
【故障した?】ダイキンエコキュートの修理費用と対応策を紹介!
ダイキンのエコキュートは、耐久性の高さにこだわられているのが魅力です。
貯湯ユニット内に腐食に強いステンレス配管を用いており、圧縮機の強度も高められています。
しかし、残念ながら故障してしまうことがあり、その場合は修理か交換が必要です。
ここでは、ダイキンエコキュートの故障症状の見極め方から、修理費用や対応策まで詳しく解説します。
ダイキンエコキュートの寿命とは
エコキュートの寿命は、他のメーカーと大きく変わらず、約10年です。
ただ、使い方によっても寿命は変わります。
全くメンテナンスしない、多少の不具合を放置して使い続ける等、使い方によっては寿命が縮むこともあります。
そのため、設置から8年ほどで寿命を迎えてしまうことも。
寿命を迎えた場合はエコキュートを交換しますが、まだ寿命を迎えていないのであれば、修理で再度使えるようになるかもしれません。
修理が必要?エコキュートの症状チェックリスト
まずは、エコキュートが故障しているか確かめてみましょう。
修理の要不要を見極めるためにチェックしたい症状は、主に6つです。
- エラーコードが表示されている
- お湯や水が正常に出ない
- 湯温の調整ができない
- 運転音に異常がある
- 配管に水漏れが起きている
- 冬場なら凍結の可能性も
他メーカーを含めた故障症状については、「すぐ解決!エコキュートの故障症状・原因や寿命、修理や交換費用まで徹底解説」のコラムでも詳しく解説しています。
他メーカーの故障でお悩みの方は、こちらもぜひチェックしてください。
エラーコードが表示されている
まず確認したいのが、リモコンに表示されるエラーコードです。
エラーコードは、エコキュートに起きている問題を教えてくれています。
エラーコードが表示されている場合は、故障している可能性を疑ってみてください。
ただし、エラーコードが表示される理由は様々です。
エコキュート本体やリモコンの故障を示していることもありますが、一時的なエラーや、自己解決可能なエラーを示している場合もあります。
そのため、どのような症状が出ていて、エラーコードが何を示しているか確認する必要があります。具体的な対応策については後述しておりますので、ご確認ください。
お湯や水が正常に出ない
お湯や水が正常に出るかどうかも確認してみてください。
エコキュートからはお湯が供給され、水道水と混ぜて水栓から出てきます。
そのため、水栓の故障以外でお湯が出ない場合は、エコキュート内部でエラーが起きている可能性を疑ってみましょう。
お湯も水も出てこない場合は、外的要因ということが多いです。
断水や凍結によって、水の供給が絶たれている可能性があります。
湯温の調整ができない
湯温も調整できているか、エコキュートとつながっている水栓をひねって確認しましょう。
エコキュートの故障によって、湯温調整ができないことがあるためです。
例えば、いつもと同様に設定していても、お湯が急に熱くなったり冷たくなったりと、安定しないことがあります。
台所やお風呂等の水栓を確認し、全ての湯温が安定しないようであれば、エコキュート内部の故障が考えられます。
お風呂だけ、あるいは台所だけのように、一部の水栓で湯温が調整できない場合は、混合水栓の故障を疑ってみてください。
運転音に異常がある
エコキュートから、いつもと違う運転音がする場合も、故障が疑われます。
ファンモーターから響く「ブーン」という音は正常です。
しかし、ファンモーター部分に故障があると、「キーキー」のような甲高い音や、うなるような低い音を鳴らすことがあります。
また、「ポン」や「ボン」のような破裂音(爆発音)がする場合は、配管内での急激な圧力変動で圧力低下でも発生するので、ウォーターハンマーが発生しているかもしれません。
配管に水漏れが起きている
いつもよりお湯切れが早い、給湯にかかる光熱費が上がった等、心当たりがある方は配管からの水漏れも確認しましょう。
水漏れは、経年劣化や、エコキュートのメンテナンスを全く行っていないこと等が原因で起こり得ます。
凍結による配管の破損も、寒い地域では起こり得ることです。
常に水漏れが起きている場合は、止水栓を閉め、エコキュートの運転を止めておきましょう。
冬場なら凍結の可能性も
冬場であれば、確認したいのが凍結の有無です。
凍結している場合は、エコキュートからお湯や水は出ないものの、直ちに故障というわけではありません。
凍結によって配管内の水が流れなくなっているだけで、解凍すればまた元通りお湯が使える可能性が高いです。
ただ、凍結は、無理に溶かさないように注意が必要です。
レンジやコンロ等でお湯は用意できますが、熱湯をかけると配管が温度差で歪み、破損する原因になります。
ダイキンエコキュートが故障したときの対応策
故障していると思われる場合は、下記の対応策を取ってみてください。
まずはエラーコードで原因を特定
エラーコードが表示される場合は、取扱説明書やメーカーホームページ等から、原因を特定できることがあります。
メーカーや業者に依頼する際に、どのような症状で、何が原因と考えられるかを伝えておくだけでも、対処が早くできるというメリットがあります。
また、故障ではなく、自分で対処可能な簡易なエラーが表示されていることも珍しくありません。
まずは、エラーコードを見て、原因が特定できるか試してみてください。
ダイキンのエラーコードについては、こちらからご確認いただけます。
ダイキンのエラーコード一覧
水漏れや異音がある場合は安全を優先
ダイキンエコキュートに水漏れがあるか、もしくは破裂音(爆発音)のような異音がする場合は、安全を考えて行動してください。
水漏れや異音が起こっている箇所や原因によっては、漏電や配管の破裂等の可能性があります。
いずれも危険性があるため、エコキュートの運転を停止し、メーカーや業者へ早く連絡するようにしましょう。
水漏れでお困りの方は、「エコキュートの水漏れ原因7選!対処方法や原因、修理代について」も参考にしてみてください。
保証期間が残っている場合はダイキンに修理を依頼
メーカー保証期間内であれば、ダイキンに修理を依頼すると良いでしょう。
故障の症状にもよりますが、無償で修理を受けられることがあります。
ダイキンのメーカー保証期間は、パーツで分かれており、それぞれ下記のようになっています。
エコキュート本体 | 1年間 |
---|---|
冷媒系統・水熱交換器 | 3年間 |
タンク(缶体) | 5年間 |
※有償の延長保証を申し込んでいる場合は、それぞれ10年に延長されています。
修理の相談や申し込みは、ダイキンのコンタクトセンターから可能です。
電話やメール、FAX等もあるため、活用しましょう。
寿命で交換する場合は業者へ連絡
エコキュートが寿命を迎えている場合は、業者に交換を依頼しましょう。
まだ動いていても、設置してから10年ほど経っていれば、そろそろ寿命と判断できます。
10年経つ頃には保証期間が過ぎており、修理は有償です。
また、修理できても、経年劣化で消耗しているため、修理が必要な箇所も増えてきます。
それにより、修理費が高額になることから、修理よりも交換をお勧めします。
お急ぎの方は、ぜひ急湯デポにご相談ください。
エコキュートが故障すると、その日からお風呂に入れず、大変な思いをします。
急湯デポは特急交換を得意としており、場合によっては最短で即日交換も可能です。
ダイキンエコキュートの修理費用の目安
エコキュートが故障した際、保証期間が過ぎていても、メーカーによる修理を受けられることがあります。
その場合の金額目安(出張料・技術料・点検費・部品代を含む金額)が下記です。
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エラーコード | エラー内容 | 修理・交換箇所 | メーカー修理費(税込) |
---|---|---|---|
C30 | 貯湯タンクの不具合。サーミスタの温度が不正 | 貯湯ユニット基板、缶体上サーミスタ | 19,000~56,000円 |
C76 | 台所・浴室リモコンと貯湯タンク間の通信不具合 | 貯湯ユニット基板 | 39,000~55,000円 |
E1 | ヒートポンプユニットの不具合。プリント基板のマイコンの動作が不正 | ヒートポンプユニット基板 | 40,000~54,000円 |
E7 | ヒートポンプユニットの不具合。ファンモーターの運転停止 | ファンモーター | 32,000~40,000円 |
FA | ヒートポンプユニットの不具合。高圧圧力が上昇しすぎたため停止 | 電気系統部品 | 40,000~54,000円 |
H3 | ヒートポンプユニットの不具合。高圧圧力スイッチの不具合 | 電気系統部品 | 40,000~54,000円 |
H54 | 貯湯タンクの不具合。沸き上げ三方弁の不具合により停止 | 貯湯ユニット基板、三方弁 | 39,000~59,000円 |
H56 | 貯湯タンクの不具合。湯はり混合弁の不具合により停止 | 湯張り混合弁、貯湯ユニット基板 | 39,000~59,000円 |
H59 | 貯湯タンクの不具合、給湯混合弁の不具合 | 給湯混合弁、貯湯ユニット基板 | 39,000~59,000円 |
H76 | 貯湯タンクと台所・風呂リモコン間の相互通信に不具合 | 貯湯ユニット基板、リモコン | 39,000~55,000円 |
H92 | 貯湯タンクの不具合。缶体温度が高温を検知したため停止 | 貯湯ユニット基板、サーミスタ | 19,000~56,000円 |
J3 | ヒートポンプユニットの不具合 | ヒートポンプユニット基板、サーミスタ | 19,000~56,000円 |
L5 | ヒートポンプユニットの不具合。圧縮機に過電流が流れたため停止 | ヒートポンプユニット基板 | 40,000~54,000円 (圧縮機交換等の溶接を伴う作業が必要になる場合、100,000円以上になることも) |
U4 | ヒートポンプユニットと貯湯タンク間の通信不具合 | 貯湯ユニット基板、ヒートポンプユニット基板 | 39,000~77,000円 |
740 | 台所リモコンと貯湯タンク間の通信不具合 | 貯湯ユニット基板、リモコン | 39,000~93,000円 |
750 | 台所リモコンと貯湯タンク間の通信不具合 | 貯湯ユニット基板、リモコン | 39,000~92,000円 |
基本的に、部品の修理であれば19,000~54,000円ほどで済むことがわかります。
リモコンの修理が加わる場合は、プラス20,000~39,000円ほどです。
ただし、圧縮機交換等溶接を伴う作業が必要な場合は、100,000円以上の高額になることもあります。
エコキュートの交換業者はどう選ぶ?
エコキュート交換の際は、様々な業者から一つの業者を選ぶことになります。
その際にどう選べばいいのか、見ていきましょう。
ダイキンエコキュートの施工実績がある業者を選ぶ
まずは、エコキュートの施工実績がある業者を選ぶのがお勧めです。
ダイキンエコキュートに満足していたのであれば、再度ダイキンエコキュートに交換しようと考える方が多いと思います。
エコキュートの設置方法はメーカーや機種で違いがあり、施工方法がわかっていないと、施工不良につながることがあるためです。
保証内容が充実している業者を選ぶ
保証内容が充実している業者は、安心感があります。
ダイキンのメーカー保証もありますが、施工に関する故障や損害については、基本的に保証されていません。
メーカーは、あくまでも商品に関する保証を設けていることが多いため、業者による工事と商品両方の保証があった方が良いといえます。
近頃は内容が充実しており、10年のような長期保証を用意している業者もいるため、ぜひ保証内容も比べてみましょう。
年中無休で対応してくれる業者を選ぶ
業者の対応力を見ることも大切です。
業者ごとに営業日は様々で、年末年始や土日、祝日が休日ということもあります。
しかし、エコキュートが休日に限って壊れてしまうことはあり得ます。
とくに冬場だと、連日お風呂で体を温められないのは、辛く感じるかもしれません。
どのようなときでも、早い対応が見込めるように、年中無休かそれに近い業者を選ぶのがお勧めです。
エコキュート交換を安く抑える方法は?
修理と違って、エコキュートを交換する場合はその費用も上がってしまいます。
ここでは、費用を抑えるためにできる方法について見てみましょう。
補助金を利用する
2025年現在、エコキュート交換に使える国や地方自治体の補助金制度があります。
国の補助金制度には、「給湯省エネ事業」等があります。
「給湯省エネ事業」では、補助金として1台につき6万~最大17万円の補助金を受け取れるため、エコキュートをお得に交換できるはずです。
なお、補助金を利用したい方は、対象機種が限られていることや、期間内でも予算が消化されると受付終了になること等に注意しましょう。
補助金については、「知らないと損?エコキュートの買い替え・交換で使える補助金をご紹介!」の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。
火災保険が利用できるか確認する
火災保険を利用して、エコキュートを交換できることがあります。
火災保険は、火災の他、自然災害による被害でも適用されることがある保険です。
エコキュートのような、建物の付属設備も補償対象にできることがあります。
そのため、火災や自然災害でエコキュートが故障したのであれば、火災保険を利用できることがあるのです。
火災保険を申し込んでいる方は、保険の内容がどうなっているか確認してみてください。
エコキュートの火災保険適用についてもっと知りたい方は、「落雷でエコキュートが故障!? もしもの時の火災保険について補償内容や適用ケースを解説」も確認してみてください。
交換するエコキュートを見直す
交換するエコキュートを見直してみることも大切です。
ダイキンエコキュートは、同じフルオートでも、シリーズごとに違いがあります。
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シリーズ | 特徴 | 見分け方 |
---|---|---|
Xシリーズ | 多くの機能が付き、ZEHに対応したハイグレードなシリーズ | 品番EQの後ろに「X」 |
パワフル高圧 | Xシリーズに近い性能・機能のミドルシリーズ | 品番EQの後ろに何もない |
高圧給湯 | 給湯圧力や性能が抑えられた、導入しやすい価格のスタンダードシリーズ | 品番EQの後ろに「N」 |
予算オーバーするようなら、導入しやすいシリーズに変更できるか、貯湯タンクの容量が家族人数に合っているか等、見直してみてください。
まとめ
この記事では、ダイキンエコキュートの故障症状のチェック方法や、修理費用、対応策等について解説しました。
エコキュートの故障が疑われるときは、エラーコードから確認し、本当に故障しているのか、故障しているのはどこか等を突き止めましょう。
そして、メーカー保証による修理が可能であればダイキンに、交換が必要であれば業者に交換を依頼してください。
急湯デポは、エコキュート交換を専門とする業者です。
ダイキンエコキュートを取り扱っており、10年の長期保証をご用意しています。
年中無休で営業しており、保証にお申し込み頂いた場合は、修理受付も24時間365日対応しています。
最短で即日交換可能なこともありますので、お急ぎの方はぜひ急湯デポにご相談ください。