おひさまエコキュートとは?メーカー別の特徴・価格の違いを徹底解説!

エコキュートは日々新しい商品が登場しています。
中でも「おひさまエコキュート」は特に注目を集めています。
一般的なエコキュートとおひさまエコキュートの違いは何でしょうか。この記事では、おひさまエコキュートとは何か、メーカー別の特徴や価格の違いなどを詳しく解説します。

おひさまエコキュートが金額的にお得なのか、取り替えるべきかどうかをご検討中の方は、ぜひ当社にご相談ください。

目次

おひさまエコキュートの補助金対象おすすめ機種

おひさまエコキュートの補助金対象おすすめ機種はこちらです。在庫がなくなり次第終了となりますので、お早めにご確認ください!

メーカー名・型番 工事費込みの価格 補助額 タンク容量 お風呂の機能
ダイキン
EQ37XFPV
税込332,000
(補助金込み)
130,000円 370L(1名~4名) フルオート(追い焚き可能)
ダイキン
EQ46XFPV
税込354,000
(補助金込み)
130,000円 460L(4名~6名) フルオート(追い焚き可能)

おひさまエコキュートとは?一般的なエコキュートとの違い

おひさまエコキュートは、太陽光発電システムとの連携を前提としたエコキュートです。
一般的なエコキュートも、太陽光発電システムと連携可能ですが、必須ではありません。
あくまでも、太陽光発電システムは補助的な役割を果たし、電気代が安くなりやすい深夜に沸き上げていました。
しかし、おひさまエコキュートは太陽光発電システムを利用し、昼間に沸き上げを行います。
自家発電でお湯を沸かせる、自家消費型のエコキュートだといえるでしょう。

おひさまエコキュートのメリット

ここでは、おひさまエコキュートのメリットについて見てみましょう。
おひさまエコキュートのメリットは、主に4つあります。

  • 昼間に沸き上げる
  • 電気代の高騰に左右されにくい
  • 昼間沸き上げのため放熱ロスが少ない
  • 特別な料金プランがある

昼間に沸き上げる

おひさまエコキュートは、昼間でも気にせず沸き上げを行えます。
一般的なエコキュートは、電気代が安く済むことから、夜間にお湯を沸き上げることがほとんどです。
しかし、お湯が足りなくなると、電気代が高くなる昼間でも沸き上げる必要がありました。
電気代の節約を考えている方にとっては、昼間の沸き上げは気になる事柄の一つです。
一方、おひさまエコキュートは太陽光発電システムを利用するため、昼間に沸き上げます。
太陽が昇っている昼間は気温が夜より高いため、空気を取り込んで熱を生み出すエコキュートにとっては、むしろ効率的に沸き上げられる状態だといえます。

電気代の高騰に左右されにくい

おひさまエコキュートは、電気代の高騰に左右されにくい仕組みです。
現在は、燃料の調達価格が上がり、電気代が高くなりやすい状況を迎えています。
実際に各電力会社も、値上げしている状況です。
エコキュートは、安い時間帯に沸き上げを行うため光熱費を抑えられますが、それでもある程度は影響を受けてしまいます。
しかし、おひさまエコキュートは自家発電の電力を使うため、その影響を受けにくいと考えられます。

昼間沸き上げのため放熱ロスが少ない

昼間に沸き上げることから、放熱ロスが少ないのもメリットといえます。
一般的なエコキュートは、23時~翌朝の5時ほどまでに作ったお湯を、次の日の朝から夜にかけて使用するものです。
一方、おひさまエコキュートの場合は、昼間に沸き上げたお湯を、その日の昼から夜にかけて使用できます。
使用するまでの時間が短いことから、放熱ロスが少なく、温かいお湯を使うことが可能です。

特別な料金プランがある

おひさまエコキュートと太陽光発電システムを備えた家庭向けに、特別な料金プランも用意されています。
具体的には、東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」が挙げられます。
くらし上手は、120kWhまでは基本料金+電力量料金の定額制で、超過した分は従量制として計算される電気料金プランです。

太陽光発電システムは発電できない日があるため、かえって光熱費が上がるのではないかと、心配する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、120kWhまでは定額で使用できる料金プランと組み合わせれば、光熱費はお得にすることが可能です。
くらし上手には複数のプランが用意されており契約容量によっても料金が異なります。

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おひさまエコキュートのデメリット

多くのメリットがある一方で、おひさまエコキュートにはデメリットも存在します。
ここで、4つのデメリットを確認しましょう。

太陽光発電が必須

おひさまエコキュートは、太陽光発電システムが必須です。
もともと太陽光発電システムを導入していた家庭であれば、おひさまエコキュートを買い足すだけなので、ハードルは低いでしょう。
おひさまエコキュート自体の価格も、ミドルクラス~ハイグレードの中間帯のため、それほど高くはありません。
しかし、太陽光発電システムを同時に設置する方にとっては、費用の負担は大きいでしょう。
また、太陽光発電システムのメーカー選びや適した電気料金プランを調べる手間等もあり、ハードルが高く感じられるかもしれません。

契約できるプランが限られる

おひさまエコキュートをフルに活用できる料金プランが限られていることも、デメリットとして挙げられます。
2025年1月現在は、おひさまエコキュートを前提条件とした電気料金プランは、東京電力エナジーパートナーの「くらし上手」、へーベル電気「おひさまエコキュートプラン」、東北電力「よりそう+おひさまeバリュー」、九州電力「おひさま昼トクプラン」、中国電力「おひさまシフトコース」などです。
ただ、おひさまエコキュートは、販売されて比較的日が浅い新商品です。
今後おひさまエコキュートの普及により、他の電力会社の料金プランも増えることが期待できます。

新商品のためラインナップが少ない

おひさまエコキュートはラインナップが多くありません。
2025年1月現在、ダイキン、パナソニック、三菱電機、コロナの4社から、2種ずつ販売されています。
8種しかないため、エコキュートに欲しい機能が付いていなかったり、貯湯タンクの容量が家族人数に合っていなかったりということが起こり得ます。
また、マンションのような場所にお住まいだと、スペース的に設置が厳しいこともあるかもしれません。

日によって発電できないことがある

おひさまエコキュートは、太陽光発電システムから得た余剰電力を使ってお湯を沸き上げます。しかし、天気によっては十分な発電が難しい場合があり、これがデメリットとして考えられます。
梅雨どきや台風シーズンのように、天気の悪い日が続く時期には注意が必要です。
余剰電力が不足すると、沸かす際の料金が電気料金プランに基づいて発生する可能性があります。現在、おひさまエコキュートに対応した電気料金プランが少ないため、利用者にとっては不安要素となるかもしれません。

おひさまエコキュートのメーカー別の特徴

次に、おひさまエコキュートをメーカー別に見ていきましょう。
共通点も多いですが、メーカーで特徴や機能、工事費込み価格等に違いがあります。

おひさまエコキュートと関りが深い卒FITについては、「卒FIT後は「おひさまエコキュート」がお勧め!太陽光は売電より自家消費がお得な理由も」で詳しく解説しています。
興味がある方は、こちらもチェックしてみてください。

メーカーの共通点

2025年1月現在、おひさまエコキュートは各メーカーの数を合計しても、8種類のみとなっています。各メーカー別の特徴を見る前に、共通点から確認しましょう。

タンク容量は370Lと460Lの2種類

どのメーカーからも、貯湯タンクの容量は370Lと460Lの2種類が提供されています。
370Lが3~5人向けで、460Lは4~7人向けです。これにより、多くの家族人数に合わせられるラインナップといえます。

夫婦2人で暮らしている世帯や、祖父母や義両親等と暮らしている大人数世帯にとっては、やや選択肢が狭いともいえるかもしれません。
しかし、子供を授かる等、将来的に家族構成が変わる可能性がある方にとっては、十分な選択肢と言えるでしょう。

エコキュート用アプリが用意されている

各メーカーが、エコキュート用のアプリを用意しています。
スマートフォンにインストールして設定を済ませれば、おひさまエコキュートと連携させることが可能です。
連携させることによって、遠隔操作が可能になり、貯湯タンク内に残った湯量等も確認できるようになります。
メーカー別に大きな差はありませんが、エアコンやスマートスピーカーのような他の機器との連携しやすさや、緊急時の動作、対応しているOS等に差がある場合があります。

メーカー名アプリ名
ダイキンDaikin Smart App
パナソニックスマホでおふろ
三菱電機MyMU
コロナコロナ快適ホームアプリ

補助金の対象となることがある

どのメーカーのおひさまエコキュートも、補助金制度の対象となることがあります。
例えば、「給湯省エネ事業」等では、2025年までに販売されている8機種全てが補助金制度の対象となっています。
細かな条件もあるため、すべての人が利用できるわけではありませんが、おひさまエコキュートをお得に設置・交換したい方は検討をお勧めします。

当社は「給湯省エネ事業」の登録業者として補助金申請の代行も行っております。おひさまエコキュートの設置を補助金を活用して検討中の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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次に、各メーカーが提供するおひさまエコキュートの特徴について詳しく見ていきましょう。

ダイキンおひさまエコキュートの特徴

ダイキンからは、「EQA37YFPV」と「EQA46YFPV」の2種類のおひさまエコキュートがラインナップされています。
これらのモデルは、深紫外線(UVC)で浴槽のお湯を除菌できる「おゆぴかUV」や、最高330kPaで給湯可能な「パワフル高圧給湯」等を特徴としています。
また、オプションとして、透明感のある二色使いが特徴の「スタイリッシュリモコン」や、微細な泡で温浴や美肌の効果を高める「ウルトラファインバブル入浴」等を選択付することができます。

 EQA37YFPVEQA46YFPV
価格相場(工事費込み)当社:484,000円(税込)
※2025年1月現在
当社:506,,000円(税込)
※2025年1月現在
貯湯タンク容量370L460L
タンク形状角型角型
給湯タイプフルオートフルオート
給湯圧力330kPa(パワフル高圧給湯)330kPa(パワフル高圧給湯)
年間給湯保温効率(JIS)3.63.6
特徴・機能・おゆぴかUV
・自動風呂配管洗浄
・スマート貯湯
・ターボ沸き上げ
・沸き増し能力アップ
・あらかじめ霜取り
・ツイン給湯
・ウルトラファインバブル入浴(別売りオプション)
・ふろ自動
・温浴タイム
・自動保温/自動たし湯
・高温たし湯
・天気予報連動
・気象警報緊急沸き上げ(アプリ対応機能)
・チャイルドロック
・非常用水取り出し
・降雪対応ファン機能
・無線LAN対応リモコン
・Daikin Smart APP 対応
・エコふろ保温
・自動ふろ配管洗浄
参考ダイキン「 家庭用ヒートポンプ給湯器総合カタログ」 「 ラインアップおひさまエコキュート

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パナソニックおひさまエコキュートの特徴

パナソニックの「HE-Y37KQV」と「HE-Y46KQV」は、東京電力エナジーパートナーと電力中央研究所開発されたおひさまエコキュートです。
これらのモデルはミドルクラスのYシリーズに属しており、価格帯としては比較的お求めやすいものとなっています。
また、高い省エネ性能を誇る「AIエコナビ」は、入室を検知してから加熱を開始する「ひとセンサー」や、お湯の冷め方をAIが学習する「湯温学習制御」などの機能を備えています。
設置しやすいコンパクト設計で、汚れがつきにくい外装「キレイキープコート」が特徴です。

スクロール

 HE-Y37KQVHE-Y46KQV
価格相場(工事費込み)498,000円(税込)526,000円(税込)
貯湯タンク容量370L460L
タンク形状角型角型
給湯タイプフルオートフルオート
給湯圧力190kPa190kPa
年間給湯保温効率(JIS)3.33.3
特徴・機能・AIエコナビ
・配管洗浄機能
・タンク保温設計(真空断熱材)
・4本足耐震設計
・HEMS対応
・非常用水取り出し
・コンパクト設計
・キレイキープコート
参考 パナソニック「おひさまエコキュート:新商品のご紹介」

三菱電機おひさまエコキュートの特徴

三菱電機の「SRT-B376U-PV」と「SRT-B466U-PV」はフルオート機能の利便性を前面に打ち出しています。
「フルオートW追い焚き」は、お湯張りから足し湯、さらに追い焚きまでをワンタッチで自動的に行います。
子供やお年寄りに優しい「マイルド追い焚き」や、すばやく高温まで温められる「急速追い焚き」等も備えており、家族人数が多い方に向いています。
ハイパワー給湯で290kPaという水圧も備えている他、おひさまエコキュートの中では年間給湯保温効率が3.6と高めなのも嬉しいポイントです。

スクロール

 SRT-B376U-PVSRT-B466U-PV
価格相場(工事費込み)602,000円(税込)646,000円(税込)
貯湯タンク容量370L460L
タンク形状角型角型
給湯タイプフルオートフルオート
給湯圧力290kPa(ハイパワー給湯)290kPa(ハイパワー給湯)
年間給湯保温効率(JIS)3.63.6
特徴・機能・フルオートW追い焚き
・パカッとハンドル
・スマートリモコン
・耐震クラスS
・電力自由化対応(くらし上手対応)
・省エネ制御
・あったかリンク
・おそうじ湯はリンク
参考 三菱電機「おひさまエコキュート 新登場!」

コロナおひさまエコキュートの特徴

コロナの「CHP-37AY5V」と「CHP-46AY5V」は、貯湯ユニット内にステンレス配管が使われています。
ステンレス配管は耐腐食性と耐久性が高いため、長期にわたり安心して使用することができます。
さらに、お風呂の栓を抜くだけで風呂配管が洗浄できる「風呂配管自動洗浄」や、浴室と台所で通話が可能で多機能な「スマートナビリモコンプラス」など、注目の機能が多数搭載されています。

スクロール

 CHP-37AY5VCHP-46AY5V
価格相場(工事費込み)516,000円(税込)552,000円(税込)
貯湯タンク容量370L460L
タンク形状角型角型
給湯タイプフルオートフルオート
給湯圧力190kPa190kPa
年間給湯保温効率(JIS)3.33.3
特徴・機能・入浴お知らせ(音声モニター付)
・省エネ保温
・節水モード
・スマートナビリモコンプラス
・貯湯ユニット内ステンレス配管
・風呂配管自動洗浄
・汚れんコート
・ecoガイド
参考 コロナ「おひさまエコキュート」

まとめ

今回は、おひさまエコキュートとは何か、メーカー別の特徴や価格の違いなど詳しく紹介しました。
おひさまエコキュートは、環境に優しいだけでなく、昼間の時間帯に沸かせる自家消費型のエコキュートです。
おひさまエコキュートへ交換を検討している方は、ぜひご相談ください。

この記事の監修者

施工管理部 大阪施工センター長

仲井 康朗

施工管理者 仲井 康朗 です。

給湯器工事に携わって10年。日々エコキュートの施工管理を行う傍ら、お客様にエコキュートの情報をお伝えする当ブログの監修もしています。

保有資格

  • 北海道 / ⻘森県 / 第二種電気工事士免状 第 164447号
  • 液化ガス設備士免状 大阪府 142762005【LPG】
  • ガス簡易内管施工士資格証 15990024【都市ガス】
  • ガス可とう管接続工事監督者講習修了証 27130129【都市ガス】県 / ⼭形県 / 島根県 / 沖縄県

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