【代表松田の呟き】ロシアのウクライナ侵攻で再び「半導体」市場に影響 エコキュートの在庫不足はどうなる?

ロシアのウクライナ侵攻によりさまざまな物価の高騰が懸念される中、現在世界的に不足している「半導体」市場への影響についても心配の声が高まってきました。

今回のブログでは、現在世界中を悲しみの渦に巻き込んでいるロシアとウクライナの対立について私が感じること、そしてさらに半導体市場やエコキュート業界に及びうる影響についてお話したいと思います。

目次

ロシアのウクライナ侵攻

2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領軍がウクライナ東南部のドンパスで特殊軍事作戦を発表。ウクライナへの侵攻が開始されましたウクライナをめぐる欧米諸国とロシアの対立については以前このブログでもお話しした通りさまざまな歴史的背景があるのですが、これは侵略戦争であり絶対に許してはいけないことです

ロシアとウクライナはもともとソ連を構成する共和国同士で非常に深い関係にあります。その歴史的背景からウクライナの人口の多くはロシア語を話し、共通民族を含む関係です。つまり今回の侵略戦争は、同じ民族・親族の間で争い、傷つけ合う非常に悲しい状況とも言えるのです

ウクライナのゼレンスキー大統領のNATO(北大西洋条約機構)寄りの発言など、外交による争いが高まる分には各国さまざまな主張があってよいと思います。しかし、侵略戦争は絶対に許せません。「戦争の禁止」は人類が多くの犠牲をはらって到達した約束事であり、これを破ったロシアを決して許してはいけないと思います。私は、何の罪もない多くの市民の命が犠牲となっていることに憤りを感じずにはいられません

世界では経済制裁によってロシアに打撃を与えようとする動きが加速しています天然ガスなど世界の国々が依存するエネルギー資源を握っていることもあり強気の姿勢を見せているロシアですが、世界はロシア以外のエネルギーを目指すのではないでしょうか。日本でも原発の再稼働や再生可能エネルギーのさらなる加速など、さまざまな選択肢が考えられます

このような状況のなか、もしこの後ロシアがウクライナ全土を掌握できたとして一体どんなメリットがあるのでしょう? ロシアの情勢が悪くなる一方なのは誰の目にも明らかです。いずれにせよ、プーチン大統領には即時軍事行為をやめてもらいたいですね。

エコキュート業界への影響は?

ロシアのウクライナ侵攻を受けて現在、エネルギー価格をはじめ食品や日用品などさまざまな物価高騰が懸念されています。なかでもとりわけ不安が高まっているのが、「半導体」市場への影響です

新型コロナウイルス感染拡大の影響によって世界的に半導体不足の状況が続いていることは、これまでもこのブログで何度もお伝えしてきました。そのため、エコキュートも在庫が不足している状況が続いています。

今回のウクライナ侵攻を受けてさらなる半導体不足が懸念されているのは、ネオンガスなどの「半導体」原料に関してシェアの多くをロシアやウクライナが占めているからです

台湾の調査会社TrendForceが発表した情報によると、ウクライナはネオンやアルゴン、キセノンなど半導体用原料ガスの主要供給国であり、ネオンガスについては世界の生産能力の70%近くを供給しているとのこと

また、センサーやメモリーに使われるパラジウムはロシアが世界のTOPシュアを占めています。このため半導体を生産するための素材の価格が急騰し、現在の半導体不足がさらに深刻化するのではないかと恐れられているのです

ただでさえ長期化している半導体不足が深刻化すれば、製造業への影響は逃れられません。エコキュート業界においても、言わずもがなです。私は、来シーズンも今シーズンと同様にエコキュートの在庫逼迫が続くと予想しています。そんな中でも、エコキュート交換に特化した当社は、これまで築き上げてきたシステムによって他社には真似できない在庫数の確保を続けています

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