エコキュートを長持ちさせるメンテナンス・掃除方法を紹介!

この記事の監修者

施工管理部 大阪施工センター長

仲井 康朗

エコキュート工事の施工管理歴10年。

現場経験の知識を活かし、当ブログの記事監修を担当。

保有資格を見る

  • 第二種電気工事士
  • 液化ガス設備士(LPG)
  • ガス簡易内管施工士
  • ガス可とう管接続工事監督者

今回は、エコキュートを長持ちさせるメンテナンス・掃除方法について解説します。
エコキュートのメンテナンスは、清潔なお湯が使えるだけでなく、寿命を延ばすことにつながるといったメリットもあります。ぜひ、定期的に行いましょう。

メンテナンスと聞くと、難しそうなイメージを抱くかもしれませんが、難しいことは一切ありません。ぜひチェックしてみてください。

目次

エコキュートの仕組みとは

エコキュートは、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットで構成される電気給湯器です。
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を取り込み圧縮し、お湯を沸かす役割を担います。エアコンの室外機のような見た目です。
もう一方の貯湯タンクユニットは、ヒートポンプユニットで作られたお湯を貯めておき、浴室や台所など家中に給湯する役割を持ちます。

エコキュートの詳しい仕組みや、メリット・デメリットについては、「3分で分かる!エコキュートとは | メリット・デメリットや口コミは?」のコラムでさらに詳しく解説しています。ぜひチェックしてみてください。

エコキュートのメンテナンスは故障防止に必須!

まずはメンテナンスの必要性について確認していきましょう。実際のところ、エコキュートはメンテナンスしなくても使い続けられます。
しかし、一部の部品が消耗した状態のまま使用していると、別の部分に負荷がかかり、故障につながるリスクもあります。エコキュートを長持ちさせるために、メンテナンスは必須だといえるでしょう。

エコキュートは、光熱費を抑えられる優れた製品です。
定期的にメンテナンスをおこない、いつでも最高のパフォーマンスを発揮できる状態にしておくことが大切です。
メンテナンスしないとエコキュートにどのような影響があるでしょうか?

エコキュートのメンテナンスが必要になる箇所は?

では、エコキュートには、具体的にどの部分のメンテナンスが必要になるのでしょうか。
主に下記の10箇所が挙げられます。

  1. 風呂配管の清掃
  2. 浴槽フィルターの清掃
  3. リモコン、室外機の掃除
  4. 貯湯タンク内の清掃
  5. 漏電遮断器の動作確認
  6. 逃し弁の動作確認
  7. 水漏れの点検
  8. 凍結防止の確認
  9. 給水口ストレーナーの掃除
  10. ヒートポンプユニットのエア抜き

「メンテナンスする箇所が多くて面倒そう……」「きちんとできるか不安……」と感じる方もいるかもしれません。
各箇所の具体的なメンテナンス方法は後述しますが、どれもご自身で対応できる比較的簡単な作業が中心です。汚れを取り除いたり、安全に稼働しているかを確認したりといった内容がメインなので、安心してください。

【頻度別】エコキュートのメンテナンス方法

エコキュートのメンテナンスは、メーカーや各製品によって細かな違いがあります。
実際にメンテナンスを行う際は、必ずお使いの機種の取扱説明書やメーカーのホームページを参考にしながら進めてください。
 今回は一例として、ダイキン製エコキュートのメンテナンス方法をご紹介します。

日常的におこなうメンテナンス

エコキュートの日常的におこないたいメンテナンスは、主に以下の3つです。

  • 風呂配管の掃除
  • 浴槽フィルターの掃除
  • リモコン、室外機の掃除

月に1回から週に1回程度を目安に行うと良いでしょう。
繰り返しになりますが、メンテナンスの際は、必ず取扱説明書やメーカーのホームページを参考にしながら行ってください。

風呂配管の掃除

風呂配管は、内部に汚れが溜まると不衛生になるだけでなく、エコキュートの運転に負担をかけ、故障の原因にもなりかねません。そのため、こまめなメンテナンスが大切です。

ただし、エコキュートには、配管の自動洗浄機能が付いている機種があります。
この機能は、浴槽の栓を抜くだけで風呂配管内を洗い流してくれます。自動洗浄機能が付いていれば、日常的に手動で掃除する必要はありません。

洗浄機能がない場合、追い焚き機能を利用して掃除が可能です。月に1回程度の頻度でできるとよいでしょう。

【掃除方法】

  1. ゴム手袋、市販の浴槽用洗浄剤、スポンジやブラシを用意します。
  2. 浴槽にお湯をためます。
  3. ゴム手袋をはめ、ためたお湯に浴槽用洗浄剤をとかします。
  4. 追い焚き機能を使って、洗浄剤のとけたお湯を配管にいきわたらせます。
  5. 追い焚き後は1時間以上つけ置きして、皮脂汚れや石けん汚れを浮かせます。
  6. お湯をすべて抜いて、シャワーでさっと洗い流します。
  7. 栓をして再度お湯をため、2~3回すすぎます。洗剤が残ると肌トラブルにつながる可能性があるため、しっかりすすいでください。

循環アダプター、フィルターの掃除

循環アダプターやフィルターは、汚れが溜まりやすいため、こまめに掃除を行いましょう。週に1回〜2週間に1回程度を目安に対応してみてください。
機種によっては、フィルターが付いていないこともありますが、基本的には浴槽の循環口に取り付けられており、取り外しが可能です。

【掃除方法】

  1. アダプターのカバーをはずします。
  2. カバーについている汚れを歯ブラシ等でこすって取り除きます。
  3. フィルターも取り外して水洗いします。汚れがひどい場合は、バスブラシや、使わなくなった歯ブラシ等で擦って取り除きます。

リモコン、室外機の掃除

リモコンや室外機にも汚れが付きます。
気付いたときに、やわらかい雑巾やタオル等で拭きとるようにしてください。
あわせて、リモコンの時刻がずれていないか確認し、時刻あわせもしておくとよいでしょう。

吸込口・吹出口まわりの清掃

ヒートポンプユニットの吸込口や吹出口が、雑草やゴミなどで塞がれていないか確認し、もし詰まっているようであれば取り除いてください。
空気の通り道が塞がれると、効率が低下し、故障の原因にもなりかねません。

半年に一度以上おこなうメンテナンス・確認

半年に一度、または年に一度の頻度で行いたいメンテナンスや確認箇所は、以下の通りです。

  • 貯湯タンク内の掃除(水抜き)
  • 給水口ストレーナーの掃除
  • 風呂配管の掃除
  • 漏電遮断器の動作確認
  • 逃し弁の動作確認
  • 水漏れの点検
  • 凍結防止の確認
  • ヒートポンプユニットのエア抜き

繰り返しになりますが、メンテナンスの際は、必ず取扱説明書やメーカーのホームページを参考にしながら行ってください。

貯湯タンク内の掃除(水抜き)

エコキュートの貯湯タンクには、水に含まれるミネラルや不純物などが沈殿物として溜まることがあります。
そのため、メーカーによっては、定期的な水抜きメンテナンスを推奨しています。
実際のメンテナンス方法は下記です。

1.漏電遮断器を「OFF」にして、給水止水栓を閉める
※給水配管の途中に給水止水栓が設置されています。
2.逃し弁レバーを上げる
3.排水栓を「排水」側に合わせて、約2分間排水をおこなう
※約2分でタンク底の汚れが押し流されるため、全量排水する必要はありません。
また、排水栓が2箇所取り付けられたタイプもあります。
4.排水が終わったら排水栓を「通常」側に戻して、給水止水栓を開ける
5.排水ホースからお湯(または水)が連続的に出るまで待つ
※空気の混じったお湯ではないことを確認しましょう。
6.逃し弁レバーを下げ、漏電遮断器を「ON」にする

このような手順で、貯湯タンクの内部に溜まった沈殿物を排出します。
その際は、熱湯でヤケドするおそれがあるので注意が必要です。
貯湯タンクの水抜きメンテナンスは、ダイキン製エコキュートだと、半年に1回が推奨されています。
他メーカーでも、長期不在時の対策として行うことがあるため、方法を覚えておくと安心です。

給水口ストレーナーの掃除

貯湯タンクユニットの給水口ストレーナーは、貯湯タンク内に汚れやゴミが入るのを防いでいます。
詰まると正常に給水できなくなるため、定期的に掃除をおこないましょう。
また給水口ストレーナーの掃除は、水抜きの作業と併せておこなうことができます。

【掃除方法】

【重要】感電の危険があるため、必ず作業前にエコキュートの電源(漏電遮断器)をオフにしてください。

  1. 漏電遮断器をオフにする(エコキュートの電源を落とす)
  2. エコキュート側の止水栓を閉める
  3. 逃し弁レバーを上げて約1分間待つ
  4. 貯湯タンクユニットの給水接続口から、給水口ストレーナーを取り外す
  5. 給水口ストレーナーを清潔なブラシで掃除、水洗いする
  6. 給水口ストレーナーを付け直す
  7. 止水栓を開き、水漏れなどなく正常に取り付けられていることを確認する
  8. 逃し弁レバーを下げる
  9. 漏電遮断器をオンにする(エコキュートの電源を入れる)
  10. 浴室で混合水栓(蛇口)を開き、お湯が正常に出ることを確認する

風呂配管の掃除

風呂配管の洗浄は、メーカーや製品にもよりますが、ダイキンではフルオートタイプのみ発生する作業です。
風呂配管のメンテナンス手順は下記になります。

1.浴槽にお湯を張り、洗浄剤を投入する
2.リモコンのメニューから「風呂配管洗浄」を選び、開始を選択
3.「風呂配管洗浄」終了後に、浴槽のお湯を抜く
4.風呂接続アダプター(循環口)の10センチ上まで、浴槽にすすぎ用の水を張る
5.リモコンから再び「風呂配管洗浄」を選び、配管内を約15分間すすぐ

風呂配管の洗浄は、エコキュートの機能が自動で行ってくれます。
そのため、洗浄剤を用意する以外の手間はほとんどかかりません。
メンテナンスの頻度としては、半年に1回程度が推奨されています。

漏電遮断器の動作確認

漏電遮断器は、万が一の際に火災や漏電を防ぐ大切な装置になっています。
漏電遮断器のメンテナンス方法は下記です。

1.漏電遮断器のテストボタンを押す
2.漏電遮断器が「OFF」になっていることを確認
※「OFF」にならない場合はメーカーや業者に確認しましょう。
3.漏電遮断器を「ON」に戻す

テストボタンを押し、漏電遮断器がきちんとOFFになるようであれば、正常に作動しています。
何か起こった際も、きちんと作動し、火災や漏電を防いでくれるはずです。
漏電遮断器の動作確認は、半年に1回の頻度が推奨されています。

逃し弁の動作確認

逃し弁は、圧力を調整し、水漏れを防ぐ大切な部分です。
きちんと作動するのか、定期的に確認する必要が生じます。
逃し弁の動作確認の流れは下記です。

1.貯湯タンク上部のカバーを開き、逃し弁レバーを上げる
2.排水ホースからお湯(または水)が出ることを確認する
3.逃し弁レバーを下げ、カバーを戻す

逃し弁を上げたときに限り、お湯または水が出る仕組みとなっています。
元に戻してもお湯や水が出てくるようであれば、メーカーや業者に確認しましょう。
逃し弁の動作確認は、半年か1年に1回行えば十分です。

水漏れの点検

水漏れが起きていると、水道代が上がったり、上手く光熱費が節約できなかったりと問題が起こりえます。
エコキュートから水漏れが起こっていないか点検する手順は下記です。

1.沸き上げを行っていないことを確認
2.リモコンでも「沸き上げ」表示が消灯しているかチェック
3.排水ホースからお湯(または水)が出ていないことを確認する

お湯や水がポタポタと出ている場合は、逃し弁レバーが下がりきっていない可能性があります。
逃し弁レバーを数回上下に動かして、問題がないか確認してください。
それでも止まらない場合は、メーカーや業者に連絡して修理の手配をしましょう。
また、排水管や排水ホース、排水は高温になっていることもあるので、絶対に手で触れないように注意が必要です。
水漏れの点検頻度としては、半年に1回以上が推奨されています。
エコキュートの水漏れや修理代に関しては「エコキュートの水漏れ原因5選!原因、対処方法や修理代について」で詳しく説明していますのでチェックしてみてください。

凍結防止の確認

寒い地域にお住まいだと、エコキュートの凍結が心配です。
凍結すると、エコキュートにつながる配管が破損したり、リモコンにエラーコードが表示されたりします。
お湯が出なくなり、凍結が溶けた後には配管から水漏れを起こすなど、トラブルが発生するリスクが高まります。
実際に凍結してしまう前に、防止の処置をおこなうことが大切です。
外気温が0度を下回るようであれば、凍結防止の処置をおこないましょう。
凍結防止処置の手順としては、下記になります。

1.漏電遮断器を「ON」にする
※風呂・ヒートポンプ配管の凍結防止が目的です。
2.リモコンの温度を「水」に設定後、蛇口を少し開けて少量の水を流し続ける
※1分間に200ml程度が理想です。給水・給湯配管の凍結防止を目的としています。
3.風呂接続アダプター(循環口)から10センチ上まで、浴槽に水を張る
※風呂配管の凍結防止となります。

この他にも「除雪対応ファン」のある製品の場合は、設定を「入」にします。
この操作によって室外ユニットのファンが回転し、凍結を防止してくれるでしょう。

エコキュートの凍結に関しては「冬は要注意!エコキュートが凍結したら?対処方法や防止方法を解説」で詳しく説明してますのでチェックしてみてください。

ヒートポンプユニットのエア抜き

ヒートポンプユニットは、使用に伴って配管内に空気が入り込み、溜まっていくことがあります。
空気が溜まると水の循環が悪くなり、効率の低下や異音の原因となることがあるため、定期的にエア抜きを行いましょう。

【エア抜き方法】

  1. ヒートポンプユニット側面の閉鎖弁カバーを取り外す
  2. 2つの水抜き栓をまわして開く
  3. 水と一緒に空気が出てくるので、1分ほど放置する
  4. 音が変わり、水のみが出てくるようになったら水抜き栓を閉じる
  5. 閉鎖弁カバーを取り付ける

エア抜きの手順は、メーカーや機種等によって違い、エア抜きを自動でおこなってくれるタイプもあります。
取扱説明書に目を通し、半年に一度のペースで行うことをおすすめします。

エコキュートのメンテナンスをしていないと?

  • 不衛生なお湯が出てくる
  • 故障の原因になる、寿命を早める
  • 消耗部品の劣化が早まる
  • 水道代や電気代が余計にかかる

不衛生なお湯が出てくる

エコキュートの中で、浴槽フィルターや風呂配管は汚れやすい部分です。
放置していると、湯垢や皮脂などの汚れが混ざった、不衛生なお湯を使うことになってしまいます。
新しくお湯張りをしたばかりなのに、浴槽に汚れが浮いていたり、お湯の色が変だったり臭かったりということがあり得るのです。
家族の健やかな生活を維持するためにも、浴槽フィルターや風呂配管は定期的に行うことをお勧めします。

故障の原因になる、寿命を早める

エコキュートの一般的な寿命は約10~15年が目安といわれており、電化製品の中でも丈夫にできているといえます。
しかし、メンテナンスせずに使い続けると、故障の原因になり、寿命を早めてしまうでしょう。
一部を修理しても、既に他の部分に負荷がかかっていれば、その部分も近いうちに修理という悪循環になり得ます。
エコキュートは高価な製品ですから、少々手間に感じたとしても、こまめにメンテナンスをした方が経済的だといえます。
エコキュートが故障したのかな?と思ったら「すぐ解決!エコキュートの故障症状・原因や寿命、修理や交換費用まで徹底解説」の記事をチェックしてみてください。

消耗部品の劣化が早まる

エコキュートに使用されている部品には、消耗部品も含まれています。
例えば、パッキンや逃し弁、ポンプ類が消耗部品とされており、おおよそ3年で劣化が始まります。
メンテナンスをせずに放置すると、汚れや負荷などにより、消耗部品の劣化も早めてしまうでしょう。
消耗部品は保証範囲に含まれていないことが多く、余計な出費につながってしまいます。

水道代や電気代が余計にかかる

エコキュートに何らかのトラブルが起こっているにもかかわらず使用し続けてしまうと、スムーズに稼働できなくなります。
余計な動作が増えたり、水漏れを起こしていたりすると、水道代や電気代が余計にかかってしまうケースもあるでしょう。

交換・修理が必要なときのサイン

どれだけ丁寧にメンテナンスができていても、エコキュートは精密機械であり、寿命(一般的に約10年〜15年) が近づけば、交換や修理が必要になる時が来ます。
具体的には、下記のような症状が見られた時は、交換や修理が必要になったサインです。

  • リモコンにエラーコードが何度も表示される
  • お湯が沸き上がらない
  • お湯がぬるい、突然水になる
  • 作れるお湯の量が少ない
  • 正常にお湯張りができない
  • 室外機の周辺が常に濡れている
  • ヒートポンプユニットがうるさい、異音がする

このような症状が出ている場合は、無理に使い続けるとさらなる故障や思わぬ事故に繋がる可能性もあります。早めに交換や修理を専門業者に相談しましょう。

エコキュートの具体的な故障症状や対処法は「すぐ解決!エコキュートの故障症状・原因や寿命、修理や交換費用まで徹底解説」で詳しく説明しています。
修理費用相場や、修理と交換の判断基準なども述べていますので、参考にしてみてください。

自分でメンテナンスするのが不安なときには業者に依頼

「正直、これまで一度もメンテナンスをしたことがない」「エコキュートのメンテナンスは大切だと理解できたけれども、自分でする自信がない」といった方もいるかもしれません。
とくに何の問題なくエコキュートが使用できていると、メンテナンスや清掃に関しては、つい後回しにしてしまいがちです。
自分でメンテナンスすることに不安がある場合は、業者に依頼するのも良いでしょう。
初回のみ業者に依頼し、おおよその手順を覚えたのならば、次回からは自分でメンテンナンスしてみるといった方法もお勧めです。

急湯デポは交換専門のため、残念ながら修理点検はおこなっておりません。しかし、もしもエコキュートの交換でお悩みの場合は、ぜひご相談ください。

エコキュートの交換・買い替えでお悩みの方は一度ご相談ください

エコキュートのメンテナンス・点検の費用相場

業者によるエコキュートのメンテナンスや点検の費用相場は、10,000~30,000円が一般的です。
「忙しくて自分で時間が取れない」「精密機械を触るのは怖い」という方は、プロに依頼することを検討してみましょう。
ただし、業者やメンテナンスの内容によっては、費用が高くなるケースもあります。
また、メーカー保証に加入していれば、修理の際に、修理費用を抑えられることがあります。保証内容を確認しておくことをおすすめします。

メンテナンス費用の例

メーカー費用
三菱電機システムサービス(給湯機の点検サービス)16,500円(税込)~
ダイキン(出張点検費)16,400~21,000円 (税込)

参考

エコキュートのメンテナンスに関するよくある質問

ここでは、エコキュートのメンテナンスに関してよくいただく質問に3つお答えします。

メーカー別にメンテナンス方法は違う?

メンテナンスの方法は、メーカー毎に異なります。
基本的な内容は同じですが、栓や配管の位置、カバーの開け方や操作方法等、細かな違いがあります。
安全のためにも、必ず取扱説明書やホームページ等を確認しながらメンテナンスをおこなってください。

なお、もし修理が必要になった場合の各メーカーお問い合わせ先は、下記の公式ページをご確認ください。

スクロール

メーカー名お問い合わせ先
三菱三菱電機お客さま相談センター
0120-139-365
ダイキンダイキン コンタクトセンター
0120-881-081
日立日立 家電ビジネス情報センター
0120-3121-19 
携帯電話
050-3155-0119(有料)
パナソニック(三洋電機)パナソニックお客様相談センター
0120-878-695 
※フリーダイヤルがご利用できない場合
06-6780-2554
コロナコロナ/サービスセンター
0120-919-302 
※携帯電話からは
0570-550-992(有料)

セルフメンテナンス中に異常を見つけたときの対処法は?

セルフメンテナンス中にエコキュートに異常を発見した場合は、すぐに使用を中止し、メーカーまたは専門業者に連絡しましょう。
異常を放置してしまうと、お湯が正常に沸き上がらない、水道代や電気代が無駄にかさむといった状況が続く可能性があります。
また、早期に連絡していれば簡単な修理で済んだ不具合が、放置したことで大規模な故障につながり、結果的に高額な修理費用や交換費用が発生してしまうケースも少なくありません。

訪問営業の無料点検は依頼していいの?

訪問営業の無料点検は、悪徳商法や詐欺のリスクがあることから、慎重な対応が必要です。
具体的には、以下のような手口には特に注意しましょう。

高額請求

無料点検を名目に近づき、、「故障している」「今すぐ交換が必要」などと不安を煽り、高額な修理費や交換費、工事費等を請求する。

身分詐称

大手の電力会社やエコキュートメーカー、あるいは自治体から委託されている業者を名る。
正規の業者がアポなしで訪問してくることは基本的にありません。

強引な勧誘

浄水器のような高額商品を勧誘することも、「今契約して頂けたら半額で交換できます」というように即決を迫る。

もし無料点検を持ちかけられても、「自分の一存では決められない」「いつも依頼している業者がいるので大丈夫です」などと、きっぱりと契約を断りましょう。

悪徳業者や詐欺の見分け方について、さらに詳しい情報は「エコキュートの訪問販売・無料点検は要注意! 悪徳業者や詐欺の見分け方」のコラムで解説しています。ぜひご参照ください。

エコキュートの寿命は10年ほど!メンテナンスと同時に交換も検討しよう

こまめにエコキュートのメンテナンスをおこなっても、10年ほどで寿命が近づいてきます。
メンテナンス時に不具合が見つかったのであれば、エコキュートを購入して何年経っているか確認しましょう。
寿命が近いエコキュートだと、一部を修理してもまた別の箇所に不具合が起き、修理費がかさむ可能性があります。
10年近く経っているエコキュートであれば、修理ではなくエコキュートの交換も検討してみてください。

急湯デポはエコキュートを交換するにあたり、10年延長保証を当社負担でご加入いただけるキャンペーン中です。(定価32,780円(税込))保証期間中は、自然故障の修理について回数制限なく無償修理対応が可能です。また、修理部品代と工事費の100%を保証しておりますので、交換をご検討中の方は一度、ご相談ください。

まとめ

今回はエコキュートを長持ちさせるメンテナンス・掃除方法について、解説しましたが、いかがだったでしょうか。

エコキュートのメンテナンスをおこなうことで、清潔に利用できるだけでなく、寿命を延ばすことにもつながります。
数ヵ月に1回や半年に1回など、推奨されている頻度があるので、定期的にメンテナンスをおこないましょう。
メーカーによっては、メンテナンスや清掃方法を、動画でも公開しています。
スマートフォンやタブレットで再生しながら、メンテナンスをおこなうのも良いかもしれません。

急湯デポは、エコキュートの買い替えや交換の専門業者です。
エコキュートの買い替え・交換の際には、ぜひご相談ください。

関連記事