
【令和6年能登半島地震】倒壊したエコキュートの交換工事例まとめ
2024年1月1日に発生した石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震で、倒壊および故障してしまったエコキュートの交換依頼が増えてきています。当社では被災地の復興支援およびエコキュートの交換対応を行っています。今回は、能登半島地震において被災したエコキュートの交換事例をまとめて紹介します。一刻も早い復興のため可能な限り対応させて頂いておりますので、お困りの際はぜひご相談ください。
令和6年能登半島地震の被害

今年1月1日に石川県能登地方を震源として発生した「令和6年能登半島地震」において、各地でさまざまな被害が報告されています。震災に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。
当社では震災直後から現地の被害状況を確認して、エコキュートの交換対応の準備を行ってきました。1月末頃に断水が解除されたエリアから次第に交換依頼のご連絡を頂くようになり、たびたび被災地に足を運んでいますが各所に残された激震の爪痕に被害の大きさを思い知らされています。

震災の影響でタンクが転倒・故障してしまい、断水が解除されてもお湯が使えないというご家庭も多いです。エコキュートが担う「給湯」は私たちの生活の中でもとくに重要なライフラインだからこそ、私たちも可能な限り復興支援に尽力したいと考えています。そのため、被災地から交換の依頼があった場合にはなんとか駆け付けようとスタッフを工面し対応しています。スタッフの手が足りない際には、代表の私自ら施工スタッフとして現場に足を運んで交換工事をすることもあります。普段現場で作業を行うことはありませんが、現地でお客様が喜んでくださる姿を見て改めて当社事業のやりがいを感じています。
震災の影響で倒壊・故障したエコキュートの交換工事例
ここからは今回の地震でタンクが倒壊したり故障してしまったエコキュートを実際に交換した際の様子を紹介します。
タンクが倒壊したEQを交換(石川県鳳珠郡能登町)

石川県鳳珠郡(ふげしぐん)能登町で、タンクが倒壊したエコキュートの交換工事を行いました。既設のエコキュート(三菱「SRT-W464」)は配管の一部が繋がったままタンクが頭から倒壊。これを撤去し、パワフル高圧給湯が魅力のダイキン「EQX37XFV」を設置しました。
タンク脚がすっぽ抜けて転倒したEQを交換(石川県鳳珠郡穴水町)

同じ石川県鳳珠郡(ふげしぐん)の穴水町でも、倒壊したタンクを撤去して新しいエコキュートに交換しました。こちらのタンクは脚がワッシャーのみで固定されていて、大きな揺れでタンクの脚がすっぽ抜けて転倒してしまったようです。既設のエコキュートを設置した施工業者による施工不良も倒壊の原因の一つとして考えられるので、エコキュートを設置する際は信頼できる施工業者を選ぶことが大切です。三菱の「SRT-HP46WX7」を撤去し、三菱「SRT-S466」を設置しました。
アンカーボルトが抜けて転倒したタンクを交換(石川県羽咋郡志賀町)

石川県羽咋郡(はくいぐん)志賀町では、前脚のアンカーボルトが抜けて転倒したエコキュートを交換。私たちが駆け付けた際にはお客様自身でタンクを起こし、鉄パイプで支えて使用されていましたが、転倒してしまった機器は危険なので極力ご自身では触らないようにしてください。すぐさま既設のエコキュート(ダイキンの「EQN46LFV」)を撤去し、こどもエコすまい支援事業の補助金対象のダイキン「EQN46XFV」を設置しました。
水道が復旧したエリアで緊急対応(石川県輪島市)

断水が続いていた石川県輪島市では、水道が復旧したタイミングで「お湯を使えるようにしてほしい」というご連絡を頂いて、すぐさま駆け付け交換工事を行いました。こちらもタンク脚を固定するアンカーボルトが抜けて転倒していました。倒壊したエコキュート(三菱「 SRT-S466」)を撤去して、給湯省エネ事業の補助金対象の三菱の「SRT-HP46WX5」を設置しました。
傾いたタンクを交換(石川県羽咋市)

石川県羽咋市(はくいし)では、地震によりタンクが傾いてしまったエコキュート(三菱の「SRT-W463」)の交換工事を行いました。タンクが傾いただけなら問題ないだろうと考える人もいるかもしれませんが、故障を引き起こしたり転倒したりするリスクが高く危険です。たとえお湯が使えていても、このような場合は施工店やメーカーに連絡してください。こちらはすでに故障してお湯が出ない状態だったので、新しいエコキュート(三菱「SRT-S466」)に交換しました。
震災で歪んだEQを撤去して交換(石川県輪島市)

石川県輪島市で行った交換工事では、歪んだエコキュート(三菱の「SRT-SK466D」)を撤去して新しい物に交換しました。地震でタンクやヒートポンプが大きく揺れたことが原因で、各所に歪みや凹みができてしまっていました。タンクを支える脚部も折れて傾いており、いつ転倒してもおかしくない状態です。かなり危険な状態だったため、すぐに工事を行い三菱「SRT-SK466D」を設置しました。
倒壊したタンクを交換(石川県輪島市)

同じく石川県輪島市で、倒壊したエコキュート(日立の「BHP-F46FD」)の交換工事を行いました。倒れたタンクの周りには屋根から剥がれ落ちた瓦が散乱していて、とくに揺れが大きかったエリアであったことが伺えます。水道が復旧したタイミングでご連絡を頂いたのですぐに駆け付け、日立の独自技術として高い評価を誇る「水道直圧給湯型」の「BHP-F46WD」に交換しました。
納屋で倒壊したEQを交換(石川県輪島市)

こちらも石川県輪島市で行った工事です。納屋に設置されたエコキュート(三菱の「SRT-W465」)のタンクが地震で倒壊してしまったため、新しいものに交換しました。配管がすっぽりと抜けてお湯が出ない状態だったので、水道復旧と共に駆けつけ三菱「SRT-S466」を設置しました。
傾いて凹んだタンクを交換(石川県輪島市)

石川県輪島市で、傾いた状態で凹んだタンクの交換工事を行いました。既設のエコキュート(三菱の「SRT-WK375D」)は、地震の揺れによってタンク脚が折れて凹んでしまっていました。その後もお湯は使えていたもののこの状態で使い続けるのは危険だということで交換工事のご依頼を頂き、三菱「SRT-S376」に交換しました。
傾いて破損したタンクを交換(新潟県上越市)

同じく能登半島震災の被害を受けた新潟県上越市では、地震によって傾いてしまったエコキュート(長府製作所「DO-466GPAH」)の交換工事を行いました。本体上部が大きく横揺れしたことによってアンカーボルトが緩み破損してしまったタンクを撤去して、ダイキン「EQX46XFV」を設置しました。
設置直後に倒壊したタンクを補助金利用で交換(石川県輪島市釜屋谷町)

能登半島地震から約3か月後、断水が解除されたと同時に石川県輪島市釜屋谷町に行き、被災したタンクの交換工事を行いました。設置したばかりだった三菱の最新のエコキュート「SRT-SK466D」が震災で倒壊してしまったとのことで、補助金を利用して新しいエコキュート(ダイキン「EQX46XFV」を設置)に交換しました。
配管が外れて倒壊したEQを交換(石川県輪島市)

同じ石川県輪島市で、能登地震によって倒壊してしまったエコキュートの交換工事を行いました。既設のタンクは激しい揺れによって配管などが外れてしまっていました。改めて地震の大きさを感じるとともに、日立のセミオートタイプのエコキュート「BE-A46CWU」をパナソニック「HE-J46LSS」に交換しました。
地震の揺れで歪んだタンクを交換(富山県黒部市)

同様に能登地震の被害を受けた富山県黒部市では、地震の揺れによってへこんでしまったタンクを交換。20年近く使われたダイキンの「EQ46GFV」を撤去し、パワフル高圧が魅力のダイキン「EQX46XFV」を設置しました。
当社では現在も被災地からの交換依頼に随時対応しています! また、2022年に東北エリアで地震が発生した際にもこのように被災したエコキュートの交換依頼が相次ぎ、当社では全国各地からスタッフを派遣して緊急対応してきました。被災地や倒壊したタンクの交換も多数工事実績があるので、お困りの際はぜひ一度ご相談ください。