
エコキュートの水漏れ原因7選!対処方法や原因、修理代について
エコキュートの急な水漏れに困っていませんか。
「なぜか温かいお湯が出なくなった……」といったトラブルも、水漏れが原因となっていることがあります。
エコキュートの水漏れが起こったときには、どのように対処すれば良いのでしょうか。
この記事では、水漏れが起きているときの症状や原因、対処方法や修理代などを詳しく解説しています。
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エコキュート水漏れの症状とは?

- お湯が全然出なくなる
- お湯がなくなったことを示す表示がすぐに出る
- 配管からの水漏れを目視できる
- 室外機の周りが湿っている
- 漏水を知らせるエラーコードが出る
- 電気代と水道代が急に高くなった
お湯が全然出なくなる
蛇口をひねったとき、「最初に水が出るのが気になる」という方もいるでしょう。
水のあとすぐにお湯が出るようであれば、配管内に残っていた水が出ただけのため問題はありません。
しかし、「お湯が全然出ない」「お湯からすぐ水に戻ってしまう」といった際は、水漏れのトラブルが疑われます。
配管の途中でお湯が流出しているため、安定した温度のお湯が出なくなっているかもしれません。
お湯がなくなったことを示す表示がすぐに出る
いつも通りに使用しているはずなのに、「お湯がなくなりました」といった表示がすぐ出るようになったのであれば、水漏れを起こしている疑いがあるでしょう。
エコキュートは、夜間に沸かしたお湯を翌日に使います。
沸き上げ量を少なめに設定していないなら、一日使うのに十分な湯量が沸き上げられているはずです。
お湯切れの表示が早い時間帯から出るようになった際には、要注意と言えるでしょう。
配管からの水漏れを目視できる
エコキュートの配管は、紫外線や雨風などで少しずつ劣化が進んでいきます。そしてひび割れたり接続部が緩んだりすることで、配管から水漏れが起こる場合があります。
ほかに、点検や清掃を怠って、異物がつまってしまい、水漏れが起こることもあります。
配管からの水漏れを確認したときはすぐに専門業者に修理を依頼しましょう。
室外機の周りが湿っている
室外機本体や配管から水漏れしていると、室外機周辺の湿り気が目立つ場合があります。天気や気温による一時的な症状の可能性もありますが、何日も継続している場合は、水漏れの疑いがあります。こちらも専門業者の点検が必要となるでしょう。
漏水を知らせるエラーコードが出る
エコキュートのリモコンに「漏水検知」のエラーが表示される場合があります。本体内部からの漏水、もしくは漏水センサーの異常が挙げられます。
水漏れの修理、センサー異常の場合は漏水センサーの点検と交換が主な対処方法になります。
電気代と水道代が急に高くなった
エコキュートは、目視などで気付けないところで水漏れを起こしている、厄介なケースもあります。
そのようなケースでも、翌月の電気代や水道代が高くなったのを見て、水漏れしていたことに気付けるでしょう。
いつもと変わらず使っているのに、電気代と水道代が妙に高くなった……というときには、水漏れの可能性を疑ってみてください。
エコキュートが水漏れを起こす原因とは

- エコキュートの寿命
- エコキュートの長期間放置・不使用
- 凍結による配管の損傷
- エコキュートのメンテナンス不足
- エコキュートの設置場所を移動させた
- 配管の詰まり
- 部品や配管の劣化
原因1.エコキュートの寿命
使用方法や設置場所、環境などによっても異なりますが、エコキュートの寿命は10~15年程度と言われています。
エコキュートを使用し始めてから10年が経過すると、内部や配管が劣化して、水漏れを起こすリスクが高まるでしょう。
急湯デポでは10年経ったらエコキュートの交換・買い替えをお勧めしています。お勧めの理由については、「エコキュートの寿命は10~15年!寿命の兆候は?買い替えタイミングまで解説」でも詳しく解説しております。気になる方はこちらも併せてチェックしてみてくださいね。
原因2.エコキュートの長期間放置・不使用
旅行や単身赴任などで、エコキュートを長く放置してしまったり、不使用の状態が続いてしまったりするかもしれません。
その際、久しぶりに稼働させたエコキュートから水漏れが起きることがあります。
このとき、水抜き栓からの水漏れであれば、問題はないことがほとんどです。
内部の減圧のために水量が調整されているだけなので、本体や配管から水漏れを起こしていなければ、以前と同様に使えます。
ただし、なかなかお湯にならなかったり、水漏れがひどくなったりするケースは、専門業者による点検を受ける必要があるでしょう。
長期不在後の水漏れを防ぐためには、貯湯タンクの水抜きをしてから外出することが大切です。
具体的な水抜きの方法は、メーカーによって異なります。各メーカーのホームページや取扱説明書を参考にしながらおこないましょう。
原因3.凍結による配管の損傷
寒い地方に住んでいる方が注意すべきなのが、凍結による水漏れです。
配管が寒さで凍結し、破裂してしまうことによって水漏れが発生します。
寒い地方に住んでいる方はあらかじめ配管に保温材を巻いたり、紫外線保護にもなる遮光テープを巻いたりして、凍結を防いでください。
それでも凍結してしまったときには、配管を布で覆い、人肌程度のぬるま湯を少しずつかけるといった対処法があります。
ただし、凍結を早く対処したいために熱いお湯をかけるといった行為は、配管の劣化を早めてしまうので、絶対に避けましょう。
エコキュートが凍結してしまった時の対処法や予防方法を知りたい方は、「冬は要注意!エコキュートが凍結したら?対処方法や防止方法を解説」も参考にしてみてください。
原因4.エコキュートのメンテナンス不足
メンテナンスは業者に依頼するもの、というイメージがあるかもしれません。
しかし、エコキュートには、自分たちでもお手入れできる箇所があります。
例えば貯湯タンクは、定期的に排水をおこなえば、水漏れを防げる箇所です。
貯湯タンクに貯める水道水には、僅かながら不純物が含まれています。
不純物が溜まって沈殿物になると、詰まりや水漏れなどを起こす可能性が高まります。
その他にも、浴槽につながる配管やフィルターなどは、定期的な清掃が必要です。
自分たちでできるメンテナンスは、各メーカーのホームページや取扱説明書に記されているので、必ずチェックしてください。
メンテナンスは水漏れを防ぐだけでなく、エコキュート本体の寿命を伸ばすことにもつながります。
原因5.配管の詰まり
配管が詰まることで配管の内径が狭まり、水の流れが悪化して水圧が上昇し、接続部分から水漏れする可能性があります。この詰まりの主な原因は、水道水のミネラル分の蓄積やゴミなどの異物です。
エコキュートは家の外に設置されるため、砂埃や落ち葉などが入ってしまうことがあります。また水道水には少量ながらミネラルがふくまれており、使用にともなって蓄積してしまいます。
これらが詰まりを引き起こすのです。
ゴミやミネラルなどによる詰まりは、定期的なメンテナンスによってある程度予防が可能です。
しかし詰まりが発生した場合には、専門業者に対応の依頼が必要なこともあります。
原因6.部品や配管の劣化
エコキュートを長期間使用すると、配管や接続部のゴムパッキン、金属部品などが経年劣化により硬化やひび割れを起こすことがあります。特に直射日光や湿気、寒暖差などの影響を受けやすい環境では、劣化が進行しやすくなります。
また、金属は腐食やサビによって耐久性が低下し、配管が破損することもあります。
これらの劣化を放置すると、破損部分が広がってほかの部品やエコキュート本体の故障につながります。
原因7.エコキュートの設置場所を移動させた
「音が少し気になる」「今設置している場所だとスッキリ見えない」など、様々な事情から、エコキュートを移動させたくなることもあるでしょう。
その際、少しの距離だから業者を呼ぶまでもない……と、自分で動かしてしまう方もいるようです。
しかし、エコキュートを移動させると、ホースが外れてしまったり、配管に歪みや隙間ができてしまったりする可能性があります。
移動直後は問題なくても、そこから水漏れにつながるリスクが高まりますから、エコキュートを移動させる際には必ず業者に相談をしてください。
対処が必要なエコキュートの水漏れ
対処が必要な水漏れとしては、明らかにエコキュートや配管から水漏れを起こしているケースが挙げられます。
その他にも、普段と変わらず使用しているのにお湯の減りが早かったり、水温が安定しなくなったりした場合は、対処が必要な水漏れと言えるでしょう。下記に従って対処をおこなってください。
貯湯タンクやヒートポンプユニット(室外機)からの水漏れ
エコキュートは、貯湯タンクと、室外機にあたるヒートポンプユニットで構成されています。
どちらかからポタポタと水が垂れているならば、内部部品が劣化し、水漏れを起こしている疑いがあります。
ただし、朝方だけ室外機の周辺が濡れている場合は、運転時に生じた結露の可能性が高く、その場合は水漏れではありません。
一日を通して時間を問わず、ポタポタと水が滴り落ちている場合は、メーカーの相談窓口に連絡をしてください。
エコキュートからどのように水が滴り落ちているのか詳しく説明すれば、適切なアドバイスが受けられるでしょう。
貯湯タンクやヒートポンプユニットにつないでいる配管からの水漏れ
エコキュート本体ではなく、配管周りから水漏れを起こしている際には、業者への連絡をお勧めします。
この場合はエコキュート本体には問題がなく、あくまで配管周りにトラブルが起きているためです。
そのまま放置していると、エコキュート側にも不具合が生じる危険性が高まるため、早めに問い合わせをしてください。
ヒートポンプユニットの排水周りの水漏れ
ヒートポンプユニットは、稼働時に結露が生じやすいため、排水工事が施されています。
ご家庭によって、床面の排水口にドレンソケットやドレンホースが取り付けられています。
この排水設備に不備や詰まりがあると、排水がうまくいかなくなってしまい、ヒートポンプユニットの下部から水漏れしてしまいます。
ヒートポンプユニット自体の故障ではないものの、水浸しのまま放置してしまうと、蒸発した水が原因で故障に繋がったり、苔が生えてしまったり、冬期には凍結し転倒してしまう危険性があります。
排水設備の詰まりはご自身でも取り除けますが、排水工事の不備の場合は施工業者に問い合わせをしましょう。
施工不備の場合、無償対応になることが多いです。
対処不要なエコキュートの水漏れ
エコキュートから水漏れを起こしていても、慌てる必要はありません。対処不要なケースもありますので見ていきましょう。
排水配管の逃し弁から水が出ている
逃し弁から定期的に少量の水が排出されるのは正常といえます。
逃し弁とは、水を排出する弁です。水をあたためる際に水の体積が膨張してしまうため、膨張した水を外に出してタンクや配管を守る役割を果たしています。
ただし、排水量が異常に多い場合や連続して漏れ続ける場合は、弁の不具合や別の問題が考えられるため、専門業者に相談が必要かもしれません。
朝方に室外機の周辺だけ濡れている
エコキュートの室外機周辺が朝方だけ濡れている場合、結露が原因であると考えられます。これは正常な動作によるものです。
空気中の熱を利用してお湯を沸かす際、外気温との差によって室外機内部で結露が発生します。この水滴が室外機の排水口から排出され、地面を濡らすことがあります。
特に湿度の低い季節や朝方に多く見られます。
ただし、水が排水口以外から漏れている場合や異常に大量の場合は、配管の詰まりや故障の可能性があるため、点検が必要です。
また、数日間寒い日が続くと、夜間の寒さで結露が発生し本体や配管周りが濡れたり、朝方に配管が凍結したりします。
しかし、布で拭き取ってみても水漏れがなく、配管にも亀裂のような異常が見られないのであれば、こちらも対処不要と言えるでしょう。
長期間不使用だったエコキュートの再稼働時の水抜き
長期間使用していなかったエコキュートを再稼働させると、減圧によって水抜き栓から水漏れが起こることがあります。
内部の減圧のために水量が調整されているために起きる現象です。水抜き栓からの水漏れであれば、そのまま使い続けて構いません。
ただし「お湯の温度が安定しない」「水漏れが長く続く」といった、これまでと違う症状が見られた際には、早めにメーカーに問い合わせをしてください。
水漏れしたときの応急処置は?
水漏れの被害を最小限にするために、問い合わせだけでなく応急処置もおこなうと良いでしょう。
水漏れをそのままにしておくと、修理がおこなわれるまで、どんどん水が流れて無駄になってしまいます。
また、水漏れ箇所によっては、配管修理だけで済むはずだったトラブルが、エコキュート全体の修理に及ぶケースもあります。
できるだけ最小限の被害におさえるために、やれるだけのことをやってみるといいでしょう。
まずは電源をオフにする
最初に給湯器側の運転を止めましょう。
貯湯タンクの中部・下部にあるカバーを開け、漏電遮断器をオフにすることで、エコキュートの電源をオフにできます。
止水栓を閉める
次に止水栓を閉めます。
止水栓とはエコキュートからお湯を供給する際に使う栓です。止水栓を閉めれば、給湯器に水が入り込むこともありません。
止水栓の場所が分からないときは、メーター付近にある水道の元栓を閉める方法もあります。
ただし水道の元栓を閉めると、飲用水はもちろん、トイレも使用できなくなるため、最終手段だと考えてください。
業者に連絡する
電源を切って元栓を閉めたら、業者に修理を依頼しましょう。
水漏れが起こっていると思われる部分を勝手に修理したり、配管周りをいじって動かしたりしてしまうと、さらなるトラブルを招くケースもあります。また、電気系統にうっかり触れて、ケガをしてしまう可能性もあります。
気持ちがあせってしまい早くなんとかしたいと思うかもしれませんが、慌てずに修理を待ちましょう。
どうしてもいてもたってもいられない方は、次で紹介する水漏れ配管の目視確認をしてから修理業者に連絡してみてもいいかもしれません。
どこから水漏れしているかをあらかじめ伝えられると、スムーズに修理が進むこともあります。
故障や本体の状態によっては、修理よりも交換のほうがお得になることもあります。
急湯デポはエコキュート交換専門店です。交換を検討される際はぜひご相談ください。
どの配管から水漏れ?
エコキュートをつなぐ配管は大きく4つに分けられます。
ヒートポンプ配管
ヒートポンプ配管は、貯湯タンクユニットからヒートポンプユニット、2つの室外機を結ぶ配管となっています。屋外で雨風や外気にさらされるため、他の配管と比べて水漏れが発生しやすい配管です。
ヒートポンプ配管は2種類の配管で構成されています。
1つは、貯湯タンクユニットからヒートポンプユニットへ水を運ぶ配管。2つ目は、ヒートポンプユニットが温めたお湯を貯湯タンクユニットに送り返す配管です。
主に耐熱性が高い「三層管」が使われており、風雨や紫外線にも耐えられるようになっています。
しかしそれでも消耗が激しいため、他の配管と比べて水漏れが発生しやすいのです。
エコキュートが水漏れしたら、まずヒートポンプ配管を確認してみましょう。
給水配管
給水配管は、一言で言えば「水の通り道」です。
貯湯タンクに給水するほか、浴室のシャワーや蛇口にもつながっています。
温度調節用の混合弁や混合水栓などを通し、高温のお湯と水を混ぜて設定温度のお湯にします。エコキュートに限らず、他の給湯器でも使用される配管設備です。
給水配管の一部は、壁付近や、貯湯タンクユニットの脚部カバーを外せば確認できます。
しかし、壁や床などの中を通る一部分は、業者でないと水漏れが確認しづらくなっています。
給湯配管
給湯配管は、「お湯の通り道」です。
給水配管と同様に、貯湯タンクユニットと、浴室のシャワーや蛇口をつないでいます。
給水配管と違う点は、水ではなくお湯が通る点です。
ヒートポンプユニットで沸き上げられたお湯は、ヒートポンプ配管を通り、貯湯タンクユニットに貯まっていきます。そしてお湯を使用する際に給湯配管へと流れてきます。
蛇口をひねったときには、混合弁や混合水栓などで給水配管の水と混ぜられ、適温になって供給されます。
給湯配管も、壁や床などを通る部分は、外観から水漏れの判断ができません。
風呂配管
風呂配管は、浴槽の循環口と貯湯タンクユニットをつなぐ配管です。どちらかといえば水漏れしにくい配管となっています。
この配管の本数はエコキュートのタイプによって異なります。セミオートタイプでは1本、フルオートタイプでは2本設置されており、給湯専用タイプには風呂配管が設置されていません。
お湯と共に皮脂などの汚れが通るため、配管内は汚れやすくなっています。定期的なメンテナンスが必要といえる配管です。
エコキュートが水漏れした際の修理代は?

メーカーの修理相談窓口に修理を依頼したときの修理代
メーカーの修理相談窓口に依頼したとき、修理代はどこに問題があったのかによって異なります。
例えば水漏れの場合は約16,000円~70,000円程度、ヒートポンプユニットに問題があり本格的な交換・修理となる場合は、約55,000円~190,000円程度の修理代がかかります。
このように修理代だけを聞くと高すぎると感じるかもしれませんが、メーカーの保証期間内であれば、通常より割引された価格か、ゼロ円で修理を受けられることもあります。
ただし、保証が適用されるのは、あくまで通常の使用方法をしたケースのみです。
メーカーが推奨していない使用方法や、自然災害によって水漏れが発生した際には、保証適用外になることもあるので注意してください。
設置工事をした業者に修理を依頼したときの修理代
設置工事をした業者に修理を依頼した場合も、修理代は状況によって異なります。
ひとつの傾向ですが、配管周りならば、エコキュート本体よりも安価で修理ができ、1~2万円程度で収まることもあるようです。
配管の一部分やパッキン部分の交換で終了する事例がほとんどで、作業が終わったらすぐにお湯が使えるようになるケースも多いでしょう。
ただし、エコキュート本体を本格的に修理する場合には、購入時と同等の費用がかかることもあります。
エコキュートの修理や交換にかかる費用相場の目安を知りたい方は「すぐ解決!エコキュートの故障症状・原因や寿命、修理や交換費用まで徹底解説」でも詳しく解説しております。気になる方はこちらも併せてチェックしてみてくださいね。
水道代は減免申請で安くできることも
エコキュートからの水漏れに、翌月の水道代を見て気付くこともあるでしょう。
条件を満たす必要はありますが、一部の自治体では当該月の減免申請が可能です。
減免申請には「減免申請書(配布されたテンプレートに則ったもの)」「自治体指定の水道業者による領収書」「水漏れ箇所の修理前後の写真」などが必要です。
指定された書類や写真を提出すれば、前月までの使用量をもとに、水漏れが起こっていたと考えられる期間の水道代が割引されます。
ただし、全部の自治体で減免申請が通るわけではありません。条件も自治体ごとに異なるため、お住まいの地域に問い合わせをしてみてください。
エコキュートの修理に火災保険の適用はできる?
エコキュートの修理に火災保険が適用されるかは、故障の原因によります。
火災保険は、火災や落雷、風災、雪災など、自然災害をはじめ、盗難や他人に壊された場合の被害を補償する保険です。例えば、台風による飛来物でエコキュートが破損した場合や、落雷で電気系統が故障した場合は、火災保険の適用対象になることがあります。
ただし、経年劣化や通常の使用による故障、またはメーカー保証内の修理は補償対象外です。
保険を利用したい場合は、事前に保険会社に連絡し、適用条件や必要書類を確認しましょう。
購入10年以上経っているなら業者で本体ごと交換してもらうのもあり
エコキュート本体の寿命は、10〜15年程度と言われています。
水漏れを起こしたのがもうすぐ寿命を迎えるタイミングであったり、近ごろ故障が多くなったと感じたりした場合は、交換や買い替えを検討してみましょう。
とくにエコキュート本体の修理は、30万円程度かかると言われています。
また、寿命が近いエコキュートは、他の様々な箇所に不具合や故障が発生し、修理費用がかさむケースもあるのです。
そのため、修理するよりも、いっそ交換や買い替えの方が安く済むこともあるでしょう。
交換や買い替えをする際には、信頼できる業者選びが大切です。
交換費用や保証内容、作業スピードなどは、業者によって大きく変わります。
エコキュートを10年で買い替えたい理由や、業者選びのポイントについては、「エコキュートの買い替えは「10年」がベター!その理由とは?」の記事で詳しく解説しています。
エコキュートの不調が増えたと感じる方は、ぜひチェックしてみてください。
水漏れを防ぐ!エコキュートのメンテナンス方法
エコキュートの水漏れは、定期的にメンテナンスを行うことで対策できます。
ぜひ下記の方法を試してみてください。
自動洗浄機能を使う
水漏れを防ぐために行いたいメンテナンスの一つが、自動洗浄機能の活用です。
この機能で、主に風呂配管を洗浄できます。
浴槽とつながる風呂配管は、浴槽で使ったお湯が通るため、湯垢や皮脂などで汚れやすい部分です。
日々の清掃が楽になるため、オフにせず、定期的に自動洗浄機能を利用しましょう。
フルオートタイプのエコキュートには、排水するだけで、自動洗浄を始めてくれる機種もあります。
洗剤を使って手動で洗浄
風呂配管は、メーカー推奨の洗剤を用いて洗浄すれば、より清潔に保つことができます。
洗浄方法は製品によって異なりますが、追い焚きやすすぎ運転を使って簡単に行えることがほとんどです。
洗剤を使用した洗浄は、半年に1回程度行うことをお勧めします。
浴槽やフィルターをスポンジやブラシで掃除することで、配管内に汚れが混入することを防げるので、定期的に掃除しましょう。
水抜きをおこなう
長期間水抜きを行わないと、貯湯タンクや配管内にミネラル分などの不純物や異物がたまり、詰まりの原因になります。さらに、それらの不純物が湯垢として浴槽に浮いたり、排水溝からの異臭につながったりといった可能性があります。
水抜きを行うことで清潔なお湯を使用でき、詰まりも予防できます。
水抜きの詳しい手順についてはエコキュートの「水抜き」しないと…?手順や重要性を徹底解説を参考にしてみてください。
凍結防止対策をする
エコキュートの配管からの水漏れや破損を防ぐためには、凍結防止対策を行うことも有効です。特に寒冷地では、配管内の水が凍結して膨張し、ひび割れや漏水を引き起こすリスクがあります。
対策として、配管に断熱材を巻き付けたり、ヒーター付き凍結防止装置を設置することが効果的です。また、凍結が予想される夜間には、水を少量流し続ける方法もおすすめです。
業者に頼んで定期的にメンテナンス
風呂配管では、自動洗浄や洗剤を使用した洗浄だけでは、落としきれない汚れがあります。また、自分で清掃を行うことに不安がある方もいるでしょう。
そんなときは、風呂釜掃除業者に依頼するのがお勧めです。
配管内を清潔に保つだけでなく、水漏れも防げるので、気になる方は確認してみましょう。
風呂釜掃除の費用相場は、15,000円~20,000円程度です。
菌の繁殖を防ぐ意味合いも兼ねて、1年に1回の頻度で業者による風呂釜洗浄を行うことをお勧めします。
エコキュートのメンテナンス方法については、「エコキュートを長持ちさせるメンテナンス・掃除方法を紹介!」でも詳しく紹介しています。ご自身でメンテナンスをする方法が知りたい方はあわせてチェックしてみてください。
まとめ
エコキュートや配管から水漏れが起こった際、対処が必要なケースと、そうではないケースがあります。
対処が必要だった際には、ご自身で応急処置や、業者に修理依頼をしょう。
自分で判断ができなくても、メーカーの相談窓口や設置工事をした業者に連絡を取れば、適切な指示が受けられるはずです。
修理費用は水漏れが起こっている場所によって異なりますが、使用年数や故障箇所によっては、交換・買い替えを検討しても良いかもしれません。
エコキュートの交換や買い替えを検討されている方は、ぜひ急湯デポにご相談ください。