【専門店が解説】エコキュートの交換で知るべき知識・費用について

初めてのエコキュート交換では、交換費用や業者の選び方など、わからないことが多いものです。 
ここで改めて、交換時期の見極め方から確認しましょう。 
今回は、エコキュート交換に適したタイミングや費用相場、業者選びのポイント、交換のメリットや交換の流れなど、交換前に知るべき事柄をご紹介します。 
交換前に必要な事柄を知っておくことで、失敗せず、落ち着いて対処できるはずです。 
交換をおこなう予定の方は、ぜひチェックしてください。

エコキュートの工事費込みの価格をチェックする

目次

このようなときはエコキュートの交換へ!時期・症状のチェックリスト

  • 10~15年経過したエコキュートを使用している
  • メーカーの保証が切れた製品を使用している
  • 故障したエコキュートの修理代が高額だった
  • 修理部品が製造・販売されておらず、修理ができない

10~15年経過したエコキュートを使用している

エコキュートの寿命は、10年から15年程度です。  
寿命を迎えたエコキュートは、一度修理しても、また別の箇所にも故障が出ると予測できます。  
修理を重ねると費用もかさむため、交換すべき時期に差し掛かっていると言えるでしょう。  

実際に急湯デポでも、10年を過ぎたエコキュートに関する交換のご相談が多いです。

販売日から交換相談までの推移

メーカーの保証が切れた製品を使用している

メーカーの保証が切れたエコキュートも、交換時期と言えます。  
メーカー保証期間が切れていると、修理は有償になり、出張費から工事費まで全額自己負担になることもあるためです。  
修理依頼で出費がかさむようであれば、交換するのがお勧めです。メーカー毎の保証期間については以下より確認してください。

メーカー毎の保証期間

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メーカー本体リモコンヒートポンプ貯湯タンク
パナソニック1年1年3年(冷媒系統)5年(水漏れ現象)
コロナ2年-3年(コンプレッサー・熱交換器)5年(缶体)
三菱2年2年3年(熱交換器・コンプレッサー)5年(缶体))
ダイキン1年1年3年(冷媒系統)5年(缶体・水漏れ現象に適用)
日立  
※ナイヤガラタフネスの場合、全て5年(無償)
1年1年3年(冷媒回路)5年(缶体)
東芝5年5年5年(消耗部品は2年)5年(消耗部品は2年)

出典


 

メーカーの保証期間は1~5年ほどですが、メーカー次第では5年や8年、10年と、有償で期間を延長することが可能です。  
他にも、購入店舗や交換業者が長期保証を用意しているケースもあります。  

エコキュートの10年保証・延長保証については「エコキュートの10年保証は必要?延長保証・内容についても解説!」の記事で詳しく解説していますので、チェックしてみてください。

故障したエコキュートの修理代が高額だった

故障原因によっては、保証期間内であっても保証対象外になることがあります。  
修理見積もりで修理代が高額になるとわかったときも、エコキュートの交換時期だと言えるでしょう。  
例えば三菱電機のエコキュートは、ヒートポンプユニット故障時、修理代として170,000円程度かかることがあります。修理費用の目安を知りたい方は以下より確認してください。

修理代の費用目安(症状別)

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項目費用目安症状・状態
お湯まわりの修理費用目安約17,000円~50,000円お湯が沸かない  
お湯がでない  
お湯が貯まらない  
お湯がぬるい、熱い等
水漏れ(原因を知りたい方はこちら)約15,000円~75,000円タンク・ヒートポンプから水が漏れている
異音(原因を知りたい方はこちら)約20,000円~35,000円運転中ファンから異音がする場合
ヒートポンプユニットの修理費用目安約35,000円~170,000円内部の部品故障の場合で、部品交換が可能な場合
エコキュート本体の交換費用目安約350,000~600,000円エコキュートの全体的な交換  
(施工店やタンク容量、機種、機能等によって異なります)

出典


 

「修理と交換どっちがいいだろう…?」と悩んでいる方は「エコキュートの修理費用を人気メーカー別に解説!修理と交換どっちがいい?」の記事で詳しく解説していますのでチェックしてみてください。

修理部品が製造・販売されておらず、修理ができない

修理部品は、メーカーが独自に定めた保有期間を過ぎると、廃棄されてしまいます。  
例えば、パナソニックでは、補償部品の保有期間は9~10年です。  
旧型のエコキュートだと、修理部品の確保が難しいといった理由から、断られるケースもあるでしょう。  
修理部品がなく、故障したエコキュートが修理不可と判断された場合も、交換時期だと言えるでしょう。

出典補修用性能部品の保有期間

エコキュートの交換費用の相場は?電気温水器・ガス給湯器とも比較

エコキュートの交換にも、様々なケースがあります。  
古いエコキュートから新しいエコキュートに交換する方も、ガス給湯器から交換、電気温水器から交換という方もいらっしゃるはずです。  
ここで、それぞれの交換費用相場を確認してみましょう。

エコキュートからエコキュートへの交換相場

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 工事費込み費用相場電気代(年間)コメント
エコキュートからエコキュートへの交換35~60万円程度約22,320円/年基本的に既存設備が利用できるため、安くなることがあります。

※相場費用は平均的なものです。  
エコキュートの価格は、メーカーや機能、タンク容量などによって異なります。  
また、家庭次第では、設置作業の内容も変更・追加がありますのでご注意ください。  

エコキュートからエコキュートへの交換は、工事費込みで35~60万円程度かかります。  
ただ、下記のようなケースでは既存設備が利用できるため、費用が安くなるでしょう。

  • エコベースのような基礎工事部分がそのまま利用できる
  • 配管がそのまま使える
  • 分電盤を変更する必要がない
  • 給湯タイプが同じなので、浴槽穴あけ工事が不要

また、新しいエコキュートには節電効率が上がっている機種もあります。  
そのため、ランニングコストも下がる可能性があります。  
交換費用を安く抑えたい場合は給湯タイプやメーカーなどを揃え、ランニングコストを抑えたい場合は節電効率が高い機種を検討すると良いでしょう。

ガス給湯器からエコキュートへの交換相場

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 工事費込み費用相場電気代(年間)コメント
ガス給湯器からエコキュートへの交換35~60万円程度約76,800円/年から約22,320円/年へ(約3分の1)  
※エコキュートの電気代(年間)と比較した場合
追加工事が必要なことが多いため、工事費用に注意が必要です。

※相場費用は平均的なものです。 エコキュートの価格は、メーカーや機能、タンク容量などによって異なります。  
また、家庭次第では、設置作業の内容も変更・追加がありますのでご注意ください。  

ガス給湯器からエコキュートへの交換には、工事費込みで35~60万円程度かかります。  
使い方にもよりますが、給湯にかかる光熱費は約3分の1になり、お得です。  

ただ、追加工事が必要なケースも多いため、注意が必要です。  
例えば、分電盤が200Vに対応していない場合には、追加工事として分電盤やブレーカーの交換工事が必要になります。  
浴槽に穴が開いていない、足りないという場合には、穴開け工事も必要です。  

このような追加工事の有無で、10万円近く変わることがあります。  
交換の際は、業者によく相談・確認することが大事です。

電気温水器からエコキュートへの交換相場

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 工事費込み費用相場電気代(年間)コメント
電気温水器からエコキュートへの交換34~55万円程度約94,667円/年から約22,320円/年へ(約4分の1)  
※エコキュートの電気代(年間)と比較した場合
追加工事が必要なことが多いため、工事費用に注意が必要です。

※相場費用は平均的なものです。  
エコキュートの価格は、メーカーや機能、タンク容量などによって異なります。  
また、家庭次第では、設置作業の内容も変更・追加がありますのでご注意ください。  

電気温水器からエコキュートへの交換には、工事費込みで34~55万円程度かかります。  
使い方にもよりますが、給湯にかかる光熱費は約4分の1になり、こちらもお得といえます。  
ただ、ガス給湯器からの交換と同様に、追加工事が必要なケースが多いため、注意しましょう。  

とくに注意したいのが、貯湯式の電気温水器を使っている場合です。  
貯湯式の電気温水器があった場所に、エコキュートを設置しようと思っても、スペースの問題で設置が難しいことがあります。  
その場合は、設置場所を変えるため、基礎工事が別途必要です。  
また、配管や配線などにも延長工事が必要になるため、思ったよりも費用がかさむことがあります。  
設置予定の場所に置けるか、追加工事がかかるとしていくらになるかなど、業者によく確認しましょう。

エコキュートの交換・買い替えでお悩みの方は一度ご相談ください

365日、土日・祝日も休まず営業中! 
お気軽にお電話ください。

0120-301-215

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現在の機種の型番や設置搬入経路確認のための写真があれば正確なお見積りが可能です。

入浴できるようになるのはいつ?

エコキュートからの交換を専門とする急湯デポの実績でお話しするならば、設置時間は6時間程度です。交換工事を始める時間帯にもよりますが、当日でも入浴が可能です。その後は、沸き上げに3時間程度かかります。  
おおよそではありますが、お昼くらいの時間帯までに交換工事をスタートさせれば、当日の夜には入浴が可能になります。

エコキュートの交換工事にどのくらい時間がかかる?

エコキュートからエコキュートへの交換工事そのものは、およそ半日で終わります。ただし、需要が高まる時期、とくに冬場では、エコキュートを取り寄せる期間が発生する恐れもあります。  
その他にも、工事の施工をおこなう業者とスケジュールが合わない場合は、工事を実施するまでの期間が長くなる可能性もあるでしょう。エコキュートの交換は、余裕のあるスケジュールを立てることが大切です。

エコキュート交換はどの業者に頼むのがお勧め?

エコキュート交換をおこなってくれる業者、依頼先は様々です。  
主にハウスメーカー、家電量販店、リフォーム業者、インターネット専門店の4つがあります。  
これらはどう違うのか見てみましょう。

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 工事費込み費用相場メリットデメリット
ハウスメーカー32~68万円程度・新築購入時にまとめて依頼できるので手間がかからない・専門店ではないため割高傾向  
・選べる機種が少ないことがある
家電量販店37~71万円程度・ポイントがたまる  
・価格交渉しやすい
・割高価格  
・セールやキャンペーンを狙わないと安くならない
リフォーム業者34~60万円程度・工事の幅が広い  
・IHヒーター等の交換もまとめてお願いできる
・やや割高傾向  
・専門性がない業者では選べる機種が少ないことがある  
・エコキュートの工事だけは受けてもらえないこともある
インターネット専門店35~60万円程度・専門業者が見つかりやすい  
・在庫をもっている場合が多く納期が早い
・業者によって差がある  
・保証商品保証があっても、工事保証まではない業者もある

※上記は、エコキュートからエコキュートに交換した場合の、おおよその費用相場です。

家電量販店のエコキュート交換費用、メリット・デメリットについて比較

エコキュートを交換する際、家電量販店は身近で利用しやすい選択肢です。そこで、家電量販店ごとにエコキュート交換費用やメリット・デメリットに違いはあるのか比較してみましょう。

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 価格(税込)メリットデメリット
ヤマダ電機527,780~692,780円・永久不滅ポイントをYAMADAポイントに交換できる  
・24時間365日の安心サポート  
・10年間保証がついている  
・キャッシュバックやポイント進呈等のお得なキャンペーン  
・対応エリアが広い
工事費込み価格の設定が高め  
・取り扱いメーカーに限りがある  
・エコキュートの在庫がない場合もある
ジョーシン450,000~776,000円・比較的低価格帯での販売  
・24時間対応の水回り・鍵レスキュー駆けつけサービス・24時間対応のコールセンター  
・10年間保証がついている  
・ポイント進呈のサービスがある
・専門業者が担当するとは限らない  
・工事費込みの価格表示で本体価格がわからない  
・メーカーの選択肢が限られる
エディオン458,000~708,000円・ヒートポンプユニットが防サビ仕様  
・全国規模のお店なので信頼感がある  
・10年間保証がついている  
・キャンペーン中はさらにお得に購入できることも
・工事費込み価格の設定が高め  
・専門業者が担当するとは限らない  
・工事費込みの価格表示で本体価格がわからない  
・メーカーの選択肢が限られる
急湯デポ330,000~500,600円・最短即日交換  
・24時間365日受付対応  
・全国各地で大手メーカー製の在庫を確保  
・10年保証などサポート内容が充実
・実店舗がなく、実際に業者と顔を合わせる機会が少ない  
・施工だけを別業者に依頼できない

家電量販店につきましてはエコキュートの【専門店 VS 家電量販店】エコキュートの買い替えはどっちがお得?でも解説してますのでこちらもチェックしてみてください。

エコキュート交換はインターネット専門店がお勧め

総合的に見ると、エコキュートはインターネット専門店がお勧めだと言えるでしょう。  
インターネット専門店は、エコキュートを専門とする業者が多く見つかります。  
一方、ハウスメーカーや家電量販店、リフォーム業者は、エコキュート専門ではありません。  
そのため、限られたメーカー、限られた機種しか取り扱っていないことも多いです。  
また、費用もそう変わらないように見えますが、機種別に見ると違いが見えてきます。

インターネット専門店と家電量販店を比較

機種インターネット専門店(急湯デポ)家電量販店
SRT-S375A385,000円(税込)582,780円(税込)


インターネット専門店とリフォーム業者を比較

機種インターネット専門店(急湯デポ)リフォーム業者
SRT-S375U396,000円(税込)522,115 円(税込)

同型機種ではこれだけの差になるため、お得になりやすいのはインターネット専門店だと言えるでしょう。  
ただ、業者選びが大切になります。商品保証があっても、工事保証まではない業者も存在するためです。  
次の項目で、業者選びの重要なポイントを見てみましょう。

エコキュート交換でもっとも大切な業者選びのポイント

エコキュートの交換時期だと判断できたら、業者選びをおこなう必要があります。  
その際、もっとも大切になるポイントを押さえておきましょう。

①10年サポートは「製品」と「工事」も対象になっているか

エコキュートの交換をおこなう業者の中には、「10年サポート(10年保証)」といった長期保証をおこなっている業者も見つかります。  
10年はエコキュートの寿命と言われているため、魅力的に感じるかもしれません。  
しかし、保証内容はしっかり確認する必要があります。  
例えば、その保証内容が製品のみが対象なのか、工事も対象になっているのかを確認してください。  
製品のみの保証だと、工事費は別途かかってしまいます。  
また、10年サポート(10年保証)といっても無償ではなく、その期間内なら修理代が減額されるといった内容になっているケースもあります。  
保証期間の長さだけではなく、実際の保証内容を十分知った上で業者を選ぶことが大切です。

②サポート利用時の修理代(部品代・出張費を含む)は無料か

「保証期間内は無償でサポート」と謳っていても、実際には有償のケースもあるので注意しましょう。  
修理にかかる費用は大まかに、修理代、部品代、出張費、工事費があります。  
しかし、メーカーや業者によって、どこまでをサポート範囲に含むか、規定が異なっているのです。  

例えば、保証期間内なら修理代から工事費まですべて無償、といった業者があります。  
その一方で、修理代は無償としていても、部品代や出張費はサポート範囲外として別途請求する業者もあるのです。  
後者であれば、エコキュートの点検に呼んだだけでも出張費がかかることもあり、呼ぶのを躊躇してしまうでしょう。  
修理代だけでなく、部品代や出張費まで無償としている業者なら、エコキュートの不調を感じたら気軽に相談できます。  
それにより、故障や劣化も早期に発見できるかもしれません。

③修理回数、修理上限金額に制限があるか

保証期間は長くても、修理回数に制限がある業者もあります。  
例えば1回目だけが無償で、以降は料金が発生することもあるでしょう。  
その他にも、修理上限金額が設定されていたために、規定を超えた分は自己負担になるケースもあります。  

修理をしても、後日また不具合が出てしまった……ということはあり得ます。  
そのとき、回数制限や修理上限金額が設けられていると、業者に頼りにくくなってしまうのです。

④24時間365日対応してくれるかどうか

エコキュートのような給湯器は、もはや生活の必需品です。  
とくに冬場は、温かいお湯が出なければ困ってしまうでしょう。  
そのため、24時間365日対応してくれるかどうかも確認してください。  

例えば寒い夜、急にエコキュートが壊れることがあるかもしれません。  
しかし連絡をした業者が「いまは営業時間外なので……」「年末年始はお休みを頂いていて……」と断るようであれば、安心して使い続けることはできないでしょう。  

急湯デポでは設置後10年間は無料で修理に対応する「10年延長保証」を当社負担でご加入いただけます。買い替えをご検討の方はお気軽にご相談ください。

エコキュートの交換費用を少しでも抑えるために確認したいポイント

  • エコキュートの交換に補助金が出ることもある
  • 災害での故障なら火災保険が使えるケースもある

①エコキュートの交換に補助金が出ることもある

省エネ効果が高く、地球環境に優しいエコキュートは、購入時に住んでいる地域から補助金が支給されることもあります。  
新規購入のタイミングだけでなく、交換時にも補助金を受け取れるケースもあるので、お住まいの自治体に問い合わせてみてください。  
自治体によって補助金の支給額は異なりますが、数千円ほどのところもあれば、10万円ほどのところもあるようです。  
補助金を受けるにあたって業者や製品が指定されていたり、定められたフォーマットの書類提出が必須になっていたりすることがあるので、事前の問い合わせが大切です。  
エコキュートの補助金については「知らないと損?エコキュートの買い替え・交換で使える補助金をご紹介!」の記事で詳しく解説してますのでチェックしてみてください。

②災害での故障なら火災保険が使えるケースもある

エコキュートの故障原因が自然災害であれば、火災保険が適用されるケースもあります。  
保険の内容にもよりますが、加入している火災保険に「自然災害に適用」「建物の付属物も補償対象」と記載されている場合は、対象になっているかもしれません。  
交換費用を大きく節約できるため、火災保険の内容を確認してみましょう。  
ただし、保険適用にあたって、故障した部分の提示や、実際の写真の撮影を求められるケースが多々あります。  
そのため、災害で壊れたからといってすぐにエコキュートを交換してしまうと、災害による破損を証明できなくなります。  
交換工事会社も交換後は原因特定が難しいため証明ができません。証明できないと保険適用NGになるケースもあるので、注意してください。

・自然災害で故障したと考えられる場合、まずは保険会社・交換工事会社に必ず申告  
・交換後に申告すると保険適応されない場合があるので注意

エコキュートを交換するメリットは?

10年前と比べると機能が充実!

最新型のエコキュートは、コストパフォーマンスに優れているだけでなく、様々な便利機能が搭載されています。  
例えば、三菱電機のエコキュートには、お湯を清潔に保つ機能「キラリユキープ」があります。  
「キラリユキープ」は、配管を通るお湯に深紫外線を照射することで、嫌なニオイや濁りを抑制できる機能です。  
清潔なバスタイムを楽しみたい方には、お勧めです。  
その他にも、三菱電機のエコキュートには、別売部品を取り付けることで「ホットあわー」が使える製品があります。  
「ホットあわー」は、約0.01ミリのマイクロバブルによるジェットバスが楽しめる機能です。  
湯冷めや乾燥肌の緩和に役立つと言われており、高い人気があります。  

他のメーカーからも、様々な機能が充実したエコキュートが販売されています。  
エコキュートはもはや、ただ夜間の電気代を利用して安くお湯を沸かすだけのものではなくなっているのです。

古いエコキュートは電気代が高い!?省エネ性能が向上し電気代も削減

エコキュートの省エネ性能は、年々向上しています。  
夜間電力の利用で安くなっていた電気代は、最新のエコキュートならさらに抑えられるでしょう。  
例えば、パナソニックのエコキュートに搭載されている「エコナビ」は、おおよそ10年前にはなかった機能です。  
エコナビ搭載のエコキュートならば、保温の際に発生する電気代を最大35%カットできます。それぞれの生活リズムが異なっていて、お風呂を温め直すことが多い家庭にお勧めです。  
このような機能で電気代の削減ができるため、古いエコキュートから交換するメリットは大いにあると言えます。

エコキュートの交換・買い替えでお悩みの方は一度ご相談ください

365日、土日・祝日も休まず営業中! 
お気軽にお電話ください。

0120-301-215

営業時間 10:00〜19:00

タップで発信

現在の機種の型番や設置搬入経路確認のための写真があれば正確なお見積りが可能です。

エコキュート交換で失敗しないための選び方

  • 予算に合わせて無理なく決める
  • 設置場所で選択肢を絞る
  • 家族構成に合わせたタンク容量を選ぶ
  • 地域に合ったエコキュートを選ぶ
  • 人気メーカーと人気商品の特徴を押さえる

①予算に合わせて無理なく決める

エコキュート交換費用の相場は、施工費込みで35万円から60万円ほどです。  
こちらはあくまで相場であり、高機能かつ大容量のエコキュートを購入するのであれば、それ以上かかるケースもあります。  
容量に関しては、家族構成によって適したサイズが異なるので、見直しが難しいかもしれません。  
しかし機能面に関しては、多機能な方が便利と感じるケースは多いものの、結局はあまり使わなかったというケースも考えられます。  
なかなかない買い物だからと多くの機能を求めるよりも、予算に合わせて無理なく決めた方が、失敗は少なくなるでしょう。

②設置場所で選択肢を絞る

エコキュートの機種は多いですが、迷ったときは設置場所に目を向けて、選択肢を絞ってみましょう。  
現在、一戸建てにエコキュートを設置しているという方でも、周辺の環境が変わっていれば、交換時に設置場所の見直しが必要なこともあります。  
また、タンク容量が大きいエコキュートに交換を考えていても、その場所には置けないということもあるでしょう。  

そして、マンションの場合は、共用部に通常サイズのエコキュートが設置できないことも多いものです。  
薄型タイプか、ガスメーター付近に取り付けられるタイプから検討すると、迷う時間を減らせます。  
設置後にエコキュートを移動・撤去するとまた料金が発生しますから、必ず事前に設置場所を確認し、そこに合った製品を選んでください。

③家族構成に合わせたタンク容量を選ぶ

タンク容量は、家族構成に合わせて選ぶことが大切です。  
確かに、エコキュートはタンク容量が少ない方が、交換時の費用を抑えられます。  
ただ、家族構成にマッチしていないと、お湯切れを起こしやすい点に注意が必要です。  
電気代の高い昼間に沸き上げることが増えるため、エコキュート最大のメリットである「電気代の節約」を実感できなくなるかもしれません。  
また、お湯を使いたいときに使えずにストレスが溜まるといった、日常生活での不便さを感じることが多くなるでしょう。  
家族構成に合わせたお勧めタンク容量や価格の違いは、下記を目安にしてください。

ご家族の人数税込価格※工事費込みお勧めタンク容量
1~3人360,000円~370L
4~5人390,000円~460L
6人以上500,000円~550L

エコキュートのタンク容量については「【家族向け】エコキュートのサイズ・タンク容量の選び方、口コミを徹底解説!」の記事で詳しく解説してますのでチェックしてみてください。

④地域に合ったエコキュートを選ぶ

各メーカーのエコキュートを比較していると「耐塩害地域仕様」や「寒冷地仕様」と付いた製品を目にするかもしれません。  
それぞれ地域性に合ったエコキュートになっており、該当する場合はそちらの製品を選んでください。  
「耐塩害地域使用」と書かれたエコキュートは、錆びないよう防錆処理が施されており、潮風があたる地域向けの製品となっています。  
一方、「寒冷地仕様」と書かれたエコキュートは、積雪や凍結が懸念される寒い地域に対応した製品です。  
雪に埋もれることを避けるため、ヒートポンプユニットを高いところに設置するよう設計されていたり、断熱材が追加されていたりと、寒さ対策が施されています。  
地域に合っていないエコキュートを選んでしまうと、寿命が極端に短くなるだけでなく、日常的な使用にも支障が出るかもしれません。  
地域性を考慮して、エコキュートを選ぶようにしましょう。

⑤人気メーカーと人気商品の特徴を押さえる

今まで使用していたエコキュートには機能面で不満があった方や、バスタイムにこだわりがある方は、人気メーカーと人気商品の特徴を押さえておくと良いでしょう。  
エコキュートの人気メーカーは、三菱電機、パナソニック、ダイキン、コロナ、日立、東芝の6社です。  
エコキュートを決める際は業者に希望を伝え、相談しながら決めていくことをお勧めしますが、各メーカーの特徴・機能・金額の目安を事前に知ることも大切です。

クリックで各メーカーへ移動します。  
・三菱電機のエコキュート  
・パナソニックのエコキュート  
・ダイキンのエコキュート  
・コロナのエコキュート  
・日立のエコキュート  
・東芝のエコキュート

三菱電機のエコキュート

清潔感や快適さを求める方にお勧め

清潔感や快適さを求める方には、三菱電機のエコキュートがお勧めです。  
浴室の栓を抜くだけで、自動で配管部分を洗浄してくれる「バブルおそうじ」や、お湯の清潔さを保てる「キラリユキープ」を搭載した機種があります。  
また、別売部品を購入すれば、マイクロバブルで温まれる「ホットあわー」のような人気機能も利用できるでしょう。

パナソニックのエコキュート

コストパフォーマンスを重視する方にお勧め

パナソニックのエコキュートは、コストパフォーマンスを重視する方にお勧めです。  
浴室に入ってきた人を自動でセンサー感知する「エコナビ」や、夜間の沸き上げ費用を節約できる「ぬくもりチャージ」などが搭載された機種があります。

ダイキンのエコキュート

入浴剤を使用したい方にお勧め

ダイキンのエコキュートは、入浴剤の使用がOKな機種が多くあります。他メーカーではNGな濁り湯タイプも使えるので、とくに濁り湯タイプの入浴剤を使用したい方にお勧めと言えます。  
また、薄型エコキュートの性能が他社と比べて高くなっているのも、特徴の一つです。

コロナのエコキュート

長く快適に使いたい方にお勧め

コロナのエコキュートは、貯湯タンクのステンレス化のような、随所に耐食性・耐久性に優れた設計がされているのが特徴です。  
緊急時でもお湯を使える機種や、汚れ防止のコーティングがされた機種もあります。  
また、「節水モード」を利用すれば、お風呂の湯量を10リットル単位で設定できるので無駄がありません。

日立のエコキュート

水圧の強いエコキュートをお探しの方にお勧め

日立のエコキュートは、パワフルな水圧が最大の特徴で、快適なシャワータイムを求めている方にお勧めです。  
通常の2倍の速度でお湯張りが可能な「ナイアガラ倍速湯はり」も、家事の時短に役立つでしょう。  
また、水道直圧式のため飲料水として使用でき、硬度の高い水道水や井戸水など、特殊な水質に対応している機種が多くあります。

東芝のエコキュート

清潔なバスタイムにこだわりたい方にお勧め

清潔感とリモコンの操作性にこだわりたい方は、東芝のエコキュートがお勧めです。  
「銀イオンの湯」では、お湯だけでなく手入れが難しい配管内も、銀イオン効果で清潔な状態を保てます。  
また、「光タッチリモコン」は操作性が良く、光と声の両方でナビゲートするので、子どもからお年寄りまで直感的な操作が可能です。

エコキュートの工事費込みの価格を見る

エコキュート業者に依頼するときのポイント

エコキュートの交換時、業者選びで特に大切なのは、先立ってお話しした「保障内容」です。スタッフの保有資格や、施工実績なども加味して選んだら、実際に依頼という段階となります。  
エコキュート交換を依頼する際には、下記の3つのポイントを必ず押さえてください。

  • 複数の業者に見積依頼して相見積もりを取る
  • 問い合わせでは応対が丁寧で安心して任せられるか見る
  • 訪問販売業者には要注意

①複数の業者に見積依頼して相見積もりを取る

エコキュート交換の際、まずは業者に工事の相談や、見積もり依頼をすることになります。  
その際、一社だけでなく複数の業者に見積もりを依頼してください。  
同じ条件で見積もりしてもらえば、交換費や、希望の条件にマッチしているかなど比較できます。  
また、相見積もりであることを伝えれば、業者間で競争意識が働き、必要以上に高い交換費を提示される心配もなくなるはずです。  
ただ、交換費については、細かくチェックする必要があります。  
エコキュートの本体価格と工事費がトータルで記載されていれば良いですが、本体価格のみ記載されていることがあるためです。  
そのケースでは、当日現場を見て、追加で工事費を請求される可能性もあります。慎重に確認してください。

②問い合わせでは応対が丁寧で安心して任せられるか見る

問い合わせの段階では、業者の信頼感を見ましょう。  
応対が丁寧で、安心して任せられると感じた業者に依頼した方が、今後のコミュニケーションも取りやすくなります。  

その際は、エコキュート本体の価格や保証内容など、ホームページに記載されている情報についても確認しておくと良いでしょう。  
業者のホームページには、エコキュートの本体価格や工事費、保証内容などが記載されています。  
しかし、分かりにくかったり、情報が最新でなかったりする可能性があるでしょう。  
問い合わせ時にしっかり確認しておくことで、お互いの認識に相違がなくなり、重要なポイントを見逃すことを防げます。

③訪問販売業者には要注意

エコキュート交換を検討中に、タイミングよく訪問販売業者がやってくることもあるかもしれません。  
エコキュート訪問販売業者のすべてが悪いわけではないものの、依頼はよく考える必要があるでしょう。  
訪問販売は、店頭やインターネットよりもトラブルが発生しやすい傾向があります。  

例えば、その場で他社と比較がしづらいため、「今だけの特別価格です」と案内されたものが、相場より高額かもしれません。  
また、じっくり契約内容を見る時間が取れないため、一方的に不利な契約を結ばされる恐れもあります。  
言葉巧みに「まずは見積もりだけでも」と話が進められてしまうと、断りづらくなってしまうこともあるでしょう。  
余裕をもって比較検討し、生活環境にあったエコキュートを選ぶことが大切です。

エコキュートの交換方法や流れとは?

①エコキュート交換工事の相談と見積

業者選びと、エコキュート本体を選ぶところからスタートです。  
数社と相見積もりを取り、信頼できるところにお願いしましょう。  
希望するスケジュールとマッチしているのかも重要なポイントです。その後、契約をして実際の交換作業へと進みます。

②既設のエコキュートの撤去

現在設置されているエコキュートを撤去します。その際、すでに設置されている配管を再利用することが多いでしょう。配管の交換が必要な場合はリフォーム会社と相談する必要があります。事前に確認しておきましょう。  
どちらもすぐに外して撤去するのではなく、配管やエコキュート本体、ヒートポンプユニットなどに入っている水を抜く作業から始めるのが一般的です。

③エコキュート設置

新しいエコキュート本体とヒートポンプユニットを設置します。  
設置場所が変わる場合は基礎工事や配管工事などが別途必要ですが、同じ場所に設置するのなら、その必要はありません。  
既存の土台を見て、必要に応じて改良を加えれば、そのまま再利用できます。  
設置後は、エコキュートが倒れないように器具で土台とつなぎ、しっかり固定します。

④配線(リモコンとヒートポンプユニット)の接続

器具でエコキュートを固定したあとは、配線の接続をおこないます。具体的にはリモコン配線とヒートポンプユニット配線、さらにアース線です。配線の接触不良が起こると各種エラーの原因になるため、慎重に行います。

⑤配管の接続

給水配管と接続口をかみ合うように密着させ、配管を接続していきます。この際に配管の組み方に変更が必要な場合は、別途作業が必要です。最後に給湯配管、給水配管を貯湯タンクユニットとつなぎます。

⑥ダクトカバー取付け、ヒートポンプユニットの接続

ダクトカバーから出てしまう箇所については、経年劣化を防ぐためにテープを巻いて保護します。とくに接続部を何もせずに放置すると、腐食の原因になるだけでなく、冬季の凍結にもつながるため、隙間なく保護していきます。そして最後にヒートポンプユニットを接続して、本体の交換工事は終了です。

⑦台所リモコン・浴室リモコンの取り付け

現在のリモコンを外し、交換したエコキュートのものと入れ替えます。一般的に、設置したあとには業者からの操作説明を受けることになるでしょう。

⑧試運転

すべての交換工事が終わったのならば、業者立ち会いのもとで試運転をおこないます。試運転に問題がなければ、交換作業は終了です。

交換チェックポイントまとめ

  • エコキュートの寿命は 約10~15年。10年経過したならば、そろそろ交換を検討した方が良いタイミング
  • エコキュートの交換にかかる費用相場は、施工費込みで35万~60万円程度
  • エコキュート交換を依頼する業者はインターネット専門店がお勧め
  • エコキュートの交換をする業者は、費用だけでなく保証内容も信頼できるところを選ぶ
  • エコキュートの交換費用は、抑えられるケースもあるので要確認
  • 修理よりも交換を選択した方がトータルで安くなるだけでなく、機能が向上しさらに節約になることも多い
  • エコキュートは、予算の範囲内で家族構成や地域にあったものを選ぶと良い

まとめ

今回は、エコキュート交換に適したタイミングや費用相場、業者選びのポイント、交換のメリットや交換の流れなど、交換前に知るべき事柄をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。  

エコキュートを交換するだけであっても、節約方法や業者の選び方、エコキュートの選び方など、知識がないと損をすることもあります。  
交換の際には、ぜひ上記をチェックして、交換に臨んでみてください。  
また、交換は計画的に行わないと、しばらくお湯が使えないといったトラブルが発生することがあります。  
実際に故障が起こってからではなく、エコキュートの寿命と言われる10年が近づいた段階で、早めに交換を検討し始めても良いかもしれません。  
エコキュートの交換や買い替えは、ぜひ急湯デポへお気軽にご相談ください。

この記事を書いたのは

施工管理部 大阪施工センター長

仲井 康朗

施工管理者 仲井 康朗 です。

給湯器工事に携わって10年。日々エコキュートの施工管理を行う傍ら、お客様にエコキュートの情報をお伝えする当ブログの監修もしています。

保有資格

  • 北海道 / ⻘森県 / 第二種電気工事士免状 第 164447号
  • 液化ガス設備士免状 大阪府 142762005【LPG】
  • ガス簡易内管施工士資格証 15990024【都市ガス】
  • ガス可とう管接続工事監督者講習修了証 27130129【都市ガス】県 / ⼭形県 / 島根県 / 沖縄県

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