
広島県安芸郡府中町で三菱「SRT-S376」を設置~ブロック塀の上に足場を作成してタンクを搬出入~<エコキュート交換工事例>
エコキュート交換工事の様子や、それにまつわるトラブル事例を紹介するこのコーナー。今回紹介するのは、広島県安芸郡府中町にお住まいのY様邸で行った交換工事の様子。搬入経路を確保するためブロック塀の上に足場を作成してタンクを搬出入した例です。
【交換前設置EQ】
メーカー:三菱
システム型式:SRT-HP37W4
貯湯ユニット型式:SRT-HPT37W4
ヒートポンプユニット型式:SRT-HPU45A4
リモコン型式:RMC-KD3/RMC-BD3
製品タイプ:角型 > フルオート > 標準圧 > 370
【交換後EQ】
メーカー:三菱
システム型式:SRT-S376
貯湯ユニット型式:SRT-ST376
ヒートポンプユニット型式:SRT-MU416-S
リモコン型式:RMCB-F6SE-T
製品タイプ:角型 > フルオート > 標準圧 > 370
ブロック塀の上に足場を作成してタンクを搬出入

今回交換工事に訪れたのは、 広島県安芸郡府中町(あきぐんふちゅうちょう)。周囲を広島市に囲まれたエリアで、自動車メーカー「マツダ」の企業城下町としても知られています。交換工事のご依頼を頂いたY様のご自宅は、戸建て住宅が密集したエリアで通りに面した角に建っていました。

エコキュートのタンクは、家屋左脇の通路を奥まで進んだ先に設置されていました。家屋裏の外壁とブロック塀のすき間にぴったりと挟まるような形でギリギリ設置されており、かなり狭いスペースだというのがわかります。

反対側から家屋裏へ周ってみると、タンクの背後にヒートポンプが設置されているのも確認できます。

左脇の通路はタンク幅より狭いため通り抜けできませんが、右側の通路からはなんとかタンクを搬出入できそうです。

搬入経路は右側の通路に決定したものの、まだ一つ問題がありました。タンク搬出入の際には、設置場所の手前にある窓格子を交わす必要があります。とは言えタンクの設置場所は非常に狭く、本体をわずかに傾けることさえ難しいため、今回はブロック塀の上に足場を作成してタンクを搬出入することにしました。

足場の上にタンクを持ち上げ、そこからタンクを垂直のまま設置します。

既設のエコキュートは、三菱の「SRT-HP37W4」。2009年に発売された角型フルオートタイプのエコキュートです。エラーコードが頻繁に表示されて、追い焚きしてもぬるいお湯しか出なくなってしまったとのこと。エコキュートの耐用年数も考慮して、新しいものに交換対応させて頂きました。
三菱「SRT-S376」を設置

まずはタンクの水抜き処理などを行い、既設のエコキュートを撤去する準備を行います。作成した足場を使ってタンクとヒートポンプを運び出したら、基礎や配管に問題がないかどうか確認し新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

続いて、新しいエコキュートのタンクを搬入します。足場の上にタンクを持ち上げて、縦向きにしたタンクを設置場所へと運び入れます。安全のためスタッフ間で声を掛け合って慎重に作業を進めます。

新しいエコキュートのタンクとヒートポンプが設置できたら、それぞれに配管や配線を繋ぎ合わせます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行い、問題なく稼働することが確認できれば施行完了です。

新たに設置したのは、三菱の「SRT-S376」。栓を抜くだけでふろ配管の自動洗浄を始める「バブルおそうじや深紫外線がヌメリやニオイを抑制してきれいなお湯をキープできる「キラリユキープ」など充実した機能が人気のハイグレードタイプです。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。
1820mm × 幅630mm × 奥行き760mm