
エコキュートの10年保証は必要?延長保証・内容についても解説!
エコキュートの購入・交換を検討するにあたり、エコキュートの保証を重視している方も多いと思います。
しかし、安く済ませようとすると、有償の保証は必要なのかと悩んでしまうものです。
さらに、エコキュートの延長保証は、メーカーや製品・業者によって保証期間が異なります。
我が家にはどの保証が適切なのか……と、迷ってしまうかもしれません。
今回はエコキュートの保証に悩んでいる方に向けて、その内容を詳しくお話しします。
急湯デポは10年延長保証を当社負担でご加入いただけるキャンペーン中です。(定価32,780円(税込))保証期間中は、自然故障の修理について回数制限なく無償修理対応が可能です。また、修理部品代と工事費の100%を保証しておりますので、安心してエコキュートを使いたい方は一度、ご相談ください。
エコキュートのメーカー保証期間
エコキュートを購入すると、自動的にメーカーによる保証がつきます。
冷蔵庫やエアコンといった電化製品と同じく、エコキュートも初期不良を起こすことがあるためあらかじめメーカーによる保証がつけられています。
この保証を「メーカー保証」、そして期間は「メーカー保証期間」と呼びます。
メーカー保証は、別途料金を支払わなくても無償でついてくるものです。
しかし、延長保証の多くは有償となっている為、加入を検討する際はご注意下さい。
次に保証期間がメーカー毎にどのように違うのかチェックしてみましょう。
メーカーによって保証期間は異なる
エコキュートを購入するとついてくるメーカー保証ですが、保証期間はメーカーによって異なります。
例えば東芝の場合、保証期間は購入した日から5年間。
三菱は保証期間として2年間が設定されています。
その他のメーカーも、1〜2年程度とされていることが多いです。以下、メーカー別の保証期間をチェックしておきましょう。
※保証期間については事前にメーカーや業者に確認しておきましょう
スクロール
メーカー | 本体 | リモコン | ヒートポンプ | 貯湯タンク |
---|---|---|---|---|
パナソニック | 1年 | 1年 | 3年(冷媒系統) | 5年(水漏れ現象) |
コロナ | 2年 | - | 3年(コンプレッサー・熱交換器) | 5年(缶体) |
三菱 | 2年 | 2年 | 3年(熱交換器・コンプレッサー) | 5年(缶体) |
ダイキン | 1年 | 1年 | 3年(冷媒系統) | 5年(缶体・水漏れ現象に適用) |
日立 ※ナイヤガラタフネスの場合、全て5年(無償) | 1年 | 1年 | 3年(冷媒回路) | 5年(缶体) |
東芝 | 5年 | 5年 | 5年(消耗部品は2年) | 5年(消耗部品は2年) |
部品によっても保証期間が異なる点に注意
エコキュートのメーカー保証には、フィルターや電池のようなユーザーで交換可能な消耗品は含まれません。
しかし、ユーザーが交換困難な「逃し弁」や「減圧弁」などの消耗品は、保証対象とされていることがほとんどです。
また、部品によってメーカー保証期間が異なるため、注意しましょう。
貯湯タンクの保証期間
貯湯タンクのメーカー保証期間は、5年と設定されていることが多いです。
実際にコロナは、貯湯タンクのメーカー保証期間が5年となっています。
他のパーツより期間が長いため、安心感があるでしょう。
ただ、保証期間はメーカーや製品によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
ヒートポンプユニット(冷媒装置)の保証期間
メーカーや製品によって異なりますが、ヒートポンプユニットのメーカー保証期間は、3年と設定されていることが多いです。東芝エコキュートの保証期間は5年と長くなっており、その他メーカーの保証期間は3年となっています。
こちらも、メーカー保証を利用する際は、期間を確認しておきましょう。
保証期間内でも対象外になるケースとは

メーカー保証期間内であれば、基本的に各メーカーが無償。または安価で修理・交換を請け負ってくれます。
しかし、エコキュートの故障原因によっては、保証期間内であっても保証の対象外になることがあります。
代表的なケースは、「自然災害(火災、落雷、地震、水害)」、「経年劣化」「業務使用」です。
自然災害や経年劣化は、製品本体の問題には当たらず、メーカー保証が適用されません。
取り付け工事が原因の故障や、故意過失による破損なども同様となっています。
業務使用も、一般的な使用用途から外れたと判断され、保証されないことが多いようです。
また、「エコキュートが動かなくなって……」と修理を依頼したところ、エコキュートの電源が入っていなかっただけ、といったケースがよくあります。
こういったケースは、そもそも故障していないため、メーカー保証期間内でも対象外になることが多いでしょう。
場合によっては、出張費が請求されるおそれもあります。
いずれにしても、エコキュートが動かなくなっても、焦らないことが大切です。
今起きているトラブルがメーカー保証の対象となっているか、そもそも故障しているのか確認してみましょう。
エコキュートには最長10年の延長保証がある
メーカーによって異なりますが、エコキュートの延長保証は最長で10年となっています。
基本的には、無償のメーカー保証期間を含めた期間となる点に注意が必要です。
例えば、3年のメーカー保証期間と、10年の延長保証を組み合わせても、13年ではなく10年となります。
ここでは、日立や三菱、コロナなど、主なエコキュートメーカーの延長保証制度について解説します。
>>日立エコキュートの延長保証
>>三菱エコキュートの延長保証
>>パナソニックエコキュートの延長保証
>>ダイキンエコキュートの延長保証
>>コロナエコキュートの延長保証
>>東芝エコキュートの延長保証
日立エコキュートの延長保証
日立は、機種により延長保証の内容が異なります。ナイヤガラタフネスの場合、5年の無償保証がついています。それ以外の機種の場合は本体・リモコンは1年、冷媒回路(熱交換機や配管など)に3年、貯水タンクに5年の無償保証期間が付けられています。
延長保証もナイヤガラタフネスの場合は5年(無償)か10年、それ以外の機種は7年と10年のいずれかを選べます。
日立の延長保証料金は下記です。
保証内容 | 期間と料金(ナイヤガラタフネス) | 期間と料金(ナイヤガラタフネス以外の機種) |
---|---|---|
延長保証期間と料金 | ・5年の場合無償 ・10年の場合22,000円(税込) | ・7年の場合23,000円(税込) ・10年の場合31,300円(税込) |
日立の延長保証の修理回数は無制限ですが、1回あたりの保証限度額は、エコキュート価格相当分が設定されています。
購入したエコキュートよりも修理費が高額になると、保証対象外となる点に注意が必要です。
また、代替機の交換対応になった際には、延長保証期間が残っていても終了になります。
延長保証への加入には、設置から3ヶ月以内に申し込む必要があるため、早めに申し込むようにしましょう。
三菱エコキュートの延長保証
三菱は、無償のメーカー保証が2年ついています。
延長保証では、有償の「三菱のスマート電化延長保証制度」が利用可能です。
5年・8年・10年間のいずれかを選ぶことが可能で、保証期間内であれば、原則無償で修理を受けることができます。
三菱の延長保証料金は下記です。
期間と料金 |
---|
・5年間……11,880円(税込) ・8年間……25,562円(税込) ・10年間……31,220円(税込) |
三菱の延長保証も、加入することで購入日から5年や8年、10年まで、保証期間を延長することができます。
保証期間中の修理費(技術料や部品代、出張料)は無料になりますが、1度の修理につき製品本体のご購入金額(消費税抜)が保証限度額となっています。
また、「三菱のスマート電化延長保証制度」にも、申し込み期限があります。
エコキュートを購入してから3ヶ月以内に申し込む必要があるので、注意しましょう。
パナソニックエコキュートの延長保証
パナソニックは、製品にもよりますが、1年の保証期間がつきます。
さらに「長期安心修理サービス」へ加入すれば、延長保証を受けられます。
期間は5年・8年・10年のいずれかから、自由に選ぶことが可能です。
パナソニックの延長保証の料金は下記です。
期間と料金 |
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・5年間……10,476円(税抜) ・8年間……23,333円(税抜) ・10年間……27,000円(税抜) |
お申し込みの際には、エコキュートの「商品品番(HE-から始まる番号)」と「商品引き渡し日」の記載が必要となります。
品番はエコキュート本体や保証書に記載されていますので、予め控えておきましょう。
不純物の多い水質など特殊な地域・条件がある場所にエコキュートを設置する場合は、「長期安心修理サービス」に加入できないケースがあるので、注意が必要です。
また、地下水をエコキュートに使用する場合は、「地下水利用認定書」または「地下水利用認定シール」に書かれている保証No.も必要になります。
申し込み期限は、購入日から10ヶ月以内です。
ダイキンエコキュートの延長保証
ダイキンは、無償のメーカー保証がつきます。
エコキュート本体が1年、冷媒回路と熱交換機が3年、貯湯タンクが5年です。
「ダイキン延長保証サービス(有償)」に申し込むことで、さらに保証期間を延ばせます。
他のメーカーのようにいくつかの期間から選ぶのではなく、10年間のみになります。
ダイキンの延長保証料金は下記です。
期間と料金 |
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・10年間……28,000円(税抜) |
「ダイキン延長保証サービス」に加入することによって、修理時の部品代・技術料、出張費が原則無料になります。
修理回数や保証限度額が無制限のため、購入日から10年間は安心できそうです。
ただ、水質基準をクリアし、ダイキンが認めた製品に限定されます。
地下水や井戸水のような特殊な水を利用したエコキュートの場合、当てはまらないことがあるため、注意が必要です。
なお、申し込み期限は、購入日から6ヶ月以内となっています。
慌てる必要はありませんが、忘れないよう余裕を持って申し込みましょう。
コロナエコキュートの延長保証
コロナは、購入日から2年の保証がつきます。
熱交換機やコンプレッサーは3年、貯湯タンクは5年です。
延長保証では、5年・8年・10年のうちから選べます。
延長保証期間中は、エコキュートが故障した際の技術料・出張料・部品代は、基本的にすべて無償になります。
コロナの延長保証料金は下記です。
期間と料金 |
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・5年間……11,880円(税込) ・8年間……25,520円(税込) ・10年間……31,130円(税込) |
10年保証の申し込みは製造中の製品に限られています。
現在製造されていない機種を選択すると、新品であっても10年保証に加入できないケースがあるので、注意が必要です。
延長保証の申し込み期限は、エコキュートを購入した日から6ヶ月以内です。
東芝エコキュートの延長保証
東芝は、無償のメーカー保証として5年の保証期間がつきます(ESTIAシリーズのみ)。
貯湯タンクやヒートポンプユニット(コンプレッサーとインバータ部分)が5年、消耗部品が2年となります。
東芝は、メーカー保証期間が他よりも長く設定されているので、延長保証にかかる料金も他メーカーと比べてリーズナブルです。
東芝の延長保証の料金は下記の通りです。
期間と料金 |
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・8年間……17,000円(税抜) ・10年間……24,000円(税抜) |
原則的に修理費の負担はなく、回数の制限もありません。
ただし、銀イオン発生ユニットを用いたエコキュートの場合、延長保証期間内であっても有料になるケースがあるので注意が必要です。
また、他のメーカーよりも延長保証の申し込み期限が短く、設置から2ヶ月以内に手続きを終えることが条件になっています。
エコキュートの延長保証だけでは不安?メリットとデメリット

延長保証をつけるメリット
エコキュートの延長保証をつける最大のメリットは、修理費用が抑えられるところです。
エコキュートの寿命は、約10~15年が目安と言われています。
もちろん、10年以上問題なく使用できるケースもあるでしょう。
しかし、メンテナンス不足や経年劣化・故障など、10年経たずにトラブルに見舞われることがあります。
不具合が発生して点検に来てもらうだけであっても、出張費として1万円近くかかることもあります。
出張費にプラスして部品代や技術料なども発生するため、それだけで2~3万円程度の費用がかかり、保証がないと大きな出費につながるでしょう。
10年の延長保証をつけたとしても、1、2回トラブルが発生すれば十分元は取れる為、加入するメリットは大きいはずです。
延長保証をつけるデメリット
延長保証をつけるデメリットとしては、やはり料金が発生することです。
エコキュートの購入・交換に際しては、どうしてもまとまった出費が生じます。
延長保証の料金として数万円がプラスされるため、費用面の負担が多くなるでしょう。
また、エコキュートに何のトラブルも発生しないまま保証期間を終えてしまうと、延長保証をつけた意味がなかった……と感じるかもしれません。
しかし、メリットでもご紹介した通り、1、2回修理を呼べば十分に元が取れる金額です。
メーカーによっては代替機を提供してくれることもあるため、もしもの時には安心できます。
工事保証もついている施工業者を選べば二重の対策に
保証を重視する方は、施工業者の保証内容も確認しましょう。
メーカーは製品に関しては保証してくれますが、工事費については保証してくれないことがほとんどです。
こういったケースは、施工業者の工事に不備があった為に故障や損傷といった事態になっても、保証対象外となってしまうのです。
万が一、工事部分が原因で問題が起きた場合でも、工事保証をつけてくれている業者であれば安心できます。
製品保証もついていればなお良いでしょう。
施工業者側の製品保証が利用できれば二重の対策となり、安心材料の一つになるはずです。
エコキュートの寿命に合わせた10年保証がお勧め
エコキュートの保証は、10年保証がお勧めです。
もちろん、特殊な水質ではない、定期的にお手入れできるなどの理由があれば、短くても良いでしょう。
しかし、エコキュートは10年ほどが寿命といわれています。
寿命に近づくと故障のリスクが上がるため、基本的にはどなたでも10年保証に申し込んでおくと、堅実な故障対策になるでしょう。
施工業者側の保証も、最長で10年のものが増えてきています。
メーカー保証だけでなく、施工業者側の保証も10年であれば、安心感があるはずです。
ただ、保証期間が長いだけでは意味がないため、保証内容の確認も必ず行ってください。
例えば、10年保証と記載していながら、年月の経過で保証額が6割、5割と減額されていく施工業者もあります。
保証内容をしっかり確認し、手厚い保証を用意している施工業者を選ぶのがお勧めです。
急湯デポは10年延長保証を当社負担でご加入いただけるキャンペーン中です。(通常価格 32,780円(税込))保証期間中は、自然故障の修理について回数制限なく無償修理対応が可能です。また、修理部品代と工事費の100%を保証しておりますので、安心してエコキュートを使いたい方は一度、ご相談ください。
まとめ
エコキュートの保証に悩んでいる方に向けて、保証について詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか。
エコキュートを購入・交換した際、最初の数年はメーカー保証が無償でついてきます。
その後は各メーカーが実施している延長制度に加入することで、長く保証を受けることができます。
加入する期間によって価格が変わってくるため、保証内容を確認した上で、各家庭に合ったものを選んでください。
また、エコキュートを取り扱う施工業者によっては、独自の保証制度を用意していることがありますので、ぜひ申し込みを検討しましょう。
エコキュートの交換を専門としている急湯デポでも、エコキュートの寿命といわれている10年の保証を用意しております。
エコキュートの買い替え・交換はもちろん、詳しい保証内容を知りたい方も、ぜひ急湯デポまでお気軽にお問い合わせください。