対処法7選!給湯器が壊れてお風呂に入れないときはどうしたらいい?

つい先日までは問題なく使用できていたのに、何の前触れもなく給湯器が壊れて困っていませんか。
今回は、そんな状況に陥ってしまった方のために、給湯器が壊れてお風呂に入れないときの対処法をお話しします。

目次

給湯器が壊れた!?まず確かめてほしいこと

突然お湯が出なくなると、まずは給湯器の故障を疑うでしょう。
しかし、出ている症状によって、原因や対応が異なります。
給湯器の修理を依頼する前に、いくつかの項目をチェックしてみましょう。

そもそも蛇口から水は出る?

蛇口をひねって、お湯はもちろん水も出ない場合は、給湯器ではなく水道側にトラブルが発生している可能性があります。
建物や住んでいる地域に、断水が起こっていないのかを確認してください。
また、何らかの原因で止水栓が閉まっているケースもあるので、同時にチェックしてみましょう。

キッチンのガスコンロは使える?

ガス給湯器を利用しているのであれば、キッチンのガスコンロも確認しましょう。
「蛇口から水は出るのに、ガスコンロが使えない…」といったときは、ガス側が原因かもしれません。
とくに、ガスメーターが点滅していないかは要確認です。
ガスメーターは、ガスの使われ方に異常があるときや、揺れを感じた際に安全装置が働き、自動的に止まるようになっています。
ガスメーターに物や人がぶつかったことで安全装置が作動し、ガスが止まってしまうケースもあるようです。
ガスメーターが点滅しているようであれば、取扱説明書に記載されている復旧作業をしてみると、すぐ解決するケースがあります。

給湯器のスイッチはオンになっている?

給湯器にはスイッチがあり、通常はオンになっています。
しかし、何らかの理由でオフになってしまうケースもあるでしょう。
「リモコン本体の故障」、「リモコン線の不具合」、「電装基板の故障」、「漏電安全装置の故障」、「水漏れやコネクタ線の腐食」など、様々な原因が考えられます。
とくに何もしていないにもかかわらず、度々給湯器のスイッチがオフになってしまうようであれば、修理業者に依頼してみましょう。

給湯温度が低くなっていないか?

いつもはお湯が出るのに冷たい水しか出ないとなると、給湯器の故障を疑ってしまうものです。
しかし、リモコンを操作する際、誤って給湯温度を低く設定してしまうことはあり得ます。
それにより、給湯器が壊れたと勘違いしてしまうケースが意外にあるようです。
うっかりミスをしていないかの確認も踏まえて、お湯が出ないときには給湯温度を見直してください。

エラーコードは何が表示されているか?

エラーコードが表示されているのであれば、それに合った対処をすることで、これまで通り使えることも多いでしょう。
メーカーのホームページや取扱説明書に、エラーコードについて詳しく記載されているので、確認してください。
また、対処をしたのにエラーコードが消えない場合は、給湯器をオフにしてリセットすることで改善されるケースもあります。
一度はエラーコードが解消されるのに、度々表示されてしまうときには、修理業者へ点検を依頼してください。

水漏れはしていないか?

配管が水漏れしていると、設定した温度のお湯が出ないケースも多いでしょう。
水漏れ箇所を知るために、まず給湯器を止めてください。
そして、水滴をたどって原因箇所を確認します。
水抜き栓からの水漏れは、減圧のために排出しているだけで、多くの場合は問題ありません。
しかし、配管接続部分や給湯器本体から水漏れしているようであれば、給水元栓を閉めて対処しましょう。
配管接続部分や給湯器本体からの水漏れは、自分で修理することが難しい部分です。
その後は、できるだけ早く業者に連絡しましょう。

給湯器が壊れたときにお風呂に入る方法

解決法①:夏場ならば水シャワーで対応する

夏場であれば、水のシャワーで対応するのも良いでしょう。
給湯器が壊れていても、水道側に問題がなければ、蛇口からはいつも通り水が出ます。
あらかじめ浴槽に水をはっておけば、水風呂に浸かることもできます。
いずれも夏場に限った対応にはなりますが、給湯器が壊れている期間がわずかであれば、それほど負担に感じることもなさそうです。

解決法②:銭湯やホテル、スポーツクラブを利用する

給湯器が壊れた際、銭湯やホテル、スポーツクラブなども利用してみましょう。
銭湯は手軽に利用でき、広々としたお風呂や、サウナ、ジェットバスなども場合によっては楽しめるでしょう。ホテルも、日帰りで利用できるなら安く済ませられます。
スポーツクラブはシャワーや浴場が併設されているところがあり、短期間の契約もできるところもあります。故障期間が長くなる場合はお勧めです。
スポーツクラブにもよりますが、月当たりの負担は、銭湯やホテルよりも安くなることが多いでしょう。
他にも、ネットカフェや公共プール、スポーツセンターなど、シャワーや入浴が可能な施設は多くあります。
ただ、家族単位では高くなりがちで、給湯器の故障期間が長くなるほど金銭的な負担も増えるため注意が必要です。

解決法③:湯沸かし器でお湯をつくる

お風呂に最低限の水をはり、湯沸かし器や電気ポットでつくったお湯を足して、水温を調整する方法もあります。
手間と時間はかかるものの、入浴自体は可能です。
外出する時間が取れない方や、小さな子どもやお年寄りがいて、全員での外出が難しい家庭にお勧めの対処法といえるでしょう。

解決法④:ドライシャンプーや体拭きシートを利用する

近年、災害時に持ち出す防災バッグや非常袋に入れるよう推奨されているのが、「ドライシャンプー」「体拭きシート」です。
お風呂に入れない際に使うグッズは、給湯器が壊れたときにも活躍してくれます。
ドライシャンプーはその名の通り、水を使うことなく髪の毛をきれいにしてくれる、ヘアケア製品の一種です。
体拭きシートも、全身の汚れを拭き取り、清潔な状態を保ってくれます。
どちらも実際の入浴ほどの爽快感は得られないかもしれませんが、肌のベタつきやニオイを防げるため、数日間であれば問題なく対処できそうです。
災害時の予行練習にもなるので、あえて使ってみるのも良いかもしれません。

解決法⑤:バッテリー式ポータブルシャワーを購入する

主にアウトドアで使用するバッテリー式ポータブルシャワーも、給湯器が壊れた際に活躍してくれます。
様々なタイプがありますが、一般的なものはポンプで汲み上げた水をタンクに溜め、シャワーとして排水するものです。
湯沸かし器や電気ポットでつくったお湯を足して適温にすれば、十分温まれるでしょう。
バッテリー式ポータブルシャワーは、リーズナブルなタイプであれば、5,000円程度で購入できます。
バッテリー不要な簡易タイプなら、2,000円程度でも購入可能です。
一時的な対処として使用した後には、非常時の備えとしても役立つかもしれません。
ポータブルシャワーは、インターネット通販やホームセンター、アウトドアグッズショップで購入できます。

解決法⑥:蒸しタオルで身体を拭く

いざ入浴というときになって、給湯器が壊れてお風呂に入れないことに気付くパターンもあるでしょう。
そのようなときには、タオルに水を含ませて軽く絞り、電子レンジで温めてください。
500~600ワットで1分ほども温めれば、蒸しタオルができ、シャワーや入浴の代わりに使えます。
給湯器が壊れたことに気付いたのが遅い時間だと、外出したり、何かアイテムを購入したりするのも難しいものです。
とりあえずその日だけでも乗り越えたいというときに、有効な手段だといえるでしょう。

解決法⑦:実家や知人を頼るのも手

銭湯やスポーツジムで対応したいと思っても、小さな子どもや高齢者がいる家庭では難しいものです。
また、1日なら可能でも、毎日は難しいこともあるでしょう。
実家が近いようであれば、一時的にお風呂を借りるのも手です。
近隣に住む知人や、友人を頼るのも良いかもしれません。
とくに新陳代謝が活発な子どもは、しっかりお風呂に入れてあげたいものです。
困ったときにはお互いさまと、頼ることも考えてみてはいかがでしょうか。

給湯器からエコキュートに切り替えを検討しよう

給湯器が壊れたのならば、似たタイプの新品に交換するのも悪い選択ではありません。
しかし、この機会にエコキュートへの切り替えも検討してみてはいかがでしょうか。
エコキュートへ切り替えるメリットを、簡単にご紹介します。

約2日で入浴可能に

給湯器からエコキュートへの交換は、約2日で完了します。
交換工事というと大掛かりなイメージかもしれませんが、基礎工事に約1日、設置工事に約1日なので、そう時間はかかりません。
近隣住宅への配慮もあるため、それぞれ朝9時頃にスタートし、17時頃には終了といったスケジュールになるでしょう。
とくに大きな音がする作業でもなく、工事中は全時間帯において、必ずしも在宅していなければならないといったこともありません。
リモコン設置のような屋内作業や試運転の際には、在宅する必要がありますが、その他の作業は相談に応じてくれる業者が多いでしょう。
選んだエコキュートに在庫があれば、2日ほどですぐに入浴できるようになるメリットがあります。

光熱費も安くなってエコ

エコキュートへの交換は、工事費用も含め35~60万円程度が相場です。
初期費用は高くなるものの、電気温水器やガス給湯器などと比べると、給湯にかかる光熱費は安くなります。
各家庭やお湯の使い方によっても異なりますが、光熱費は約3分の1に抑えられるでしょう。
初期費用も、使っていくうちに十分回収できます。
また、エコキュートは、大気中にある熱も利用して効率的にお湯を沸かすため、環境に優しい製品です。
エコに興味がある方にとっても、メリットがあるといえるでしょう。

エコキュートに交換するのならば複数の業者の比較検討を

給湯器が壊れてお風呂に入れないと、気が焦って1日でも早く工事して欲しいと考えてしまうかもしれません。
しかし、できる限り複数の業者を比較検討するようにしましょう。
良心的な価格料金でエコキュートの販売設置をおこなう業者もいれば、安いように見せかけて割高な業者もいます。
また、会社内に在庫を持っておらず、エコキュートの取り寄せが必須な業者もいるでしょう。
そのケースでは設置までに時間がかかり、早く依頼したつもりが、入浴できない期間を延ばす結果になってしまいます。
その他にも、エコキュートの保証面も大事です。
業者によって保証内容は様々ですが、10年近く充実の保証を続けてくれるような業者の方が、安心してエコキュートを使い続けられます。
メールだけではなく、電話問い合わせや現地見積もりサービスを利用して、業者の雰囲気も確かめながら決定するようにしましょう。

交換後はメンテナンスで万全の状態に

交換後のエコキュートは、メンテナンスで万全の状態を保ちましょう。
急に給湯器が壊れてお風呂に入れなくなると、とくに冬場は不便を感じるはずです。
メンテナンスをおこなっていれば、不調を察知して修理を依頼できたり、エコキュートの寿命が延びたりと、メリットも多くあります。
エコキュートは光熱費を抑えられ、エコになるといったメリットの多い製品です。
また、メンテナンスの大半は、普段のお風呂掃除に加えてできるような、簡単な作業でもあります。
メンテナンスがなくても使い続けられますが、定期的な手入れや消耗部品の状態をチェックし、ぜひ長く使い続けてください。

エコキュートが故障して交換が必要な時はお任せください

急湯デポは故障したエコキュートの特急交換専門店です。エコキュートの突然のトラブルに最短納期で対応させていただきます!
エコキュート導入後「エコキュートの交換が必要になった」「エコキュートの寿命が近くなってきた」時はぜひ急湯デポにご相談ください。

スピード交換ができる理由

まとめ

今回は、給湯器が壊れてお風呂に入れないときの対処法についてお話ししましたが、いかがだったでしょうか。
給湯器が壊れてお風呂に入れないときでも、様々な対処法で一時的にしのげます。
しかし、冬に近づくにつれ温かいお湯が恋しくなり、自宅でのシャワーや入浴に慣れていると、長期的になるほど厳しく感じるでしょう。
金銭的な問題もあるため、新しい給湯器への交換は早めに行うことが大切です。
その際はぜひ、メリットの多いエコキュートの導入も検討してみてください。

この記事を書いたのは

施工管理部 大阪施工センター長

仲井 康朗

施工管理者 仲井 康朗 です。

給湯器工事に携わって10年。日々エコキュートの施工管理を行う傍ら、お客様にエコキュートの情報をお伝えする当ブログの監修もしています。

保有資格

  • 北海道 / ⻘森県 / 第二種電気工事士免状 第 164447号
  • 液化ガス設備士免状 大阪府 142762005【LPG】
  • ガス簡易内管施工士資格証 15990024【都市ガス】
  • ガス可とう管接続工事監督者講習修了証 27130129【都市ガス】県 / ⼭形県 / 島根県 / 沖縄県

関連記事