【エコキュート交換工事施工例】群馬県桐生市~下水ガスで腐食が発生&ダイキン「EQX46XFV」を設置~

エコキュート交換工事の様子や、それにまつわるトラブル事例を紹介するこのコーナー。今回紹介するのは、群馬県桐生市にお住まいのO様邸で行った交換工事の様子。下水ガスによって腐食したエコキュートを交換した施工例です。

<交換工事概要>

【交換前設置EQ】

メーカー:サンデン

システム型式:EBS-BH37QTA

貯湯ユニット型式:EB-BH37QTA

ヒートポンプユニット型式:EB-BH45HPA

リモコン型式:EBK-HSRG(EBK-HDRG/EBK-HFRG)

製品タイプ:角型 > フルオート > 標準圧 > 370


【交換後EQ】

メーカー:ダイキン

システム型式:EQX46XFV

貯湯ユニット型式:TUX46XFV

ヒートポンプユニット型式:RQWX60XV

リモコン型式:BRC083F1

製品タイプ:角型 > フルオート > 高圧 > 460

目次

腐食ガスによってタンク下部が腐食

今回交換工事に訪れたのは、群馬県桐生市。群馬県南東部にある市で、絹織物をはじめとする繊維工業や自動車部品産業など機械工業が発達しているエリアです。交換工事のご依頼を頂いたO様邸は、長閑な田園地帯に建つ大きな一軒家。

エコキュートは通りに面した家屋脇に設置されています。タンクの下部に注目すると、錆びて腐食しているのがわかります。このようにエコキュートの底面や下部が腐食してしまうケースは決して珍しくはありません。原因は、下水ガス(腐食性ガス)や蒸気の逆流による腐食です。腐食性ガスとは物質を腐食させる影響を持った気体で、一般家庭においても汚泥や浄化槽などさまざまなものから発生する可能性があります

エコキュートにおいても浄化槽から下水ガスが逆流することにより本体が腐食してしまう可能性があるので、これを防ぐために排水経路に排水トラップを設ける必要があります。しかし施工業者によっては排水トラップがきちんと設置されていないこともあり、今回のように本体が腐食してしまうケースが見受けられます。大変危険な状態なので、本体に腐食を見つけた場合はできるだけ早めに交換するようにしてください。

今回は、当社で排水トラップを設置して交換対応させて頂きます。既設のエコキュートは、サンデンの「EBS-BH37QTA」。2015年に発売された角型フルオートタイプのエコキュートです。

排水トラップを設置してダイキン「EQX46XFV」に交換

まずは既設のタンクとヒートポンプを撤去。基礎や配管を整えてから、新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

その上に新しいタンクを設置。配管や配線を繋いでいきます。

同様に運び入れたヒートポンプにも繋ぎ合わせます。

ここで、排水経路に排水トラップを設置します。これによって排水管の途中で水が溜まることで、下水からの有害ガスや悪臭の逆流を防ぎます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行って施行完了です。

新たに設置したのは、ダイキンの「EQX46XFV」。パワフル高圧が人気の角型フルオートタイプのエコキュートです。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。

【製品寸法】

2175mm × 幅630mm × 奥行き730mm

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