フェンスを外して狭い通路に設置されたEQを交換

今回交換工事に訪れたのは、愛知県名古屋市熱田区（あつたく）。16区で構成される名古屋市のほぼ中央に位置するエリアで、日本神話と関係が深いとされる歴史的な観光名所・熱田神宮があることでも知られています。交換工事のご依頼を頂いたS様のご自宅は、住宅がひしめき合う一角に建つ一軒家。

エコキュートは、家屋脇の通路の入口付近に設置されていました。薄型のタンクがギリギリ収まる程の幅しかない狭い通路で、隣家との間にはフェンスが設けられています。ヒートポンプがあるのはタンクの裏側です。

家屋周りや車庫スペースからは搬入経路が確保できないものの、正面の搬入口も雨樋が障害物となっており、このままではタンクを運び出すことができません。そこで今回はお隣の家主様に許可を頂いて、入口付近のフェンスを外してタンクの搬出入を行うことになりました。

既設のエコキュートは、ダイキンの「EQ37KFTV」。2009年に発売された薄型・フルオートタイプのエコキュートです。突然お湯が出なくなってしまったとご連絡を頂いて、すぐに駆けつけ対応しました。確認したところ、タンクから水漏れしていたことが故障に繋がったようです。このままでは危険なため、耐用年数も考慮してすぐに新しいものに交換します。

経過年数が10年以上のエコキュートは、内部や配管が劣化するため水漏れのリスクが高まります。水漏れ時の主な症状や対処法などをまとめた記事もあるのでぜひ参考にして下さい。

▶エコキュートの水漏れ症状や応急処置、修理代の目安などもまとめて解説！

パナソニック「HE-H46LQS」を設置

まずはタンクの水抜きなど下処理を行ってから既設のタンクとヒートポンプを運び出します。基礎や配管に問題がないかどうか確認し、新しいタンクの脚位置にアンカーボルトを打ち込みます。

続いて新しいエコキュートのタンクとヒートポンプを運び入れて、それぞれに配管や配線を繋ぎ合わせます。

最後に漏電対策のためのアース工事と試運転を行って、問題なく稼働することが確認できたらフェンスを戻して施行完了です。

新たに設置したのは、パナソニックの「HE-H46LQS」。専用アプリで外出先から湯はりなどの操作ができる「スマホでおふろ」や、栓の閉め忘れをお知らせする「うっかりアシスト」など便利な機能を多数備えた薄型・フルオートタイプのエコキュートです。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。