エコキュート交換に必要な日数・時間は?前日までにやっておくべき準備や工事内容まで!
エコキュートの交換をおこないたいとき、気になるのが交換にかかる日数や時間です。
交換工事にどの程度の日数や時間を要するかで、今後の予定も変わってきます。
できることであれば、前日までに必要な準備を整えてて、スムーズに交換を終わらせたいと思うのではないでしょうか。
今回は、エコキュート交換に必要な日数や時間、前日までにしておくべきことや工事内容まで、詳しく解説します。
エコキュート交換に必要な日数や時間
まずは、エコキュート交換に必要な日数や時間を見てみましょう。
エコキュートの設置にかかる日数・時間等は、一般的な目安であり、業者によって異なる場合があります。具体的な情報はお問い合わせください。
エコキュートの工事期間は半日から1日が平均
エコキュートの工事そのものは、半日から1日で終わることが多いです。
エコキュートの特急交換を専門とする急湯デポでも、最短即日に対応可能なケースがあります。
お急ぎの方は、ぜひご相談ください。
ただ、全ての工事がこのように迅速に終えられるわけではありません。
下記のような場合は、追加で時間がかかります。
- 基礎工事をおこなう場合…工事期間にプラス1~5日
- 在庫がなく取り寄せになった場合…工事開始までにプラス3~7日
基礎工事は、ガス給湯器や電気温水器からエコキュートへ交換する場合や、基礎が古くなっている場合に必要です。
完成済みのブロック組み上げる「エコベース」は1~2日、コンクリートを流し込んで固める「現場打ち」は2~5日を要します。
また、在庫がない場合は取り寄せになり、工事開始まで1週間近く延びてしまうこともあります。
エコキュートを選ぶ時間や、お問い合わせや見積もり等にかかる時間を含めると、全体では5~10日ほどと考えてください。
作業時間はおよそ3~7時間
エコキュートの交換作業は、3~7時間ほどで完了します。
エコキュートの交換のみ行う場合は3~4時間、配管工事まで行う場合は6~7時間ほどです。
そのため、午前中から交換作業を行えれば、夕方頃には終わっていることも珍しくありません。
ただ、作業時間が長引くことがあり、その場合は下記のような要因があります。
- 配管が2階や3階に伸びているとき
- 設置場所が狭いとき
- 基礎工事を伴うとき
風呂場が2階や3階にある場合は、配管の長さに応じて作業が長引きます。
設置場所が狭い場合も、エコキュートの搬入や交換作業が困難なため、作業が長引く原因になります。
特に時間がかかるのは基礎工事で、基礎が固まるまで待つ必要があることから、作業が長引くことが多いです。
エコキュートを別の場所に設置するときも、基礎工事や配管の増設等を伴うため、作業時間が延びることがあります。
半日で終わる場合も、最長10時間と考えておいた方が良いでしょう。
エコキュート交換の工事内容は?
エコキュート交換の工事内容は、主にどの給湯器から交換するかによって変わります。
エコキュートからエコキュートに交換する場合はいくらかスムーズですが、ガス給湯器や電気温水器からエコキュートに交換する場合は、ややスケジュールが延びてしまいます。
それぞれ確認してみましょう。
エコキュートから交換する場合
エコキュートからエコキュートへの交換は、下記のような流れで行います。
基礎工事や配管工事がないことがほとんどのため、短時間で完了します。
想定日数は半日~1日、時間は約3~7時間ほどです。
- 問い合わせ
- 現場確認や見積もり
- 古いエコキュートの撤去
- 基礎工事(基礎が使用可能であれば、そのまま使うこともあります)
- 配管工事(既設の配管が使用可能であれば、そのまま使うこともあります)
- エコキュートの設置
- 電気工事
- リモコン設置(台所と浴室)
- 試運転
- 電力会社申請(交換に伴い、変更手続きを依頼した場合)
ガス給湯器や電気温水器から交換する場合
ガス給湯器や電気温水器からエコキュートへの交換は、下記のような流れで行います。
基礎工事や配管工事を伴うことが多く、想定日数は2~5日です。
- 問い合わせ
- 現場確認や見積もり
- ガス給湯器(電気温水器)の撤去
- 基礎工事(基礎が使用可能であれば、そのまま使うこともあります)
- 配管工事
- エコキュートの設置
- 電気工事
- リモコン設置(台所と浴室)
- 試運転
- 電力会社申請(手続き代行を依頼した場合)
前日までにやっておくべき準備
エコキュート交換の前日にやっておくべきことがいくつかあります。
準備しておくことで、交換作業がスムーズになるため、ぜひ取り組んでみてください。
エコキュートの周辺を清掃する
前日までに、エコキュートの周辺を清掃しておきましょう。
エコキュート周辺に荷物を置いていると、作業に必要な空間が狭まります。
場合によっては物を退かす作業からになり、作業の妨げになってしまいます。
周辺にゴミが散らばっている場合や、雑草が生い茂っている場合も同様です。
ゴミや葉っぱ等が散っている場合は捨てておき、雑草が邪魔になるようであれば刈っておくのがお勧めです。
ご近所へ挨拶
ご近所への挨拶も、なるべく前日に済ませておくと良いでしょう。
特にアパートやマンション等の集合住宅では、工事の際に発生する音や作業員の出入り等を気にさせることがあるためです。
一戸建ての場合も、エコキュートを近隣住宅に隣接する形で設置する場合は、作業音が聞こえることがあるでしょう。
また、稀にですがエコキュートの設置が難しければ、ご近所の敷地内を搬入経路として使用することもあります。
交換を依頼した業者によっては、当日に挨拶に回ってくれますが、トラブルを避けるためにも自分で挨拶回りをしておくと安心です。
水抜きは必要ない?
前日の準備として、推奨されることがある行為に「水抜き」があります。
しかし、水抜きは基本的に行う必要がありません。
確かに、貯湯タンク内に水が残っていると、排水に多少の時間がかかります。
貯湯タンク内に残っているのが熱々のお湯であれば、そのまま流すと配管の破損につながるおそれがあるため、一度冷ます必要もあるでしょう。
ただ、専門知識と資格を持った業者でなければ、誤った作業をおこなうことや、熱いお湯で火傷してしまうようなトラブルが考えられます。
水抜きは施工担当者が当日に実施しますので、特に指示がなければ自分で行わないようにしましょう。
エコキュートの交換当日は何に注意すべき?
エコキュート交換の当日、作業をスムーズに進めるためにも、注意しておきたいことが5つあります。
それぞれ見てみましょう。
テレビや音楽の音量に気を付ける
交換当日は、基本的にいつも通り過ごしていて構いません。
テレビを見たり、音楽やラジオを聴いたり、誰かと話していても大丈夫です。
しかし、その音量には気を付けておきましょう。
工事の際には、異音がないかを確認する場面があり、大きな音はその妨げになってしまいます。
自宅でも映画やドラマ等楽しみやすい環境ですが、作業中は音量を下げる、ヘッドフォンを使う、窓を閉める等の対策を講じてみてください。
見張るのは正解?
悪質な業者には注意しなければと、見張っておきたい方もいるのではないでしょうか。
しかし、最短でも3時間かかるため、見張り続けるのは大変です。
業者も緊張してしまい、いつも通りの作業スピードを保てないかもしれません。
保証がしっかりしている業者であれば、設置したエコキュートに不具合が出た場合、業者自身が責任を負います。
そのため、業者が敢えて不具合を起こす必要はありません。
問い合わせや見積もり等で対応を見て、保証等も見て信頼性が高い業者を選んだあとは、時々進捗を確認する程度で問題ないでしょう。
子供やペットを遠ざけておく
エコキュート交換の作業中、子供やペットが近づかないようにしましょう。
エコキュートは60~90kgほどの重さがあり、給水後には500~600kgほどの重さに達します。
また、電気工事のように、交換作業には危険が伴います。
家の内外で行われる作業のため、何をしているのか気になってつい見に来てしまう、ということはあり得ます。
万が一にも巻き込まれてしまわないように、子供の興味を引いたり、ペットをケージに入れておいたり等、対策をしておくと良いでしょう。
工事中はお湯や水が使えないことがある
当日に注意したいのが、配管工事まで行う場合はお湯や水が使えないことです。
お湯が使えないことはわかっていたものの、水まで使えないとは思っていなかったという方もいらっしゃるでしょう。
配管工事の際には止水栓も閉めることがあり、工事中は飲み水がなかったり、手を洗ったりトイレに入ったりということができなくなります。
断水と同様の状態になるので、あらかじめペットボトルの水を用意しておいたり、バケツに水を貯めておいたりすると安心です。
当日になって慌てたくない方は、なるべくどの程度の時間がかかるか業者に確認しておくと良いでしょう。
お湯が使えるようになるまでは時間がかかる
エコキュートの設置が終わっても、エコキュート内部に水を貯め、お湯を沸き上げるまでには多少の時間を要します。
貯湯タンクの容量にもよりますが、ある程度のお湯を沸き上げるには、3時間ほど必要です。
工事後にはゆったりお風呂に入りたいといった希望がある場合は、午前中のような早い時間から作業に入れるよう、時間調整をおこなうと安心です。
エコキュートの交換に適したタイミングとは?
エコキュートの交換には時間や費用がかかるため、どのタイミングで交換に踏み切れば良いかと、迷っている方も多いでしょう。
ここで、具体的な交換のタイミングをご紹介します。
エコキュートの設置から10年以上経過している
エコキュートの設置から10年以上経過している場合は、交換に適したタイミングといえます。
エコキュートの寿命は、一般的に10~15年です。
その頃になると、大事に使っていても、経年劣化でどこかに不具合が出やすくなります。
また、10年以上経過していれば、より節約に向いた機種や、魅力的な機能を備えた機種等、新しいエコキュートも出ています。
今は問題なく動いている場合でも、交換するエコキュートを選び始めていると良いでしょう。
エコキュートを10年で買い替えたい理由については、「エコキュートの買い替えは「10年」がベター!寿命・時期や価格の相場を解説」で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてください。
故障やエラーが出るようになった
エコキュートが一度故障してしまった、エラーが頻発するようになったという場合も、交換に適したタイミングといえるでしょう。
エコキュートが故障しても、消耗部品の交換や一部の修理で対応できることは多いです。
しかし、一度故障してしまうと、寿命に近くなくてもそのうち再び故障してしまうことが考えられます。
エラーが度々表示されるようになった場合も、そのサインです。
エラーの対処をおこなうか、リセット操作でエラーコードは消えますが、頻繁に出るようならどこかに問題が生じています。
急に動かなくなって困ってしまわないように、交換の準備を進めておきましょう。
エコキュートの故障症状については、「すぐ解決!エコキュートの故障症状・原因や寿命、修理や交換費用まで徹底解説」のコラムで解説しています。
故障症状でお悩みの方は、こちらもチェックしてみてください。
修理費用が高い
修理費用が高くなるような場合も、エコキュートの交換をおこないたいタイミングです。
部分的な修理や部品交換と違い、ヒートポンプユニットを丸ごと交換しなければならない場合は、やはり高額になりがちです。
メーカーや業者の保証が切れていると全額負担になり、10万円以上の出費になることがあります。
そのような場合は、古いエコキュートを修理して使い続けるよりも、新しいエコキュートへの交換がお得です。
交換費用が気になる方は、補助金の利用がおすすめです。
補助金については「【2023年】知らないと損?エコキュートの買い替え・交換で使える補助金をご紹介!」で詳しく解説していますので、ぜひチェックしてください。
まとめ
エコキュート交換に必要な日数や時間、前日までにするべき準備や注意点まで、詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか。
エコキュート交換は、日数にして半日~1日、時間にすれば3~7時間ほどで終わることがほとんどです。
ただし、ガス給湯器や電気温水器から交換する場合や、在庫がなく取り寄せになった場合等、状況によって日数や時間は変動します。
また、前日に行うべきことや注意点も、業者によっては変わることがあります。
予定を組んで対応したい方は特に、業者に詳しく聞きながら対応してみてください。
急湯デポは、エコキュートの交換を専門としています。
エコキュートからエコキュートに交換を検討している方は、ぜひお問い合わせください。