高さ2ｍ超えの足場を作成＆宅内を通ってタンクを搬出入

今回交換工事に訪れたのは、京都府相楽郡精華町（そうらくぐん せいかちょう）。京都府南部にある自然豊かなエリアで、万願寺とうがらしの名産地、関西文化学術研究都市の中心地としても知られる町です。交換工事のご依頼を頂いたT様のご自宅は、長閑な田園風景が広がるエリアに建つ一軒家。

田んぼに面した家屋の裏側に、電気温水器が設置されていました。家屋周りの搬入経路は搬入口が狭いうえ、途中にある物置きや室外機などが障害物となっているためタンクを運び入れることができません。

そこで今回は、玄関から宅内を通って部屋の窓からタンクの搬出入を行うことになりました。ダイニングルームの窓が設置場所の通路に通じています。

また、屋外に出る窓からタンクの設置場所までの通路途中に出窓があり、その部分はタンクを抱えて通り抜けることができません。そのため屋外ではフェンスの上に頑丈な足場を作成し、その上を通って機器を運びます。真下にある田んぼから約2.4ｍの高さで大きなタンクを運ぶため、ゆっくり慎重に作業を進めます。

既設のタンクは、日立の「BE-FS46CWD」。2007年頃に発売された薄型・フルオートタイプの電気温水器です。エラーコード「37」が頻繁に表示されるようになり、ついにお湯が出なくなってしまったとご相談頂きました。電気温水器の寿命は10～15年とされているのでかなり長く稼働しましたが、経年劣化による故障であるためこのタイミングで買い替えるのが適切です。買い替えを機に電気代の削減が期待できるエコキュートに交換します。

▶電気温水器vsエコキュート 電気代・費用の違いを比較！

当社では、電気温水器からエコキュートに交換する際に行う電力会社への申請や必要な手続きなどもすべて一括してお任せ頂けます。電気温水器との違いなどについて紹介した記事もあるのでぜひ参考にしてください。

▶電気温水器からエコキュートに交換するメリットや工事費用は？

パナソニック「HE-SU46LQS」を設置

既設のタンクは水抜きなど下処理を行ってから解体して運び出していきます。運び出せたら基礎や配管に問題がないかどうか確認し、新しいタンクの脚位置に合わせてアンカーボルトを打ち込みます。

ここで足場を作成し、エコキュートの搬入準備をします。

まずはタンクを運び入れます。設置ができたら新たに加わるヒートポンプも運び入れます。

タンクの背面にヒートポンプの設置場所を確保し並べて設置して、タンクとヒートポンプのそれぞれに配管や配線を繋ぎ合わせます。

最後に漏電対策のためのアース工事を行い、試運転で問題なく稼働することが確認できれば施行完了です。

新たに設置したのは、パナソニックの「HE-SU46LQS」。メーカー最上位クラスの水圧を誇る「ウルトラ高圧」に対応し、専用アプリで外出先から湯はりができる「スマホでおふろ」など人気の機能を多数搭載した角型・フルオートタイプのエコキュートです。ご検討の際は、下記の寸法を参考にぜひお気軽にお問い合わせください。