また、もしもの避難の際、避難経路の妨げとなる可能性も考えられます。
エコキュートの騒音や異音について詳しくは、「エコキュートから騒音・異音?トラブル原因から防音・防振対策まで詳しく紹介」のコラムもチェックしてみてください。
開けた場所に設置する
エコキュートは、なるべく開けたスペースに設置してみてください。
エコキュートの周囲を物で塞ぐようなことをすると、かえって音が反響し、大きく出ることがあります。
また設置物によっては、運転音と共振を起こし、音が増幅されてしまうこともあります。
ファンの周囲を塞ぐとエコキュートの故障の原因になることもあるため、開けた場所に設置するように心がけてみましょう。
防音グッズや防振グッズを使用する
エコキュートに、防音グッズや防振グッズを活用することも考えましょう。
現在は、防音シートや防振ゴム等、エコキュート用の防音グッズや防振グッズが販売されています。
音が広がりにくくなり、階下への振動も抑えられます。
グッズを取り付けたい場合は、エコキュートの設置前に業者に相談しておくとスムーズです。
ご自身で設置するよりも、業者に設置してもらった方が早く、かつエコキュートの破損などのトラブルも防げます。
通気口の位置を考える
吸気口や排気口等、隣室の通気口の位置も、可能であれば把握しておきましょう。
通気口を通じて、エコキュートの運転音が隣室に入り、騒音として捉えられることがあるためです。
通気口は閉じることは可能ですが、外から空気を取り込む、あるいは外へ空気を排出するために、基本的には開いています。
運転音がダイレクトに隣室へ入っていかないように、通気口の位置も念のため確認し、エコキュートを少しでも離して設置するのがおすすめです。
定期点検で故障を防ぐ
エコキュートが故障しないように、定期点検をおこなってみてください。
故障内容によっては、運転音が大きくなってしまうことがあるためです。
例えば、破損や異物の侵入、経年劣化等によって、ファンが正常に回っていないことがあります。
その場合は、ファンの回転時に何かが擦れるような、細かな何かがぶつかるような音が加わってしまうことがあります。
軽微な故障を放置すると、本格的な故障につながり、買い替え費用が膨らむ可能性もあります。
業者に定期点検を依頼し、ご自身でも定期的にセルフチェックやメンテナンスをおこないましょう。
エコキュートのメンテナンス方法について詳しくは、「エコキュートを長持ちさせるメンテナンス・掃除方法を紹介!」のコラムも参考にしてみてください。
マンションにおすすめのエコキュート
マンションのような集合住宅におすすめできるのは、三菱、パナソニック、コロナのエコキュートです。
3メーカーのマンション向け機種の特徴
スクロール
| メーカー | 三菱 | パナソニック | コロナ |
|---|---|---|---|
| イチオシポイント | ・人気の高い メーカー ・1人~3人向け 機種あり | ・水圧高め ・1人~3人向け 機種あり | ・集合住宅向け機種 が最も充実 ・3人~7人向け 機種が豊富 |
| 集合住宅・ 省スペース向け ラインナップの多さ | 少なめ 3種類 | ふつう 5種類 | 一番豊富 8種類 |
| タンク容量 | 180L 370L 430L | 195L 370L 430L | 300L 370L 430L |
| 電気代の安さ目安 | 1番安い 通常消費電力 0.85kW/ | 3番目に安い 通常消費電力 0.92kW | 2番目に安い 通常消費電力 0.885kW |
| エコキュートの 価格相場 | やや高め 当社取扱相場 396,000~ 517,000円 | ふつう 当社取扱相場 363,000~ 440,000円 | ふつう 当社取扱相場 396,000~ 506,000円 |
三菱エコキュート
三菱エコキュートは、薄型、コンパクトエコキュート等、集合住宅に設置しやすいエコキュートにバリエーションがあります。
具体的なラインナップは、下記が挙げられます。
スクロール
| タイプ | 型番 | タンク容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 薄型 | ・SRT-S377UZ ・SRT-S437UZ | 370L/430L | ・フルオート ・機能充実 ・3人~6人向け |
| コンパクト エコキュート | ・SRT-S186D ・SRT-SK186D (寒冷地向け) | 180L ※貯湯ユニットを メーターボックス内に ヒートポンプユニットを ベランダに設置 | ・フルオート ・1人~3人向け ・受注生産 |
| エコキュート ライト | ・SRT-N186D ・SRT-NK186D (寒冷地向け) | 180L ※貯湯ユニットを メーターボックス内に ヒートポンプユニットを ベランダに設置 | ・給湯専用 (自動湯はりや 足し湯なし) ・1人~3人向け ・受注生産 |
薄型以外は、基本的に受注生産となります。
そのため、取り扱っている業者の数が限られる点には注意が必要です。
コンパクトエコキュートやエコキュートライトは、集合住宅への設置を前提として設計されています。
狭いところも通りやすく、マンションにエコキュートを設置したい方におすすめです。
パナソニックエコキュート
パナソニックエコキュートは、薄型のラインナップが豊富です。
具体的なラインナップは、下記のようになっています。
スクロール
| タイプ | 型番 | タンク容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 薄型高圧 ミドルクラス (Wシリーズ) | ・HE-WU37LQS ・HE-WU46LQS | 370L/430L | ・パワフル高圧 (280kPa) ・フルオート ・3人~6人向け |
| 薄型 ミドルクラス (Wシリーズ) | ・HE-W37LQS ・HE-W46LQS | 370L/430L | ・高圧(180kPa) ・フルオート ・3人~6人向け |
| 薄型 スタンダードクラス (Hシリーズ) | ・HE-H37LQS ・HE-H46LQS | 370L/430L | ・高圧(180kPa) ・フルオート ・3人~6人向け |
| おひさまエコキュート 薄型高圧 ミドルクラス (YW シリーズ) | ・HE-YWU37LQV ・HE-YWU46LQV | 370L/430L | ・パワフル高圧 (280kPa) ・フルオート ・3人~6人向け |
受注生産品でない薄型の種類が多いのは嬉しいポイントです。
パナソニックエコキュートは全体的にコンパクト設計になっています。
JPシリーズやJシリーズ等、対応しているシリーズは限られますが、貯湯タンクユニットは、幅600mm、奥行680mm、高さ1810mm(370Lの場合。460Lは2170mm)というサイズ感で、集合住宅でも比較的設置しやすくなっています。
コロナエコキュート
コロナエコキュートは、マンションに設置しやすい省スペース機種のバリエーションが豊富です。
具体的なラインナップは、下記の通りです。
スクロール
| タイプ | 型番 | タンク容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 省スペース・ スリムタイプ | ・CHP-ES46AZ2 ・CHP-ES46AZ2K (寒冷地用) | 460L | ・フルオート ・高圧力パワフル給湯 (300kPa) ・4人~7人向け |
| 集合住宅向け 省施工仕様 | ・CHP-S30AZ1-12 ・CHP-37AZ1-42 | 300L/370L | ・フルオート ・2人~5人向け ・受注生産 ・施工しやすい機種 |
| 薄型 | ・CHP-E372AZ1 ・CHP-E462AZ1 | 370L/430L | ・高圧力パワフル給湯 (300kPa) ・フルオート ・3人~6人向け |
三菱、パナソニックと比べて、省スペース、集合住宅向け、薄型の種類が豊富です。
耐塩害用、デザイン性のこだわり機種、リーズナブルな給湯専用機種などもあります。
集合住宅向けや耐塩害仕様は、基本的に受注生産となっています。
まとめ
この記事では、マンションにエコキュートを設置できる箇所や、設置・交換費用の相場、設置の際の注意点や、騒音対策等についてご紹介しました。
マンションの管理者への相談はもちろん、マンションでの設置や交換実績がある業者に依頼する等、失敗がないように進めてみてください。
急湯デポは、主にエコキュートからエコキュートへの交換を手掛ける、エコキュート専門の業者です。
価格は工事費込み。豊富な在庫数が自慢で、早ければその日の内に交換できるます。エコキュートが急に壊れて困っている方におすすめです。
集合住宅でもエコキュートからエコキュートの交換なら対応可能ですので、ぜひご相談ください。
